アナウンサーブログ

市脇 康平

市脇 康平Kohei Ichiwaki

詳しいプロフィール

プロフィール

生年月日
1975年6月24日
出身地
愛知県豊田市出身
入社年月日
2000年10月入社

担当番組

「ちかくナルナル なるちか!」(土 午後5:00~)
「らぶちゅちゅ」(木 深夜0:20~)
「交通安全ココワンTube♪」(木 午後6:55~)
「高校野球実況」ほか

行く7月、来る8月。そして…2009年7月31日

いきなり「梅雨明け」でした。週間予報を見ると、明日の天気に傘マークがあったので、私はてっきり週明けの発表かと思っていただけに驚きました。でも梅雨明けしたと見られるということですなぁ。

そんな今月は「バタバタ」でした…。

土曜夜市の準備から始まり、高校野球開幕直前企画やすごすぎキッズの取材編集を抱えて、そのまま愛媛大会が始まる~ちゅうか始まってしまった~っていう感じで、ほとんど息つぎをせず水中を泳ぐ感覚で、31日現在は酸欠状態です(苦笑)。

さぁ8月はどうなることやら!世間では事実上、選挙戦が始まってますし、気がついたら中日ドラゴンズが首位に迫っているし!(←どさくさ紛れですけど、なにか?)

みなさまにとって、7月に比べて、素晴らしい8月となりますように…。

全ての球児に感謝します2009年7月30日

91回目の選手権、愛媛大会決勝は、西条が13対2で済美を破り、17年ぶり6回目の優勝を果たしました。

50年ぶりの全国制覇に向けて、大黒柱・秋山の活躍は欠かせませんが、球威と制球を生かした強気の組み立てをする森、秋山投手の後ろ5番を務める司馬、秋山同様1年生から注目されてきた徳永らのプレーが今から楽しみです。

14日に開幕した選手権は雨にたたられて、予定されていた日程からずれ込んでの閉幕となりました。その間に行われた熱戦は59試合。決勝ゲスト解説の岡部利一さんは、次のように大会を総括します。

「2回戦、3回戦に勝ち上がったチームを見ると、失点が実に少ない。さらに言えば失策も1つか2つ。改めて守れるチームが勝ち残ったことが分かりますね。そして、野村高校をはじめ、主力として2年生が活躍するケースも見られました。南宇和の上田、丹原の藤田康平など、投手なども楽しみなメンバーがいました。そのほか、55年ぶりノーシードからベスト4に入った今治工業の躍進は見事でしたね」

あれだけ日程がのびのびとなって、どうなることかと思ったんですが、終わってみると、あっという間でした。私も2年ぶり4回目の決勝を担当させてもらい、かつての若い世代も放送席で元気を分けてもらった気がします。

高校球児のみなさん、本当に今年もありがとうございました。

左側の人が燃え尽きていますが….jpg
←今年決勝を担当いただいた新田高校元主将・岡部利一さんです(右)。

愛媛大会のフィナーレはいかに2009年7月29日

きょう準決勝2試合がありました。その結果、勝ち上がったのは、第1シード・プロ注目の秋山投手を擁する西条、第3シード・去年夏の覇者である済美でした。

2000人を超す県内の野球部員で、あす決勝のベンチに入ることが許されているのは両チームあわせて選手40人。参加60校のうち58校の部員たちは、これまでに今年の夏を終えています。中には、高校野球の最後を終えたのをきっかけに、硬式野球に区切りをつける人も少なくありません。

今まで積み重ねてきた時間を思えば、1試合の時間はあまりにも短すぎます。プレーとして表現できるのはそのうち何分あるのでしょうか。とにかく凝縮された時間の中で戦わなければなりません。抱いてきた夢の実現のために、強い気持ちを持ってグラウンドに立つ選手にこそ、甲子園への切符が手に出来るのだと信じています。

夢半ばで敗れてしまった選手たちのためにも、ぜひ決勝の舞台に立つ両チームにはベストを尽くして欲しいと思います。

愛媛大会決勝「西条対済美」はあす正午プレイボールです。

景浦さんと2ショットです.jpg
きょうの準決勝2試合目担当コンビ。隣は松山商業OB・景浦隆男さんです。

最後は「健・康」リレーで…2009年7月28日

準々決勝第2試合・丹原高校のマウンドには藤田健吾(2年)がいました。背番号は10ですが、1回戦で先発を務めると、そこからの3試合すべて1人で投げぬきました。しかし、この試合では序盤に失点を重ね、8回を投げ終えたところで、マウンドを藤田康平(3年)に譲り、自らはレフトに回りました。

「自分は兄を抑えてくれると信じて、レフトからピッチングを見ていました」

試合後、菅監督は「中盤で立ち直りかけたので健吾でもいけたかもしれませんが、勢いを付けたかったんです。守備からリズムを作りたかったので、8回終えたところで気持ちを表に出して投球する康平を投げさせようと思ったんです」と起用の理由を明かしました。

そして、一番悔し涙に濡れていたのは弟・健吾でした。「兄からは自信を持っていけ!自分の投球をしろ!ってずっと言われていました。先発の役割が果たせなかったのがとにかく悔しいです」。

兄・康平はいつでもマウンドに上がれるようにと、試合の序盤からウォーミングアップを続けて、弟・健吾のピッチングを見守り、励まし続けました。健吾はその気持ちにずっと応えたかった。これまでは応えてきたはずなのに…。

「立ち上がりはまずかったけど、5回から7回までしっかりと今治西打線を抑えられたのは成長した証ですよね。あの兄弟は2人でよく走る姿を見ましたよ。だって、ずっと兄の背中を追いかけてきたわけですからね…」。背番号10の右腕が登板ごとに逞しさを増していく様子とその背景にある物語を口にしながら、菅監督は少し目を細めました。

「兄と2人でエース争いをできたことが一番の思い出です」そう締めくくった健吾。兄とのエース争いからも解放された彼は新たな夏に向け、坊っちゃんスタジアムを後にしました。

ナイターになりました.jpg
準々決勝4試合。全ての戦いが終わったのは午後7時を回っていました。

ベスト8が激突!2009年7月27日

今日で8強が「ようやく」出揃いました。翌日の中継準備のため、今日の日記はこちらをどうぞ。

早朝のグラウンド.jpg

4強に勝ち上がるのはどこだ!

出直してまいります2009年7月25日

きょうも雨のため、高校野球愛媛大会は中止となりました。

けさも球場にスタッフと共に出掛けておりまして、中止の報を耳にしたのは雨に濡れながら準備を進めている途中でした。選手たちもアップをしておりました。高野連の理事の方々も、お手伝いに来ている高校生も、球場整理の警備員も、すでにそれぞれの場所で動いていました。大会を運営されている方々も、本当にお疲れ様です…。

さ、気持ち切り替えていこーっ!

最後の夏を噛みしめる2009年7月24日

試合終了後、ゲームセットの瞬間まで全力で向き合った対戦相手とのあいさつを済ませると、全てのチームが応援してくれたスタンドに向かい、お礼の挨拶を行います。すると、スタンドは「勝っても負けても」温かく迎え、仲間やOBらが「勝敗に関係なく」校歌を贈る、そんな風景が繰り広げられます。

じっと校歌を聞く選手もいれば、一緒に口ずさむ選手もいます。そして、いつも応援してくれる人たちの顔を見ると、思わず涙がこぼれて言葉にならず、肩を震わせる選手もいます。

松山中央高校の向井渉主将は泣いていました。篠崎監督は言います。

「私は組み合わせを見て<西条と対戦したいな>と思っていたんです。そこまでやらなきゃって、選手たちに鼓舞させようとしたら、アイツが<西条と対戦するんだ。西条に勝つんだ>って言うんですよ。チームの雰囲気もまとまって、特に言うことはなかったですね」

他の記者の話によると、随分とやんちゃな性格だったそうです。それがキャプテンに就任して、今となっては他の選手を引っ張り、監督から全幅の信頼も得て、素晴らしいリーダーに成長しました。

向井主将は過去2試合ノーヒット。チームが勝ちあがる一方で、リードオフマンとしての働きが気がかりでした。しかし、3点リードされて迎えた第3打席。会心の当たりではありませんでしたが、好投手・西条の秋山から放った今大会初ヒットは、この試合における松山中央の初ヒットにもなりました。

彼も打ちたかったでしょうし、周りも打たせたかったでしょう。打球は何も言わないけれど、ふらりと上がったボールが外野の芝でポトリと落ちる…その軌跡を改めて追ってみた時、みんなの気持ちがぎゅっと詰まったヒットだったのかなぁと思いました。

試合は3対0で敗れました。最後のミーティングが終わった後、球場正面玄関を出たところで、仲間に、後輩に、何度も何度も肩を抱き合い、語りかける向井主将がいました。この瞬間だからこそ伝えられる、この瞬間だからこそ伝えなきゃいけないものがあったんだと思います。

人目をはばからず涙を流してもなお、そこにはキャプテンの姿がありました。

1塁キャンバス.jpg
試合開始前の1塁キャンバス。ここに立つことがあっても、得点に結び付けるまでには幾多の困難があるのです…。

大会が再開!2009年7月22日

「呪縛から解かれた気がします。これまで夏の2勝というのはなかったですので…」

スタンド風景.jpg

去年夏、坊っちゃんスタジアムで行われた2回戦で、新居浜東に敗れた大洲農業。この夏、同じ坊っちゃんスタジアムで行われた2回戦を突破、創部初の3回戦進出を決めました。チームを指揮する渡部宏司監督は試合後、穏やかな表情を見せていました。

「八幡浜工業の時も選手がそこそこ揃って<行ける>という年もあったんですが、そういう時に限って第1シードとか、そういう強いチームと対戦することが多くてね。ただ今年のチームは練習試合でも勝つのが難しかったのに、2つ勝てるなんて思わなかったですよ」

「今日は3年生を中心に頑張りました。2番手投手の富永も自らピンチを招きながら、自分で防いだのは収穫です。3回戦は中1日おきますが、この勢いでぶつかっていきたいですね…」渡部監督は大洲市内同士の対決となる帝京第五戦に向けて「本当の勝負はこれからですね」と静かに闘志を燃やしながらスタジアムを去りました。

ゲームセットの瞬間、サードのポジションで、小さくポンとその場でジャンプし、これまた小さくガッツポーズを作っていたのは江川嵐時主将。そう、今年の愛媛大会で選手宣誓を務めたキャプテンです。

「自分は勝たせてもらっている立場です。試合終了直後、改めてベンチを見て<よし、勝った>と思いました。去年とは違うメンバーだけど、今年も心強い仲間、優秀な後輩、頼もしい監督がいます。最初は硬かったけど、だんだんリラックスして試合を楽しめています」

そして、帝京第五戦に向けては「とにかく精一杯のプレーをしたいです。1点1点が大事になってくるので、今までやってきた事を帝京第五にぶつけていきます」と時折「はい!」という切れの良い返事を交えながら、こちらの目を真っ直ぐ見て、応えてくれました。

雨で日程がずれ込んだ愛媛大会ですが、あすの第1試合で第4シード・松山商業が登場。参加60校全てが夏の舞台に立ちます。

またしても大会6日目は…2009年7月21日

雨で中止です。球児たちの熱戦が見られないのは残念ですが、村上アナウンサーによるスタンドリポートも幻となりました。(そんな彼の悔しい気持ちは村上アナのブログに綴られていますので「暇があれば」見てやってください)。

さて、政治の世界では衆議院が解散し、総選挙が8月30日に行われるようです。はなはだ個人的感想ですが、政権交代をかけた歴史的な選挙になるかもしれないとはいえ、世界的な大不況など国民がさらされている状況が厳しい中、この国は本当に大丈夫なんでしょうか。40日もかけて(税金投入して)選挙する時間があれば、例えば審議に注ぐべき時間なんてのはもっとあるんじゃないのって思ったりして…。ちょいと辛口でした。ただ、これから大事な1票を投じる時がやってきますから、しっかりと見極めていきたいですね。

大会6日目は…2009年7月20日

2回戦に突入している愛媛大会。第1試合スタート後、松山は4回途中、今治は1回途中で、雨天ノーゲームとなりました。西条では試合があり、第2シードの今治西が登場するなど、シード校も続々と夏の舞台に立っています。

さて、全英オープンは昨夜からきょう未明にかけて最終日でした。優勝争いはプレーオフまでもつれこんだんですね(←翌日の中継に備えて途中で寝てしまいましたzzz)。ベテラン、トム・ワトソンが4アンダーでスタート。個人的には久保谷がスコアを崩す中、全英史上、そしてメジャー大会史上最高齢優勝者が誕生する事を期待していたんですが、最後は力負けでしたね。

さてさて、明日は晴れるかな?

大会5日目は今治へ①2009年7月19日

人数不足に悩むチームが増える中、津島高校は今大会登録メンバー11人。そのうち、1年生が2人。今日の小松高校戦には2年生6人、3年生3人の9人で臨みました(ランナーコーチも出場メンバーで行っていました)。

1回にエラーで失点するものの、3回に2番村中選手、3番谷脇選手、4番兵頭主将、5番森下選手の4連続ヒットで逆転に成功すると、続く4回には7番川崎選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、3対1へ。終盤は投手を含めたポジションチェンジでピンチを凌ぐなど、リードを守り抜いた津島は今治市営球場で校歌を歌うことが出来ました。

「1回ウラのエラーがあって、何とか取り返そうと思っていました。打ったのはストレートです。逆転はしましたが、2点差というのは少しヒヤヒヤしていました」自身通算2本目のホームランを打った川崎選手。

「自分のほぼ思い通りに投球ができました。自己採点は90点、四死球がなければ100点かと。スタミナ的には少ししんどかったです。投手、捕手、三塁手の3人が入れ替わるのは普段からやっていますから、特になんとも思っていませんでした」とは2年生エース、打順が1番の高橋投手。

「きょうは3年生3人が張り切ってやってくれましたよ。よぅやった。だってダブルプレーが2つでしょ、8回も1アウト3塁で4番を抑えたし…。ようここまでやってくれたよね」とは清家宣明監督。

3年生トリオの活躍は次の通り。2番の村中選手は4安打。3番谷脇選手は5回、1アウト2塁でライトフライをキャッチすると、3塁への好送球で捕殺に成功。「フライが上がった瞬間、タッチアップありと思いました。思い切り投げただけですが、今までの成果が出せて嬉しいです」とニッコリ。

4番兵頭は主将であり、捕手であり、2番手の投手として7回2アウトから1回と3分の1を無失点に抑えました。8回には1アウト2塁で相手4番との対決、2球目を打たせてファーストファールフライでした。「マウンドに上がった時、実は足が震えていました。打ち取ったボール?いや~その場面を覚えてないんです。すみません。でも初戦突破して…感動しています、はい。鳥肌が立ちました」と興奮を抑えられない様子でした。

9人で接戦をものにした津島、2回戦は坊っちゃんスタジアムでの南宇和戦です。

高橋投手は「緊張するかもしれませんが楽しみです」。
川崎選手は「向こうには良いピッチャーもいますが、楽しんで思い切ってやりたい。もちろん次もフルスイングで行きます」。
兵頭主将は「少ない人数でも勝ったことは良いアピールになります。次は勝っても負けても悔いの残らないように。とにかくチームを盛り上げて、楽しくやりたいです」。

今治で.jpg

大会5日目は今治へ②2009年7月19日

「なんであんな野球部の応援に行かなきゃ行けないんだと言われないように指導してきたんですが、この結果はホント出来すぎですね」

土居高校野球部就任3年目、和田健太郎監督は試合終了後、選手たちがグラウンドを整備する中、何度も何度もタオルで汗をぬぐってから、スケジュール帳を取り出し、ペンを走らせました。

「う~ん、それでも2試合目のことは何も考えられないですね。今日は普段あんまり打たない奴が打って、先制点が取れたから先発投手もテンポよく投げられて…全く予想していませんでした」

土居は1回、2回と連続安打も絡めて4点をリード。1点を返された3回ウラ、ビッグプレーが生まれます。1アウト1塁3塁の場面、低い弾道の鋭い打球がショートへ。硬くなった黒土でバウンドしたのはわずか1回、打者が完全に捉えたボールは初速の勢いそのままに外野に抜けていくのかと思いました。

「あれは大きかったですよね。うちにとってはアンラッキーでした。あれが抜けていれば、もっと点が取れたはずですしね。抽選会直前に対戦した時は6対1で、うちが勝たせてもらっていました。ただ、今日みたいなスコアもありうるなという気持ちはどこかでありました」

新居浜工業高校の大西宏武監督は悔しさを抑えながら、その場面を振り返りました。結果は6-4-3のダブルプレー。新居浜工業の追い上げムードを断ち切る大きなプレーで、土居は4回以降も主導権を離さず、7回コールドで5年ぶりの勝利を掴みました。

1塁側のスタンドへの挨拶を済ませると、和田監督は選手たちをすぐベンチ前に呼び寄せて、次のように語りかけました。「お前たちは確かによくやったと思う。しかし、チャラチャラ浮付いた気持ちなんかになってはいけない」と伝えました。そして、そのメッセージには自らも含めて戒めとともに、自分たちの新たな目標に向けて、気を引き締めているようにも見えました。

土居はベンチ入りの選手が1年生を含めても上限枠の20人に達していません。和田監督は、こんなことを話してくれました。「少ない人数でもやれるって勇気づけられています」と。

今治にて.jpg

大会4日目2009年7月18日

「新人戦の1回戦で大洲農業と対戦した時、7対0で7回を迎えたら気が緩んだのか、3イニングで9点を取られて逆転されたんですね。でも9回ウラに3点を取ってサヨナラ勝ちして。どんな時もベンチが元気なんですね」

川之石高校・二宮成夫監督が汗を拭いながら、去年夏、新チームのスタートを振り返りました。

川之石は松山での第3試合に登場。強豪・宇和島東に3点先行されますが、5回に3点を奪って同点。7回には一打勝ち越しの場面を迎えました。1アウト1塁3塁で、先発を務めていたエースで4番の松本投手に打順が回ります。

「ストレートを捉えました。(打った瞬間は抜けると思ったか?)…いや、すぐに正面だと分かりました。日頃の積み重ねなんでしょうか…」

鋭い打球はサードのグラブに直接収まり、サードからの送球はファーストへ。飛び出していた1塁ランナーが再びキャンバスへたどりつく前に、送球はファーストミットへ達しました。チャンスが一瞬にして潰えます。

「4点目を取ってリードしたら投手を松本から藤川へすぐ交代する予定でした。えぇ。リードしたらすぐにですよ。ただ4点目を取れなかったのが残念です。でも同点で交代したとしたら、この結果はかわったんでしょうか…」

思い通りにならない展開に、二宮監督は試合後も悩んでいました。いや、思い通りにならないことを考慮しても、この悩みがすぐには解決されるわけではありませんが。直後の守りで4失点を喫し、勝ち越しを許す中、藤川選手が先発ポジションのセカンドからマウンドへ上がりました。

7対3で迎えた最終回。二宮監督がベンチを見ると、そこにはあきらめない気持ちを前面に出して、大声を張り上げている選手たちの姿がありました。「どんな時も明るいんですよ。リードされても悲壮感がない。だから9回ノーアウト満塁というチャンスを作ったんだと思いますよ」

1点を返して、なおも2アウト2塁3塁で、再び4番・松本投手に打順が巡ってきました。「まっすぐを意識していました。もちろん正面にある1塁ベンチからの声も届いていましたが…」再びストレートを捉えますが、結果はファーストへのファールフライ。この試合、最後の打者となってしまいました。

松本投手はそれまでの打席でデッドボールとなってからも、黙々とプレーを続けました。二宮監督も「痛いなんて、一言も言わなかった」と付け足すように、エースのプライドをかけた戦いは自分自身に対して、相手チームに対して、ベンチに対して、続いていたようです。

試合後、松本投手は肩を落として、少しずつ口を開きました。「悔しいけど、力は全部出せた。春は宇和島東に敗れたので、ここで決着をつけようと思っていました。どんなことがあっても勝とうと、強気で行こうと決めていました。後輩たちには1球1球真剣にボールと向き合って欲しいし、宇和島東と対戦することがあれば是非勝って欲しい」と締めくくりました。

2時間18分、川之石の夏のチャレンジが終わりました。

大会3日目2009年7月16日

「生徒が1イニングずつ成長するんですよ。おっ、コイツこんな声をかけるんやな。あっ、今度はこういう姿も見せるんだなって。私が指導してまだ3ヵ月ですから、今日はこの3ヵ月の成果の発表会だよと言って、試合に送り出しました。すると生徒はいろんな面を見せてくれました。まぁこちらは気持ちが昂りっぱなしでしたけどね…」

この春に大洲農業高校から転勤し、現在は三間高校で野球部監督を務めている兵藤和彦監督は笑顔で試合を振り返りました。

「大差になったけど、生徒が考えてプレーしているのが手に取るように分かったんです。外野手はすべて1年生で、とにかく悩みながらのプレーだったんですが、試合をこなしながら、それぞれポジショニングを修正していましたね」

今年の三間高校野球部は3年生が1人。下級生が8人。女子マネージャーが4月に2人入ったものの、グラウンドに立つ選手は9人。この人数で全てをこなさなければなりませんでした。

「1人でも休んだらダメな状態でしたが、とてもまとまりのあるチームだと思いました。新しく来てくれた監督には感謝しています…」唯一の3年生・藤原主将はそう口にしました。試合は20点を追いかける5回、その藤原主将に打順が回ってきます。

「ここで打たないと負けると思いました。とにかく全力でバットを振りました」

兵藤監督も背中を押しました。

「この試合、相手投手のコントロールが良いと見ていました。だから生徒たちには外の低めを振っていこうと伝えました。ボールを待って<しまった!>と思うんじゃなくて、とにかく積極的にバットを振っていこうって、そう言っていましたから…」

藤原主将は内野ゴロとなりますが、後続の2年生・松田選手がバットを強振すると、打球はサード右へ。「打った瞬間はサードゴロだと思ったけど、打球がそのまま抜けていきました。先輩にとっては最後の夏なので、次につなげたかったし、1点をどうしても欲しかったんです」

三間は松田選手のチーム初ヒットなどで塁上にランナーを送るものの、最後までホームベースを駆け抜ける選手は1人もなく、試合は終わっていきました。20対0、5回コールドでした。

藤原主将は淡々と夏の終わりをこう締めくくりました。

「試合終了の瞬間、あぁ夏が終わったと思いました。ただ、その実感はまだないです。自分たちのミスもあったけど、精一杯プレーしたので悔いはないです。(後輩たちに向けては)91回目の夏よりも強くなってくれたら…強くなって欲しいです」

先述の松田選手は「(坊っちゃんスタジアムの)外野は広かったです。外から見たときとは違って、グラウンドに立ってみると、距離感が掴みづらかったなぁ。坊っちゃんスタジアムは昔から憧れていたので、プレーできて嬉しかった。でもチャンスがあればマウンドにも上がってみたい」と、早くも次の夏に向けた思いがすでに芽生えていました。

藤原主将が抜けると8人になってしまう三間高校野球部。次の夏に向けて、すぐに厳しい現状が待ち構えていますが、兵藤監督はこう応えました。「校内の野球経験者に積極的に声をかけていきたい。坊っちゃんスタジアムで野球やろうって」

一つの夏が終わった今、終われない夏が始まろうとしています。

きょうのスタジアムの空は.jpg
~試合前より~
昨日からの雨に備えて、今朝グラウンドにはブルーシートがかけられていました。選手たちのプレーを支えているのは身の回りの人だけじゃなくて、ここスタジアムにもいるんです。

大会2日目2009年7月15日

松山での第3試合「愛媛大学農学部附属農業高校・愛媛大学附属高校対小田高校」は両チームの先発投手の踏ん張り、ならびに守備陣の懸命のプレーもあり、終盤まで1点差という接戦になりました。

小田高校エース・諏訪弘太主将「サインは2年生の宮本捕手に任せてました。サインを出してもらい、違うと思ったら首を振るという具合で。ヒット8本で2失点だから、ピッチングは良かったと思います。ただ廣瀬選手に打たれて…そこを抑えられず悔しいです。スライダーが中に入って、甘くなりました」

1対1の同点で迎えた5回ウラ、「勝手に体が反応した」と振り返る愛大附農・附属高校3番・廣瀬選手にレフトオーバータイムリーヒットが出て、試合が動きました。そして、2対1で迎えた9回表、2アウト2塁で打席に立ったのは諏訪主将でした。

「それまで2本ヒットも打っていたし、当然ここも打つつもりだった。しかし<決めてやろう>とした部分もあってか、簡単に手を出してしまったし、力も入ってしまった。あのチャンスで1本打つことができず、申し訳ないと思う」

放たれた打球はレフトのグラブに直接収まり、試合は終わりました。

「仲間たちにはありがとうって言いたいです。2年生も4人試合に出ていたので、この経験を生かしていいチームを作って欲しい。俺たちの分も頑張って欲しい」…このコメントの時も試合中同様、ほとんど感情を表に出さず、時折左腕で顔をつたう汗を拭っていました。

今年4月から小田高校に赴任、同時に野球部監督に就任した若藤太監督。「選手には<思い切っていけ>とだけ伝えました。今までやってきた事を出せ!ということです。諏訪はベストピッチですよ。(試合前はエラーや四球で自滅しなければと思っていたが)ノーエラーですし、ベストゲームです」

試合前から天候が急変する中、コンディションに関係なく集中力を切らさず、引き締まったプレーについつい引き込まれていった放送席でした。

音声さんのセッティング風景.jpg
~試合前より~
スタジアム内にはボールが金属バットに当たる音、スタンドの歓声など、いろいろな音を収録するためのマイクが仕掛けられています。今回は音声担当Kさんのセッティング風景でした。

開幕しました2009年7月14日

全国高校野球選手権愛媛大会がきょう開幕。開会式の華、選手宣誓は大洲農業・江川嵐時主将が堂々と務め上げました。

宣誓、我々、選手一堂は、
多くの方々に支えられ、教えられ、友と一緒に汗を流し、心と、技と、体を鍛えてきました。

「汗を流して、己の道を悟る。」

まさに流汗悟道の教えのもと、仲間とともに、野球ができる素晴らしさを実感しています。
我々の熱い思いを胸に、甲子園という夢の舞台に向かって、この大空のもと、最後まで諦めず、全力でプレーすることをここに誓います。

…いろいろな選手宣誓を見聞きしますが、いずれも素晴らしいものであり、教わることは年齢に関係ないですね。改めて背筋が伸びるような思いをしました。

開会式直前.jpg

大会はますます熱を帯びていきます。あすは2日目、どんなドラマを球児たちは描くのか?
誰も知らない、誰にも分からない、その行方を出来る限り、しっかり見届けようと思います。

お礼申し上げます2009年7月13日

7月11日、土曜夜市で「ココロン夏フェスタ」を(CMでの予告どおり?)開催いたしました。

慣れない点もあり、お見苦しい点もあったかと思いますが、イベントを楽しみに駆けつけてくださった方はもちろん、物珍しさに立ちどまっていただけた方からたまたま通りかかって下さった方、行きたくても諸事情のため辿り着けなかった方などなど、皆々様に厚く御礼申し上げます。

オノマトペのライブはステージそばで拝見しましたが、ちょうど午後7時を過ぎた辺りでの1曲目「あかねいろ」を聴きながら思わず郷愁に誘われてしまい、はっぴいえんどのカバーで「風をあつめて」あたりではもうメロディに身を委ねるしかなかったですね。あの時間帯だけですね、進行のことを忘れて、ちょいと幸せな時間にさせてもらいました。もちろんeat高校野球中継テーマ曲「グラフィカ」も感動ものでした(リハーサルの時から数えると2度も聴けて嬉しかったですね♪)。

ムラケンジャーショーは今回の夏フェスタで真っ先に企画案が通ったものというか、スタッフも「やらなきゃダメでしょ」的な雰囲気で村上アナには相当なプレッシャーをかけてしまいました(苦笑)。さらにはムラケンジャーショーのために「前日からの打ち合わせ」も含めて、マスターをはじめ、いろんな方にもご協力していただき、この場を借りてお礼を申し上げます。

高校野球スペシャルトークではクイズ形式で見どころをお伝えするはずでしたが、構成段階で仕掛けを詰めすぎたため?大澤アナと岡部利一さんの面白トークをもっと引き出せなかった部分が個人的に反省しております。限られた時間でしたが、それにもめげず、お2人にはいろいろお話をしていただき、今年から中継の見方がちょっぴり変わるのではないかと思います。

それからアナウンサー陣によるアナトークはなぜか「絵描き大会」となりましたけど、画伯・大澤アナに負けじと矢佐間アナの力作あり(詳細は彼女の日記をご参照下さい)、2年目の大角・五月女の真面目な仕上がりあり、高校時代の美術部でどうのこうのって言っていた村上アナのオモローな作品もあり、そのフォロートークも含めて、お楽しみいただけたんじゃないかと…思います(笑)。

午後5時スタートで気がつけば8時半近くになっていました。このイベントに関心をもっていただいた方はもちろん、関わっていただいたスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした!さぁ~これからが夏本番、まずはあす開幕の高校野球モードへスイッチだ!

暑中お見舞い申し上げます2009年7月 8日

きのうは24節季の1つ「小暑」。「暑中見舞い」はここから立秋前日までとなります。

そこで…私からはこんな暑中見舞いを用意しました!

暑いですね!.jpg

ますます暑さが厳しくなりますが、くれぐれもお体をご自愛くださいませ。

まもなく開幕ですね2009年7月 4日

14日開幕の全国高校野球選手権愛媛大会、3年生にとってはまさに集大成、泣いても笑っても最後の公式戦。各校はそろそろ仕上げの時間に入りつつあります。この週末も県内、あるいは県外でのトレーニングマッチに励んでいるようです。

きょうも時間の許す限り、松山市内の2校をはしごしました。場合によっては、県内同士の対戦を避けるため、県外の強豪校がやってきて対戦します。全国でも通用するチーム同士の、大会直前の真剣勝負、これを垣間見られるのは自分にとっても刺激になり、勉強になりますね。

残りわずかの時間、選手に負けないようにこちらも調整したいところです。

追伸:渇水が解消されてきたきのう夜、にわか雨が降りました。お月様ちょっとだけ隠れてしまったけれど、しばらくしたら雨は上がりました。

あまりにも不意に降り出したうえに、雨脚が強くなったりして、その程度は強弱さまざまでしたが、考えてみたら(…いや考えることもなく)止まない雨ってないんですよね。

がむしゃらに雨を振り払おうと頑張るのも1つだけど、その雨に耐えて差し込む光を待つのも1つかなと、ふと思いました。シーンこそ違えども、次のステップに進むチャンスって、必ずやってくるんじゃないかと思うんですよね。特に落ち込みそうな時は(苦笑)。

暗闇から落ちてくる雨粒に打たれ、ほんのつかの間、ぼんやりと考えた金曜の夜でした。

わが母校は20日に初戦!2009年7月 2日

さきほどインターネットで確認しました、11日開幕の全国高校野球選手権愛知大会。

わが母校・豊田南高校は2回戦から登場、初戦は20日に阿久比球場で「半田対南山」の勝者と対戦することになりました。今回はEゾーンに入りましたが、このゾーンにはシード校として愛工大名電の姿が!3回戦からのスタートです。

現地の情報によりますと「愛工大名電は春の県大会を制しており、投手陣が豊富。総合力で群を抜く」んだとか。わが母校が勝ち上がりますと、4回戦で戦う「可能性」があります。果たして、対戦はあるのか?

追伸:そういえば、先日の石川遼くんは凄かったですね。OB2連発などありましたが、ピンに当ててイーグルとなったスーパーアプローチショットを見ましたけれど、あれだけの結果を引き寄せる運の強さは真似できません。THEOPENはどういうスコアになるのか分かりませんが、全てが彼のノウハウとして生きてくるのは間違いないので、これからも楽しみですねぇ。

アナウンサールーム

アナウンサー
坂口 愛美

■坂口 愛美

吉井 万結

■吉井 万結

大堀 結衣

■大堀 結衣

長廻 雅美

■長廻 雅美

大沢 寧工

■大沢 寧工

市脇 康平

■市脇 康平

村上 健太郎

■村上 健太郎

戸谷 勇斗

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