番組審議会

第82回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成15年4月24日(木) 午後3時
2. 課題番組:松山市広報番組「わくわくテレビ」
3. 記事の概要:
<手法>

・生身の人間がキャラクターになると、どうしてもインタビュー的な手法となり、短時間に密度の濃い情報をストレートに盛り込むことが難しいという部分がある。そういう意味で、CGのキャラクターにアナウンサーのナレーションを被せるという手法は良い。

・CGでキャラクターを作るという手法は新しいもので、今までの広報番組のイメージを一新するかもしれないという期待がある。

<内容>
・テレビの広報というのは、まだ新しい分野であり、制作するについて、いろいろな試行錯誤があろうし、内容や構成についての苦心が偲ばれる。ただ、5分間では多くの情報を望むのはやはり無理がある。無駄なカットを入れず、より効果的な方法を取り入れなければならない。また、短時間であるから、話題を盛り沢山にするよりも、強調したい部分をクローズアップするほうが良い。

・5分間の放送が終わってみると、何がいいたいのか、何が放送されていたのか、後から聞かれても内容が思い出せない。印象が希薄である。

・市民がテレビの広報番組に何を望むのか、その要望に対して番組がどのように応えるのか。いろいろな制約条件の中でも、可能な限り市民に有益な情報を提供するという観点で制作すべきである。有益な情報が得られるのであれば、市民は番組を見るようになり、番組の存在価値も上がる。単なる松山市の「広報」に止まるのであれば、あまり存在価値があるようには思えない。

・松山市はイベントの多い街なので、イベント紹介が、どうしても多くなる。しかし、イベントの紹介や告知は、毎日のニュースでも取り上げられているし、他にもチャンスがあるのだから、もっと暮らしに直結するものの方が良い。その意味では、番組内容は「こんなイベントがありました」というような事後報告ではなく、事前紹介にすべきだ。いまのままだと、「ニュースフラッシュ」の延長、繰り返しみたいな感じになってしまう。

・「松山市は松山市民に何を伝えたいのか」。広報番組では、自治体が住民の生活について、どんな情報を提供するのか、これからどうするのかいうことが大きなポイントとなる。今後その認識を深めていかなければならない。

・「見ておかないと損するぞ」と思わせるような内容のものにするべき。テレビは人の視聴覚の双方に訴求する効果の強い媒体なので、そういう点を活かし、他のメディアでは伝わらない、伝わりにくい情報を盛り込んで、市民生活に本当に役立つ番組にするべきだ。

<放送時間>
・放送時間帯が適切か疑問がある。ローカル情報という性質からすると、やはりローカルニュースの時間帯に放送する方が良い。

・週1回5分間ということだと、この番組を、生活パターンが合わないため、なかなか見ることができないという人も少なくない。色々な制約があろうが、回数を増やして、録画しなくても、自分の生活パターンに応じて見ることができるようなやり方が出来ないか。

・視聴者が21時前の時間帯に感じている時間イメージとして、あの時間帯にローカルの番組があるいう意識、感覚、実感はおそらく持っていない。だから、番宣では、もう少し放送時間が実感として伝わるような伝え方、視聴者の印象に残る表現なり、映像を使うなりするべきだ。ここにローカル情報があるということを、少しでも多くの視聴者に認知される番宣の方法をよく考えるべきだ。

・この番組の放送のため無くなった木曜日の夜ニュースを、もっと遅い時間に入れることができないか、検討を要する。

<CGキャラクター「のぼさん」について>
- 「のぼさん」の松山弁、話し方 -

・「松山生まれの松山育ち」という設定だが、それにしては松山弁が下手で、強烈な違和感がある。松山弁特有の温かみのようなものが、うまく表現されていない。アナウンス色の強い話し方になってしまっている。いまちょっとした「方言ブーム」になっているが、これから、「松山の育てた声」のようなものをつくるべきだ。

・「のぼさん」の言葉遣いが失礼だ。人にものを聴くときには敬語を使うべきであって、いくら「松山弁」が面白いからといっても、馴れ馴れしくて敬語も使わないというのは良くない。あの話し方だと、「のぼさん」が上に立って、目下の者に向けて、命令したり、話したりしているような印象になっている。

- CGそのものについて -
・すこし手を加えてイメージチェンジをするなど、早いうちにキャラクターの再検討をしたほうが良い

・放送局毎にキャラクターが区々というのはおかしい。作るのなら「松山市」として統一したキャラクターを作るべきだ。

- 「のぼさん」の部屋 -
・短い時間の中に敢えてこのコーナーを盛り込むよりも、この時間を、前半部分の情報の質を高めるために活用する方がよいのではないか。

・コーナーの内容を、前半の市政の話題と関連性を持たせるべきだ。

・松山市民、愛媛県民でも子規のことをよく知らない人は多く、参考になる。

・「子規記念博物館」をじっくり見るというのは、思いの外大変だが、このコーナーのおかげで、少しずつではあるが、ある程度の時間で子規の話題が分かる。いわば、子規記念博物館の展示物の「出前」として、自宅に居ながらにして子規の話題に触れられるという、あのコーナーの存在価値は決して軽いものでなく、こういうやり方で子規の話題を紹介するのは決して無駄ではない。

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