番組審議会

第168回 放送番組審議会議事録

1.開催日時:平成23年11月25日(金)午後3時
2.課題番組:テレビ朝日系列中四国ブロック特別番組「ご当地検笑TVそれってキニナルウ?!」
2011年11月8日(火)19:00~19:54(54分)放送
3.議事の概要:
・今回は生で、家族そろって見るという試みをしてみました。瀬戸内を囲んでということで、各県の色々なもの、人物が特徴で、最初の方は話題とは言い難い雰囲気がありましたが、見ているうちに段々「なるほど」と思い、最後にはなかなか感動があるなと、時間を追うごとにじっくり見られるかなという気がしました。今年最後ということでじっくり見ました。生でずっと見て、正直言いますと、「ありゃ?」という雰囲気でしたが、段々見ているうちに、最後は良かったかなという印象で終わったので、決して悪くはなかったと思います。この前、系列代表者の会議に行って、副委員長だったと思いますが、視聴率の話をしていて、視聴率は客観的に見てどうかなと思っていましたが、これも重要な指標だと思います。また同じような番組があるのであれば、次も見たいと思うようなものに続けていただけたらと思いました。

・課題番組をDVDで見ると構えて見てしまいます。そうすると正直、最初はこの番組は騒々しく違和感がありましたが、肩ひじをはらずに気楽に見るのであれば良い番組だなと思いました。流れの中でテレビを付けてみると、この番組があったという感覚で見るには良いと思います。少し騒々しい、お笑い、オカマと言いますか、キャラクターの強い方が多いので、構えてみると違和感がありました。自然に見ていると、なかなか楽しい明るい番組だという感じを受けました。松野町の82歳のおじいさんの場面は、オカマ芸人カトゥー直也さんとの会話で、おじいさんは相当、違和感を持っておられたと思います。82歳の元学校の校長先生で真面目な方に、カトゥー直也さんが色々語りかけ、変に窮する所、画面を見ていて伝わってきました。訳の分からないギャグをやっていましたが、おじいさんの方は「何のことやら?」という感じで、その違和感が返って面白かったような気もしますが・・・。3万円のラーメンは、少しこじつけたような感じがしました。1位の小学生がたった1人の山口県の島の話は、非常にほのぼのとしていて良かったです。最後の締めくくりとしては非常に良い1位の選出の仕方だと思います。しかも坂本ちゃんですが、久しぶりに見ましたが、あの人のキャラクターが非常に純朴な小学生とのやり取りの中で、ほのぼのとした感じがし、締めくくりのシーンとしては最高でした。特にギネスブックに出るような話ではなく、町の話題の取り上げ方が、ほのぼのとしていて良いと思いました。肩ひじをはらずに、良い印象を受けました。探す側は大変だったでしょうが、爪楊枝で作ったお城など、肩ひじをはらずに楽しく見られる番組という印象を受けました。

・シリアスに受け止める必要のない番組だと思います。最初のイントロの仕掛けは、このような番組であれば「あり」なのかなと思いましたが、いきなり本題に入っていき、番組の全体像を掴むのに少し戸惑いました。唐突感が否めませんでした。繰り返しDVDを見させていただきましたが、繰り返し見れば全体状況が掴めますが、最初にもう少し分かり易い説明があっても良かったのではと思いました。テンポよく進めようという意図も分かったのですが、「分かり易さ」というところもあった方が良いかなと思いました。芸人の方が出ていましたが、坂本ちゃんは確かにマッチングしている感じがしたのですが、他のところは、芸人さんではなくアナウンサーの方でも良かったのかなという印象を持ちました。気になったのは、CM前のフリで「気になるワンちゃん続々登場」とありましたが、出たときは「続々登場」という感じではなく、フリにしては許される範囲なのか分かりませんが、私としては、どのようなワンちゃんが出てくるのかな?と思って期待した分、落差があったかなと思います。

・久しぶりの番審で番組を自宅のテレビで見ていると、子供はまだ3か月ですが、テレビの音に反応してテレビばかり見る子になっていて、一緒に見ました。久しぶりだったので、楽しみに見ました。中四国の番組で非常に親しみがあり、導入は見たいなという意欲を持って見ました。テンポよく見まして、最後ハッと気づくと終わっていて、でも思い出しても何だったか思い出せない。9つくらいテーマがあり、全部思い出せるのかと言うとそうではなく、山口の小学生は非常に印象に残り良かったのですが、あとは気軽には見ましたが、あとから思い出せるかと言われると、なかなか何があったのかは思い出しにくい感じがありました。楽しく見られましたが、ただコメントをしている芸能人の方がなぜこの方たちが選ばれたのかという合理性、必要性がよく分からない。例えば、中四国出身のタレントの方がコメントをするのであれば分かりますが、なんとなくの組み合わせだとは思いますが・・・。「見たい、会いたい、確かめたい」という3つの部門別に分けていますが、「見たい」が「会いたい」に入っていても、「会いたい」が「確かめたい」に入っていてもよい感じで、3つの区別がどのようになっているのか分かりません。特に深い意味はなく、そういう突っ込みがありという前提の上で分けているのであれば、それで構いませんが、どのように分けているのか分からないので、あとからテーマごとに思い出しても思い出せないのかなと思います。ただ非常に楽しく見ることはできました。

・さきほど委員が言われたので「見たい、会いたい、確かめたい」の分類について、少し納得した気がします。私も思っていましたが、「見たい」であれば物を対象にチョイスする、「会いたい」であれば人で、「確かめたい」であれば環境を含めてのものなど、その分け方がもう少し明確だったら良いのかなと思いました。1時間の中に9本詰め込むのは、それぞれの分量的なものが難しいかなと思います。1位を多めに尺をとっていらっしゃるのかなと思いました。お化け屋敷のからくり人形のおじいさんは、その人形をどのように活かしているのか、もう少し掘り下げて見たいと思いながら見ていました。テンポ感があり良かったです。大体このような番組は見ていると、少し気恥ずかしく、むずむずする感じがあり、きつい時もありますが、今回のは割と良い感じだと思いました。今までにないタイプの作り方と言いますか、5人が番宣に出ていたので、5人が行き、その場を紹介するのかなと思っていたのですが、いつもとは違う感じの作り方だったので、これはこれでスタジオを挿みながら、丸抜きにしながら面白かったと思います。おすぎさんの毒舌がそれほど生きていなかったのかなと思いました。多分カットされているところがいっぱいあったのかなと思ったり、相手に配慮してつっこみは減らしていたのかなと思いながら見ました。東広島のラーメンは、娘のところの近くですが、さすがに「行ってみたい」とはちょっと・・・。身近な情報ですが、残らないと言いますか、踏込はできないなという印象を持ちながら見ていました。知らない事が結構多いなと思いました。何が一番嫌だったのかと言いますと、番宣です。これが放送されるまでに何回かCMを見たのですが、カトウー直也さんなど、この人が出るのは見たくないとまでは言いませんが、中身が伝わりきっていなくて、5人との絡みも分からなかったので、あの番宣を見る限りでは敬遠してしまいます。実際の番組では、カトゥー直也さんが行っていても変ではなく、校長先生のあしらい方もさすが元校長だなと思いました。走るのもすごく、それを受けたスタジオの受け方も上手く、番宣ほどではありませんでした。その辺を番宣でもう少し工夫されると、その日のその時間に見ようかなという方も増えると思います。

・最初に聞いてみたいことがあります。これは4社で共同制作となっていますが、例えばネタは、4社で「うちはこのようなものをやるから」といった打ち合わせはあったのですか?「ネタ合わせをして、打ち合わせをして」ということですが、番組として考えたときに、逆に時間がなくてあまり打ち合わせをせずにくっつけたような感じがしたので、せっかくレギュラーの番組ではなくて、単発ものなので、もう少しまとまりがあった方が良かったと思います。もし4社で話あっていたら、「広島の踊る美容師さんはいかがなものか」というのがあってもよいと思います。愛媛は良かったと思います。私的には愛媛は得したなという感じです。爪楊枝にしても、犬にしても、おじいさんランナーにしても良いところに目を付けていたと思います。ですが広島はどうした?といった感じで、力の抜き方でも他に何かあっただろうと思いました。愛媛と山口が良かったと思います。岡山の未来の車も良かったのですが、軽い扱われ方で、最後に「やったぜー」といったような仕方のない締めで、あれは止めた方が良いと思いました。もう少し高校生の豊かな感性でふくらませた方がよいと思いました。作り手がバラバラな感じがしたのが残念でした。出演者の5人が5人とも肩に力が入って「盛り上げるぞ」といった感じの人はいなくて、本当にテレビを見ている人と同じようなスタンスだったのが良かったと思います。5人いる中で、1人くらい物知りの人がいてもよかったと思います。あまりにも物知りの人がいないが為に、話が収拾されないままCMにいってしまったところがあったので、力の抜き具合は良いのですが、力が抜けていて、しかもよく物を知っている人が1人くらいいるというキャスティングをしていただけると、私はもっと楽しめたと思います。このような番組は単発で作っていった方がよいと思いますが、皆さんの記憶が消えないうちに第2弾などやっていかれたらよいと思いました。レギュラーではないのですが、記憶が薄れないうちに打っていくとすれば、ネタが良ければきっと大丈夫だろうと思いますし、コーナーコーナーに均等配分ではなくメリハリを付けていけば、沢山惹きつけるような番組展開ができてくると思いました。

・美容師さんを紹介する方のキャラクターが強すぎて、ダンスをしている人の方がメインかなと思っていたくらいです。さきほどの委員が言われたことに同感です。どのくらいの期間でそれぞれを作成したのか、4局が手分けして打ち合わせをしたと言われていますが、それぞれが作ったものを寄せ集めて繋げただけのような気がしました。全体的にはバラバラ感があり、9つの内容の素材自体も善し悪しの差が激しすぎる。もう少し統一性があった方がよいと思います。タイトルは「ご当地検笑TV?見たい、会いたい、確かめたい」は非常に語呂が良く、よく考えたと思います。高橋委員が言われていましたが、9つの話題は欲張り過ぎだと思います。高校生の車の開発にしても、最後の小学生にしても、あのテーマだけで掘り下げると30分くらいの番組が作れると思います。軽く流すということがコンセプトにあるのであれば、そういった意味では気楽に見られたのかなとは思います。真面目に見る番組ではないと思います。最後におすぎさんが言われていましたが、レポーターが気持ち悪い、難ありと。言っている本人もそうではないかと思うくらい、悪乗りしすぎなところがあったのではと思います。こういった番組はあまり深く掘り下げない方がよいのか、例えば表面的にザーっと流す方がよいのか、どれがよいのか善し悪しの判断が付きませんが、せっかく良い素材を掴んできた時は掘り下げ、軽く流すときは流す。ですので、こういった時間の中で9つというものが出来上がったのかなという気もしますが、それにしても構成に無理があったと思います。

・9つの素材とありましたが、意外に印象に残っていないのは、こしらえやリポーターの方が目立ちすぎて、本当の素材の方が潜ってしまった、というところにあると思います。テンポやきつさみたいなものが、一般の視聴者と少しズレがあるのかなと思います。見ていて騒々しい、テンポが速すぎる。茶の間の感覚から言うと合っていないような気がします。テレビ離れというのが進んでいます。メディアの多様化の責任にされていますが、テレビ自体が一般の視聴者から離れているような傾向が強いと思います。モニターをするので一生懸命に見ますが、一般の人は少しついていけないという感覚があると思います。オカマをあれだけ揃える。1/3くらいにしてほしい。別にオカマを悪く言う訳ではありませんが、あれだけ揃えると、オカマでないのがいけないような感じになります。最初にオカマが出てきて気持ち悪いとみんなが思ったと思います。慣れてくると全部がオカマだった。これはちょっとまずいと思います。一般の意識を、常に意識しながら番組を作っていかないととんでもないところに行ってしまう、その象徴的な気がしました。この番組に限らず、どぎつい笑い、質の低い笑いというものがもてはやされて、本当の笑いが今なくなってきているというところが残念です。制作者のモラルです。ここが一番の問題です。悪貨は良貨を駆逐するということをこの番組を見て実感しました。このような番組が続いたら大変なことになる。テレビから皆が離れてしまう。結局テレビの他に見るものがないので、テレビを見ますが、結局はスイッチを切る。自分自身でも多くなってきています。じっくり見させてくれない。作っている方だけが楽しんでいる。皆、そのように言っています。お笑い芸人が出てきて、自分たちだけが楽しんでいて、我々の見る方は取り残されている。実際、そういうことだろうと思います。この番組に限らず、今の日本の、特に民放の番組、NHKもそのような傾向になってきていますが、非常に価値のある情報が得られる、心から楽しめるテレビというものからズレてきている。意識のズレに送り手の方が気づかないと、ますますメディアとしては存在価値を失うだろうと思いました。

・この番組を昨日、今日と2回見させていただきました。これを見たときになぜか、今年食べたおせち料理を思い出しました。和食、洋食、中華の3段のお重でした。どの料理も全部エビがいっぱい使われています。エビのバリエーションのおせちを今年のお正月いただいたことを、これを見て思い出していました。なぜかと思うと、打ち合わせをされたとおっしゃられましたが、綿密さ、何かが欠けていた。全部が関連性のないものになったのかなと思いました。色々大変だと思います。出演者のタレントも、なぜこの人たちが?どのような繋がりがあるのだろう?この方たちの1つのグループがあるのだろうか?それとも個々に呼んで来てこうなったのか?一貫性が何なのか感じられない。コメント1つ1つにしても、心にグッとくるもの、そういったものが足りない感じがしました。見たことを忘れている。私の記憶が最近続かなくなったこともありますが、呆けたのかなと思うくらい、何を見たのか?そういったこともあり、昨日と今日見ました。今ここに座っている私も、やはりまだ思い出せない部分があります。16万本の爪楊枝を使った作品ですが、私はまだ爪楊枝を使った経験がないです。全然関係のないことですが、そうすれば、みんなよりどれだけ得しているのか?そんなことを考え、全く関係のないことをずっとこの番組の中で考えている自分がいました。16万本の爪楊枝を使って作った姫路城ですが、この忍耐力、されていることはずごいことだと思います。これで歴史を残そうということでしたが。皆さんすごいことをされていて、素晴らしいと思いますが、本当に残念だったのが、高校生の場面です。この番組の1つのプロローグとして取り上げて、こちらを本格的に取材されると、これからの子供たちの成長につながる良いものができると思います。

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