番組審議会

第74回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成14年6月25日(火) 午後3時
2. 課題番組:「旅の香り、時の遊び」
          毎週火曜日 19時00分~19時54分(54分)放送
3. 記事の概要:
・グルメ、おしゃれ、ゴージャス、おしゃべり付きの「旅」番組も、今やマンネリではと思われる。

・内容的には、同種と思われる旅番組が他にもいろいろあり、新味に欠ける。

・軽くて見やすく、あっさりとした仕上がりで、番組に出てくる風景などは、確かに美しい。「癒し」のようなものが感じられた。

・このタイプの番組の一つの注目点としては、生活に即役立つ情報があるかどうかというところがあるが、東京情報がほとんどで、地方の人にとってはあまり役には立たない。

・この番組の放送時間帯には、他局が高視聴率の番組を揃えており、どうしても他の局のレギュラー番組が休止のときとか、他に見る番組がないときに、やむを得ず見るということになる。

・「癒し」というテーマですが、実際に体験しているタレントはともかく、見ている方がそれを見て癒されるものなのか疑問である。

・また、内容的に、旅行、グルメ、健康など、欲張りすぎているように思われる。

・今、脚光を浴びている「ツーリズム」に着目し、たとえば、いま30歳代から50歳代の女性の間で注目されている「スポーツと組み合わされたツーリズム」などの応用型として「エステとツーリズム」「グルメとツーリズム」といった、「ツーリズム」という枠組みを試みるという構成、いまの女性の関心を意識した構成ではないか。そういう女性にとっては、なかなか面白いテキストになっていくかもしれない。あるいは、旅行の企画のヒントとして役立つようなもの、手がかりのようなものになる可能性はある。

・女性を意識した番組だとすれば、この時間帯はまずい。番組としてターゲットにしているような女性は、この時間にはまだ帰宅していない。テレビがみられる状況にはない。もっと遅い時間帯か、土曜、日曜などゆとりのある時間でないと、見てもらえない。

・氷川きよしさんについては、ちょっととぼけたところが面白くて、彼のとぼけたところが「なごみ」になっている。妙にテンションが高い人より、彼のような人のほうが番組としては適任だ。

・この種の番組にありがちな、ショッピング情報のようなものがないのは、安っぽくなくて良い。

・なぜ「旅イコール食」になるのか。「断食」も形を変えた「食」である。また、「食」を取り上げるとしても、もう少し庶民的な、リーズナブルなものにしないと、ああいう高級な料理だと、普通の人には縁遠い感じを与えてしまう。氷川きよしさんは庶民的な印象で良い。

・タイトルの「旅の香り、時の遊び」というのはロマンチックな感じがして、鋭いタイトル、すごい番組ではないかと期待し。確かに、旅は「空間の移動」という外観をとるが、「時を旅する」という要素が大いにある。しかし、実際の番組内容は、必ずしもそういうものではない。「癒し」という意味でも、もう少し「時を旅する」という部分、たとえば、忘れられないところに何十年ぶりに行って見るというような要素を盛り込めばよいと思うが、そういう意味ではちょっとあてが外れた。

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