番組審議会

第80回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成15年2月25日(火) 午後3時
2. 課題番組:「人生の楽園」
          毎週土曜日 18時00分~18時30分(30分)放送
3. 記事の概要:
<第一部 委員長、副委員長の選出>

愛媛朝日テレビ放送番組審議会規程に基づき、委員の互選の結果、出席委員全員の賛成により望月清人委員が委員長、村上景一委員が副委員長にそれぞれ選出された。

<第二部 番組等の審議>
・このような癒し系の番組は、土曜日の午後六時からという放送時間帯に合っている。

・のんびりテレビを見ながら御飯を食べるのにうってつけの番組である。

・自分たちが歳を取った時にも続いていたらいい番組だと思った。

・30分という時間設定が非常にいい。これが、60分とか、それを超えるとかいう時間だと、見ていて疲れるし、忙しい人には、見る見ないの段階で切り捨てられる。見たあと何となく余韻が残る、そういう時間に収まっている。

・無駄なシーンがひとつもなく、登場人物のどこにポイントをあてるかが明解なので伝わりやすい。

・真剣に内容を吟味しながら見るというような性質の番組ではなく、BGM的に、気楽に見られる番組ではないか。番組の存在価値としては、そういう部分も大きい。テレビの前に座って真剣に見るという見方だといろいろ枝葉末節が気になって疲れる。番組としてはそういう作られ方をしていないのではないか。

・登場人物がみんな生き生きとしていて、淡々とした普通の生活ではありながら、充実感のある暮らしをし、人生を満喫している様子、また、その主人公を取り囲んでいる人達も「幸せ」のお裾分けを受けている情景を見て、番組を見ている私達の気持ちも豊かにしてくれて、ほのぼのとした余韻が残った。最近のテレビ番組は、「これでもか、これでもか」というような押し付けがましい作り方のものが多いが、この番組の作り方は、無理な押し付けもなく、リラックスして見られた。

・見終わった後、強烈な記憶が残るというよりも、「なんとなく気持ちよくなった」という感想が湧いてくる。それがこの番組の文化的な役割といえるのではないか。

・副題にある「新しい生き方の提案」が、ぴったり当てはまる番組だと思う。

・番組で紹介されているのは、いずれも成功例であって、失敗例はないのかということも感じる。

・この番組に出てくる人たちのメッセージを自分に照らし合わせて、自分の生き方の中で実際にどういう活かし方ができるのか、というようなことも真剣に考えさせられた。

・昨今は経済の状況も厳しく、この先もなかなか明るい要素が見出せないという時代のなかで、やむを得ず転職や独立を余儀なくされている人、今まさに人生に行き詰まっている人もたくさんいるが、そういう人たちに対しては、「こんな生き方もあるのだ」というはげましを与え、勇気づけをし、発想を前向きに転換する示唆を与えるところがある。

・人生そんなに急がなくていいじゃないですか、と多くの人が共感できるのではないか。

・この番組を見て、いかに現代社会の生活スピードが速く、また、それに疲れ、余裕のない生活を送っている人間が多くいるかということを改めて感じさせられた。

・「人生の楽園」というのは夢や幻のようなものではなく、また、遥か遠くにあるようなものでもない。ごく身近なところにあるのだ。心の持ちよう一つなのだ。そういうメッセージを感じた。

・こういう地味な番組としてはまずまずの視聴率を挙げている。もっと視聴率が上がってもおかしくないし、もっといい時間帯に放送してもいい、そうすればもっと多くの人に見てもらえる。再放送をするだけの価値も十分にある番組だと思う。「素朴さ」「和み」こそ今の時代に求められているものなのだということを示しているのではないか。

・転職をするという苦労は、筆舌に尽くし難い、体験してみないと分からないものだと思う。そういうことを考えると、この番組で紹介されているような、生き方を変えるというような決断、選択について、羨ましいとか、楽しそうとかいうところばかり見るということには、問題もある。

・自分の住むところに誇りを持ち、その暮らしに満足をして、そこに人生の歓びを見出していけるということは、本当に素晴らしい。ただ、この満足感というのは、結局はその人本人にしか分からない。だから、そういう暮らしをテレビで紹介しても、見ている方としては、そういう感情を共有できるわけではなく、やや距離のようなものを感じてしまうという部分がある。

・21世紀というのは、経済や暮らしも、物質的な意味では、今までのように順調に発展していくわけではない、だから、こういう精神的なものが求められていく。とすれば、こういう生き方は確かに一つのモデルのようなものだといいうる。

・人生は一つの物差しでは測れない、人生の物差しは決して一つではない、ということを感じさせてくれる。

・退屈な番組だと思う人もいるのではないか。

・いかりや長介さんの語り口は「あっ、長さんだ」とわかる味のある心地よいおとぼけ調で、声のトーンも、しゃべり方も本当に心が和み、たまのジョークも嫌味がなく、気持ちよく耳に入ってくる。

・伊藤蘭さんの声もみずみずしくて、美しい。

・いかりや長介さんの「おどけた親しみのあるしゃべり」と伊藤蘭さんの「優しい語り」のバランスが良い。

・いかりやさんのコメントが早すぎて何を言ったのか良く聞き取れなかったり、ジョークがいまひとつ把握しきれなかったりする部分がある。視聴する対象を熟年層においているのならば、もうワンテンポゆったりしていたほうが、良いのではないか。

・番宣のテーマ音楽が良い。聴いただけで「今度はなんだろう?」とふっと画面を見てしまう。

・番組のHPで、以前放送された情報がすべてきちんと整理されている。情報が早く更新されているし、必要な時にさっと情報を取り出せると言うのは良い。

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