番組審議会

第67回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成13年10月29日(月) 午後3時
2. 課題番組:「復活!坊っちゃん列車 ~夢を乗せて21世紀を走る~」
          平成13年10月8日(月・祝日) 15時00分~15時55分(55分)放送
3. 記事の概要:
・俳句の引用ミスや用語の不適切が目立ち、ナレーション原稿の推敲の不十分さ、作りの粗雑さを感じさせる。

・現代の街並みの中を走る姿には違和感がある。また、番組の中で「方言」を活用すればレトロな雰囲気を醸し出す一つの道具になり得たのではないか。

・藤岡弘さんのナレーションについて、評価が分かれた。

・伊予鉄道のプロモーション番組のような感じを与えかねないようなところがある。昔の風景をふんだんに取り入れているところは、我が松山を再認識させる意味では良い。こういう番組は地域からの情報発信の貴重な機会だと思うので、今後も是非いろいろな角度から番組制作に取り組んでいただきたい。

・「お祝い」という番組の性格上やむを得ないと思うが、もう少し坊っちゃん列車復活にあたっての関係者の努力、苦労話を盛り込んでいただきたかった。いろいろな規制ががんじがらめにあって実現までに随分苦労されている。「規制緩和」ということが叫ばれているが、一つの町おこし」のためにどれほど苦労したのか、こんなに「規制」があるのだという苦労話を中心に据えたほうが、見ている住民としても面白い。

・番組全体としては、あっさりした仕上がりで、見やすかった。

・坊っちゃん列車を走らせるということ自体は、松山城、道後温泉と並ぶ観光の目玉として、観光客が楽しむものとして、有ってよいが料金が高い。しかし、それだけの運賃を設定するには、それだけ関係者の苦労があったのだから、苦労話をもっと取り入れればよかった。

・この番組の趣旨が観光案内のようなものなのか、苦労話なのかがはっきりしていない。記録としての側面は別として、その辺りをはっきりさせるはうが良かった。

・5月のプロジェクト始動から10月の営業運転開始までのプロセスを丹念に追った記録として貴重なものだ。ただ、「町おこし」の苦労や「あの坊っちゃん列車を復活させよう」という楽しみの部分が欲しかった。市民の心意気、あるいは、たんなる観光資源という要素だけでなく、今と昔を繋ぐもの、実際に市民が生活に活かしていくという要素を前面に押し出したほうが良かった。

・冒頭の部分で「芸予地震やえひめ丸沈没といった暗い事件を吹き飛ばす、ひさびさに明るい話題として坊っちゃん列車が…」という始めかたをしているが、これは比較する次元が違いすぎていて、並べて論じるという性格のものではありえないし、並べてはならない。世間の顰蹙を買うことになりかねない。えひめ丸事件も非常にデリケートな展開を見せはじめているし、もう少し細かい配慮が必要だ。

・再放送の時間設定が、土曜日の深夜ということになると、再放送する意義がなくなってしまう。

・あれだけの機関車をわずか四ケ月ほどで製作できるというのは実は驚異的なことである。特に回転盤については、技術面から見ると大変難しいことで、スタッフの苦労もいかばかりかと偲ばれる。今、製造業界では、製造に携わる人たちの技術が正当に評価されない時代を迎えていて、苦しい状態に至っている。そういう中であの回転板の部分を取り上げていただいたのは、技術面での苦労を分かって頂いている感じがして喜ばしい。

・番組としては、昔の街並みの写真がふんだんに出てきて、懐かしいような思いはしたが、なんとなくまとまりがない。

・番組の副題が内容を反映していない。この副題で視聴者が期待するものが番組内容として出てきていない。いささかミスリーディングである。

ページの先頭へ

Get Adobe Reader
PDFマークがついてるコンテンツはAdobe Acrobat Reader4.0以上が必要です
Get Adobe FlashPlayer
このサイトをご覧になるためにはAdobe Flash Player7以上が必要です