アナウンサーブログ

大澤 寧工

大澤 寧工Yasunori Osawa

詳しいプロフィール

プロフィール

生年月日
1972年8月21日
出身地
愛媛県今治市 95年から松山
入社年月日
1995年入社

担当番組

「スーパーJチャンネルえひめ」(月~金 午後4:48~)
「ふるさと応援TV えひめのミカタ」(水 午後8:54~)
「高校野球実況」、「eatふるさとCM大賞えひめ」ほか

ありがとうの夏。2008年7月28日

今年も、夏は間違いなく熱かった。

この一球、この一打のために、彼らは険しい山道を登ってきた。

情熱がほとばしるスタジアム、夏の日差しが彼らを大きくした。

グラウンドに染み込んだ涙、悔しくてとめどなく溢れた。

空は青く高かった。

入道雲に力をもらった。

勝者は敗者を称え、敗者は勝者にエールを贈る。

夏舞台を去るとき、彼らが口にしたのは「ありがとう。」

夢は受け継がれ大きくなった。

夏はまだ続く。


そして、夏はまた来る。

繋がる夢。2008年7月22日

試合は延長に入っていた。

10回裏、2アウトランナーなし。

差は1点。

彼は静かにバッターボックスに入った。


王者は追い詰められていた。

ホームベースが遠い。

夢へ続く道は、ここで閉ざされてしまうのか。


夏、春、夏、春、4度その場に足を運んだ。

先輩たちが繋いできた夢。

後輩たちへ繋ぐ夢。


常勝チームのキャプテンはもがいていた。

打てない。守れない。彼は苦しんでいた。

練習しかない。

死に物狂いでバットを振った。

声を出した。

ボールを追った。


果たして、最後の夏。

彼は躍動した。

打撃でチームを引っ張り、キャッチャーとしてエースを鼓舞した。

ピンチでは彼を中心に輪が出来た。

差はわずかに一点。

ツーアウトランナーなし。

カウントはツースリー。

マウンドから投じられたストレート。

きわどい球。

彼はバットを振らなかった。

判定はボール。

見極めた。

表情を変えず、一塁に走った。

繋いだ。


しかし、夢は繋がらなかった。

しかし。

そう思える。

繋がっているに違いない。

新たな夢は、涙の向こうで、もう動き始めている。

泥色の涙。2008年7月20日

いったい彼はどれだけの物を背負ってきたのだろう。

伝統校のキャプテンにして4番バッター。チームの期待を一心に集めた。
「みんなの期待に応えたい。」
苦しい練習に耐えた。夢に向かってスタートを切った。

そんな矢先だった。

部内で「暴力事件」が発覚。

突然、夢が閉ざされた。そして、自分を責めた。激しく揺れた。

仲間の多くがグラウンドを去った。辛かった。

しかし、彼は、再び歩みだすことを決めた。

「全力疾走」「最大発声」。

全力で走り、球を追った。腹の底から張り上げた声は途切れることがなかった。

彼は仲間を信じ、仲間は彼を信じた。
一途に、一途に時が流れた。


夏が来た。

夢には届かなかった。

大柄な体の背筋を伸ばし、彼は堂々と現われた。

泥だらけのユニフォームが雄弁に語っている。

彼は立派に、やり遂げた。


頬をつたう泥色の涙が、輝いて見えた。


夏の歩みは止まらない。

笑顔のリレー。2008年7月16日

日に焼けた顔に白い歯。

グラウンドのここかしこで笑顔が弾けた。

キャプテンから仲間たちへ、先輩から後輩へ、応援席からグラウンドへ。

笑顔のリレーがスタジアムを駆け巡る。

苦しい場面もたくさんあった。

それでも笑顔は消えなかった。


夏の空にサイレンの音。

そして笑顔は、涙に変わった。

それでも笑顔のリレーは終わらない。

勝者に託されたバトンは夢へと繋がっていく。


きのうまでの薄い雲は、入道雲に変わっていた。

夏はいよいよ、熱くなる。

ありがとうの空。2008年7月15日

その日の空はとりわけ青かった。
そして、透き通るように見えた。

マウンドの周りで肩を組んだ。空を見上げた。
「監督が見守ってくれている。」


彼は熱い男だった。真っ黒に日焼けした顔。よく怒られた。

思い出す言葉がある。

「夢を大切に」。


相手は強豪校、強かった。何度も何度もホームベースを駆け抜けていく。
でも、下を向くものはいなかった。

「上から見ている人がいるから。」
だから、夢にひたむきになれた。

だから、涙があふれた。

静かになったスタジアムに涼しい風が舞い込んだ。

もう一度、空を見上げて、「ありがとう」を伝えた。

彼は、笑っているように見えた。

夏のエース2008年7月13日

試合後、涙が止まらなかった。

「ストライクが入らない。」

決勝点は押し出しのフォアボール。

それでも先輩たちは彼を責めることはなかった。


1年が過ぎ、彼は夏の舞台に帰ってきた。

エースでキャプテン。

マウンドで力いっぱい腕を振る。

毎回のようにピンチがやってきた。

しかし、むしろそうなってから、彼は強かった。

ピンチに真っ向から立ち向かう。攻めた。攻めた。

「ストライク」のコールには派手なガッツポーズで応えてみせた。

ミスも出た。

それでも彼は、信じて投げた。自分と、仲間を、信じて投げた。

152球。

試合後、ベンチの前で校歌を聴いた。

夏のエースは潔く、晴れやかに去った。

夏のはじまり。2008年7月12日

今年も夏が始まりました。90回の記念の夏です。

夏の始まりを告げる「開会式」。

1000人を超える少年たちがスタジアムに描く夏の夢。

彼らの、歩んできた道のりには、1000を超える「物語」があります。
夏の太陽は、その物語に平等に光を照らします。

やさしい光です。


試合が始まると「勝者」と「敗者」が生まれます。
夢に近づく「勝者」と誇り高き「敗者」。

誇り高き「敗者」は夢を託します。そして勝者は物語を背負うのです。

たったひとつの「勝者」が夢をその手に掴んだ時、
1000の物語は1つになるのです。

今年も夏が始まりました。

アナウンサールーム

アナウンサー
坂口 愛美

■坂口 愛美

吉井 万結

■吉井 万結

大堀 結衣

■大堀 結衣

長廻 雅美

■長廻 雅美

矢端 名結

■矢端 名結

大沢 寧工

■大沢 寧工

市脇 康平

■市脇 康平

村上 健太郎

■村上 健太郎

戸谷 勇斗

■戸谷 勇斗

月別ブログ

Get Adobe FlashPlayer
このサイトをご覧になるためにはAdobe Flash Player7以上が必要です
週間番組表
  • スーパーJチャンネルえひめ
  • ちかくナルナル なるちか!
  • らぶちゅちゅ
  • JA共済Presents えひめ農産品だより
  • ON&OFF~えひめリーダーの素顔~
  • ふるさと応援TV えひめのミカタ
  • 交通安全 ココワンTube♪
  • グッチョイ!
  • りんごとミカン
  • 放送番組の違法配信撲滅キャンペーン

ページの先頭へ

Get Adobe Reader
PDFマークがついてるコンテンツはAdobe Acrobat Reader4.0以上が必要です
Get Adobe FlashPlayer
このサイトをご覧になるためにはAdobe Flash Player7以上が必要です