番組審議会

第129回放送番組審議会議事録

1.開催日時:平成20年1月24日(木)午後4時
2.課題番組:eat新春特番「四季の国~第一章・愛媛の冬」
          1月2日(水)12時00分~13時00分(60分)
3.議事の概要:
・新春にふさわしい題材でした。美しい風景・文化、それを我々が見たり、感じたりすることによって、ふるさとを愛する心、守ろうという気持ちが出てくるような番組でした。題は第一章とあり、シーズナリーですから、次は春、夏、秋、と続くに違いないと思いました。愛媛の冬が第一章で、スタートが非常に素晴らしい石鎚の映像からで、そのあとの題材を見てみると、冬というテーマではなく、これが冬かという題材の取り上げ方が多々あったと思います。せっかく素晴らしい東の映像でしたが、目まぐるしく画面が変わりすぎたのではないかと思います。せっかくなので、一つ二つにテーマを絞り、冬というシーズン性を持たせた映像を入れたらもっと良かったのではないかという感じを始めに持ちました。

・映画のアースの愛媛版だったと思いました。映像が綺麗で、ナレーションは「冬が始まっていた」ではなく「冬が始まりを告げている」といった擬人化を用いており良かったです。ナレーションの声が気になるくらい映像が綺麗でした。滝雲に伴う原稿、詩が謳われており主張があったので、幅広い人達に受け入れられたのではないかと思いました。大きな自然をナレートしており、自然と対立していくのではなく、自然の中で生きていく人間、等身大な表現をよくいれていたと思いました。素材が多いと言う意見は確かにあり、水道水を運ぶ船は春でも良かったのではないかと思いました。激しい来島海峡の中、小船が沈みかけながら渡っていくシーンは可愛らしかったです。冬だからあの厳しさが見せられたのではないかとも思いました。誰もが休む大晦日のラストシーンの着地はよく考えられ主張があり、見た後に爽やかな気持ちを残す幸先の良い、素晴らしい番組でした。

・自然のアルバム的な番組だと予断を持って見ていましたが、見事に裏切られました。メッセージ性、ポリシーのある番組でした。新しいものを求め続け、新しいものを丁重し続けるという何年かだったと思いますが、ここ最近は、新しいものはこけ、古いものが力強く生きているということが、段々皆が分かってきています。四国のような離れた島は、一周遅れのトップランナーになり得ます。現に、そういうものを大切にしている人たちが残っている、それを伝えることがメッセージになっていると思いました。ですが、他にも色々ありますが、それに携わっている人たちはいずれ消えていきますが、ずっとやっていってほしいです。番組が丁寧に作られていることにビックリしました。カットが多いと言われますが、捨てカットを繋ぎに残しており上手く、インタビューは聞き出そうとしないように見せており、インタビューのテクニックとしては自然に聞かせることができる良いものでした。登場人物の方には奥ゆかしさがあり、背伸びをしないでありのままに話しているというのが分かりました。全体的に、ナレーション、アナウンサーのコメントも良かったです。本番も見てDVDも見ましたが飽きませんでした。良い番組は何度見ても飽きません。素晴らしい番組でした。再放送をどんどんし、eatの財産になると思います。今後も楽しみにしたいです。

・愛媛生まれで、愛媛育ちですが、どちらかというと愛媛は南国です。愛媛の冬というテーマでどのように扱うのか、雪国でしたら題材はあるのですが、どのようになっているのか楽しみに見ました。最初の石鎚山は愛媛であっても冬が来れば冬らしくなるので、石鎚の秋が深まって冬を迎えるというのは、捉え方としては心得たものだと感心していました。ナレーターの室積さん、良い声だと思います。声で番組の質が決まると言いますが、低めの声で、環境問題を伝える上で、ジーンとくる伝え方で良かったです。愛媛県の人間ですが、知らないこともありました。黒茶、プーアール茶、福建省から千年前に来たお茶が細々と生き残っていることを聞かされてすごいと思いました。滝雲もめったに見えないと思います。映像でしか見えないと思いますが、これも初めて知りました。南国ですから、1時間全部冬の風物詩は難しいと思っていましたが、やはりそうでした。必ずしも冬でないといけないものでないものもありましたが、仕方がないなと思いました。南国だけども、南国にも冬があるので、それをどのように現すのか、今後もシリーズでやっていくとのことなので夏、秋、春とあるので、その点に留意してやっていくといいと思います。愛南町の外泊の石垣のところで、婦人会の方の包丁汁を作っており、非常に素朴で美味しそうな、ふるさとの味、お母さんの味を感じさせるものでした。今は過疎化、少子高齢化していくのですが、そういうものが残っているという紹介は、ほのぼのと感じました。地元で取れる物を使い、うどんは包丁で切り太さが異なっているという会話は非常に良かったです。釣島、肱川あらし、四国カルスト、西予市のわらぐろが少し早く、目まぐるしいと感じました。せっかくなのでテーマごとに分けて紹介するのも良かったのではないでしょうか?最後の来島大橋、水船は時間を取り話もじっくりと聞くことができたので、良かったのではないのでしょうか。

・箱根駅伝の裏で視聴率が6.6%取れているのはすごいと思いました。前から長いスパンの番組を、と言っていたので、満を持してかなと期待して見たのですが、出すのが早かったのではないでしょうか。「四季の国~第一章・愛媛の冬」と括ってしまうより、1年、2年で、同じ情景を春・夏・秋・冬で追った方が見る側としては見やすいと思います。映像はすごく綺麗で心に残るのですが、冬で括ってしまうより長いスパンで同じ情景を見ないと、二章で春をやっても、前のことを覚えているかというと難しいと思います。中身的には、短すぎたものの積み重ねになっているので、短く出た部分でも、わらぐろひとつにしても、今の子供は周りに田畑が無いので分からないと思うので、その説明をするなど、突っ込みようはいくらでもあると思います。同じ畑の四季の風景で、この時期はわらぐろ、この時期には何とかが植わってあるというのを見せるのも手ではないかと思いました。スタートの発言にはなってしまいますが、私の感想としては、冬で括ってしまうのはもったいないと思いました。さらに滝雲の映像がCMでも使われていたのがもったいないと思いました。せっかく頑張って撮ってこられたのに、これは無駄使いだと思いました。せめて1週遅れのCMで入るならまだしも、同じ番組で同じ映像はすごくもったいないような気がしました。最初のとうもろこしを干している部分で、サラサラと水の自然の音が聞こえてくるのですが、その部分は音楽をなくし、ナレーションの方も間をもう少し取り、水のサラサラと流れる音を、音楽を入れて、ナレーションを入れるのではなく、自然の音を使われたら良かったのではないかと思いました。アナウンサー総出演、これはいらないと思います。一番印象に残ったのが、あるアナウンサーがお茶を飲んで「美味しい」としかコメントを言わなかったので、何の味?と突っ込みを入れたくなりました。後で室積さんのフォローのコメントでプーアール茶に似たような、と入っていたので、そういう味なのだと納得しました。海野アナウンサー、村上アナウンサー、後で市脇アナウンサーのナレーターも入るのですが、アナウンサーを総出演させると統一感が無くバラバラとした印象になってしまうので、大澤アナウンサーと室積さんに任せるか・・・。ですが、前の腎臓の時も室積さんでしたので、また室積さんかという印象が拭えません。水道丸の船のことにしても、今の人は海外旅行をしたりと愛媛を振り返る機会が無かったので、そういう点では見る価値のある番組だと思いました。今度も総集編も含め期待しています。

・とても良い番組でした。今日2回目を見せていただきました。肱川あらしを見て、今日そこに行きコンサートをしてきました。子供たちに、「あなたたちなの?」と尋ねると「僕よ僕よ」と皆、手を挙げていました。アナウンサーが総出演、考え方によっては良いのではないかと思います。バラつきは確かにありますが、それぞれの特性が活かされており、特徴のある声が愛情を持って接することができる、そういう面では良いのではないかと思いました。ただ、船についていく場面で、あるアナウンサーが「どうもです」と言っていましたが、それはどうかと思いました。「こんにちは。」「見せてください。」「お邪魔します。」と言った何か言葉があるのではないかと思いました。潰してしまう感じで残念でした。大洲が駆け足で残念でした。宇和はもう少し時間を取っていただきたかったです。わらぐろに雪が積もった風景は、宇和の代表的な冬景色です。それとかぶせるようにして、お正月のお飾りを作る場面があっても良かったのではないかと思いました。愛媛県は広いので、一言ではこの場所がどこにあるのか分かりにくいので、アクセス方法、小さい地図などあれば良いのではと思いました。ですが、あまりやりすぎると旅番組になってしまいますが・・・。全体を通して懐かしさを感じました。ふるさとを離れて暮らしている方にぜひ見せてあげたい、地方発信の、とても良い番組でした。

・総じて非常に評価が高い番組ではないかと思いました。映像の美しさ、ナレーション、色々な意味で素晴らしい構成の番組でした。愛媛の冬とありますが、冬らしさはなんであったのかと気にはなっています。釣島の灯台はどちらかというと夏の素材ではないのかと思いました。後世に残し繰り返し放送し、これを見る子供、若い人に愛媛の美しさを伝えるという使命を持った番組ではないのかと思いました。

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