番組審議会

第185回放送番組審議会議事録

開催日時:平成25年7月26日(金)午後3時

課題番組:「選挙ステーション2013」 

では、皆様よろしくお願いします。長時間の視聴ご苦労様でした。私は課題番組を中心に、たくさんの局を視聴しました。では、委員の皆様にご意見を伺います。今回の選挙は余り興味の湧かない一人区の無風状態の選挙でした。特に愛媛の場合は、開票0票で井原氏当選が出たことに驚きを隠せませんでした。多分視聴者の皆様も同じ想いだと思います。出口調査だけで、当確を出すのは、私としては解せない思いです。しかし、誤りではありませんね。そこらあたりに、作り手と視聴者のギャップを感じました。東京、神奈川、大阪の4人から5人区は激戦でしたが、1人区は無風で興味薄でした。無風の場合にどのように伝えるかが、これからの課題ですね。難しいとは思います。また、ライブ放送で気になったところは、井原氏の選挙事務所で万歳を待っている間の、ライブ音が大変聞きとりにくく、折角のライブ感が出ていなかったですね。井原氏のライブ中継で聞き取れない部分があったのですね。はい、そうです。しかし、井原氏のお話しは良く聞き取れました。実際に正確には比較していませんが、他局よりライブ映像が長かった印象がありました。司会者のしゃべりとかもう少し鮮明にライブ感を出せていたら、それなりに今回の無風選挙の様子が映し出されたのではないかという印象を持ちました。

今回は辛口です。今回の愛媛県の選挙結果は始めからみんな判っているのです、だから全く興味が湧きませんでした。では、放送局としてどのようにしたかというと、全然取材をしていなかったと思います。それはeatに限った事ではなかったと感じています。今回の選挙の面白味は、自民党の公認候補がどのように決まったかという所ですね。決まった過程を知りたかったですね。井原さんがどうして参議院の自民党の公認候補になったか、過程とか分析があれば興味が湧いてきたと思います。ヒントは出ていました。井原氏の当選インタビューの中で、自分が参議院議員になるとは夢にも思わなかった、というコメントがあり、一方では公募で決まったと言っています。では、夢にも思っていなかった人がなぜ公募したのか、また、参議院議員をやりたかった他の自民党県会議員もいたと思いますが、みんななれなかったのはなぜでしょうか。そのあたりの事を掘り下げて放送すれば面白かったのではないでしょうか。むしろ自民党内での公認候補が決まる過程こそが本当の選挙であったと思います。そこのところを他局同様やっていなかったですね。決まり切ったことや表面的なことをいくら報道してもまったく興味が湧きません。だからこそeatはやるべきチャンスではなかったかと思います。自民党の独壇場では内部選挙過程を県民に知らせることが努めであったように思います。それと捻じれがなくなり、ストッパー役は公明党であるとのコメントが多かったですが、言ってほしかったのは真のストッパー役は、自民党参議院の先生方であるし、自民党内部の衆参で微妙に意見の食い違いがあることの報道です。参議院の存在価値をもっと説くべきだし、そこを取材してほしかった。しかし、山本参議院議員は参議院の重要性をコメントしていました、報道もそこを掘下げて欲しかったです。 いずれにしましても、そういうことは日常の取材の努力の上に成り立つものです。今後のeatの選挙報道に関してディープな取材に期待します。今回は物足りなさがありました。

特にローカル部分が物足りなかったということですね。地域の中でどのような過程で、今の自民党候補者が決まったのかが、無かったので物足りなかったということでした。おそらく取材はかなりされていると思いますが、他局を見てもそれはなかったです。新聞報道でも無かったです。当選者への質問も型どおりなので、渡部委員のおっしゃったことも質問されると、視聴者も知りたいことがより理解できるということでした。

 他局と比較しながら視聴しました。私達主婦層からみれば面白くない話題でした。今回の選挙への興味は非常に薄く、テレビを見ていても見ているだけに終わりました。番組の中で候補者の細かなプロフィールなどを紹介していただければ私ども主婦には判りやすかったと思います。しかし、新しいソーシャルネットワーク、ツィッタを使ったテレビ報道は今までと違い判りやすかったです。しかし、選挙報道というものをどのように視聴していいのか判らなかったです。普通の番組なら視聴の仕方に慣れていて見方も何となく理解し視聴しましたが、今回はどのように見たらよいか判らずじまいで長時間視聴しました。以上です。率直なご意見ありがとうございました。いままでの意見ではなかったツィッタのご意見をいただきました。テレビ朝日は「アメ―バ」でした。見やすかったですか。見やすいというより、何となく見ているテレビに対して補足の意見はこうだったのか的な軽い感じでした。

ソーシャルネットワーキングサービスの文字が画面上でていますが、誰かが選択しています。その選択がどのようになされているのかは謎のままであった印象を持ちました。今回は初めてのネット選挙でした。ネット選挙が国民にどのような影響を与えたのか、客観的に報道は判るようにすべきではないでしょうか。その点では、少し物足りなさがありました。

私はこの時間帯は業務でしたので完璧な視聴ができませんでした。しかし、選挙の作業風景は間近で見ていました。高校野球の時期と重なり準備作業としてはかなり大変な時期の選挙報道だったと感じました。今回は課題番組が投開票日の「選挙ステーション2013」でした。当日の作業に特化して見た場合、当落報道をいかに早く伝えるかということが基本でした。その点eat は他の民放やNHKより情報を刻々と伝えていたと感じました。先程来のご指摘のように、結果については期日前調査、出口調査、情勢調査、各種統計学に基づく調査を踏まえて伝えられていた通りの内容でしたので、いち視聴者としても驚きはなかったです。だから、先程渡部委員がおっしゃった指摘は自分にとっても非常に参考になりました。今回の報道の中身を見た場合、各局を見比べたところeatの場合は比較的スムースだった所感です。また、ローカル枠にも余裕がありローカル情報をきちんと伝えようと言う姿勢が感じられました。解説した記者も若い人でしたが、落ち着きがあり判りやすい話しぶりでした。

私も皆様同様面白味のない選挙だったように思います。渡部さんがおっしゃられたように前日でも当確が出てもおかしくない情勢だったと思いました。また、「アメ―バなう」でツィッタでの選択方法はどのような方法をとっているのでしょうか。全国から莫大な情報が入るのをどうやって選別し流しているのか疑問に思い、是非お聞きしたかったです。東京で担当を決め取捨選択して放送しています。恣意的なものはありません。

選挙の内幕は人間関係にも触れタブー的なところもたくさんあります。特に参議院だけではなく、例えば前回の市長戦にしても、どのような経緯で候補者を選んでいったのかはドロドロしたものがあり、外には出せないものがあるのが実情ではないかと思います。そこらあたりを面白おかしく伝えるのは難しいと思います。キー局を見てもゲストの評論家、政治家はほとんど同じ顔ぶれで、新鮮味に欠けると思いました。視聴者にとってかわり映えのしない内容であると思います。そんな中皆さんが地上波他局との比較をしているなか、私はeatとケーブルテレビの見比べをしていました。地元の松山英樹が全英オープンに出場し、スタートする時間でした。私は、今回の選挙報道より地元出身選手もいたので全英オープンの放送に興味をそそられてしまいました。選挙報道は公平性がなければならず、なかなか興味本位で報道することは難しいと思います。しかし、そこをどうにかして視聴者の興味をひく構成にしていただくことが我々の意見です。また、この時の視聴率はでていますか。eat 6.6%  NHK 10.4%  RNB 7.7%  EBC 11.6%  ITV 3.6%でした。かなり低迷していますね。ということは、みなさん興味が薄かったのでしょうね。因みにその他視聴率は11.1%です。そちらは高いのですね。他局ではサッカーもありありました。何となく選挙の結果は判っているからスポーツ観戦のようでした。

 選挙は正確、迅速が何十年と続いています。ところが事前に全てが判っているからちっとも面白くないわけです。では、この報道にどんな意味があるのかと疑問を持ちますね。今、石原委員が面白い興味本位はいけないのだろうかといわれましたが、池上彰さんを起用したテレビ東京は独り勝ちしました。あの番組にはどのような人員構成でスタッフが携わったのか大変興味があります。報道部門だけでなく芸能部門も参加し番組を作ったのかなと思います。結局、ネットとも関連しながら池上さんが展開した報道姿勢は、これからの選挙報道を面白くみせたし、変えてしまいそうな気がします。それほど強いインパクトがありました。ツィッタでどんどん盛上りながら、池上さんの番組に視聴者が集まった傾向があったようです。ローカル局ではeatが井原氏のインタビューを一番長く流していました。井原氏の語りのうまさに視聴者側も救われたので、飽きずに見ることができました。選挙の内幕的なことでいえば、藤岡さんのことが無かったですね。突然でてきた藤岡かよこさんは、10万票をとった人なので、彼女の頑張れた理由も知りたかった所でした。選挙の速報とは関係ありませんが知りたかったですね。それから、各局とも同じように見えました。あれは何かひと工夫がほしいと思いました。古館さんは座ってやっていましたが、他局は立ってやっていました。座った選挙報道を見ると生のライブ感が損なわれると感じました。eatのローカルは非常に大胆な構成で、立ってやっていました。他局には見られない斬新な工夫だったと思いました。キャスターも的確でうまい語りでした。選挙報道とは言え視聴者はその時間を楽しみたいと思っているので、放送局には楽しませる義務があります。始めから決まっていて、面白くないものを面白く興味が湧くように見せるのが、局の工夫のしどころではないでしょうか。

確かにeatのスタジオ構成は斬新でした。何もやっていない選挙事務所を映すより選挙活動のVTRを流すほうがライブ感にとみますが、生放送にVTRを持ちこむ難しさも感じました。委員の過去2回の欠席の時はレポートを出していただいていますが、委員長、委員からはレポートをいただいていますか。いただいていません。欠席者が複数あるということは、番審開催日についても慎重に考えないといけないと思います。 私のコメントは、今回のネット選挙で、ネットが限定された使い方でした。そもそもどのように限定されているか一般の人は知らないし、かえって使いにくかったのではなかろうかと思いました。そのあたりを報道で、視聴者の疑問に答えることが必要であったと思います。ツィッタ意見の選択はやはり人間の選択ですから好みで選ばれている訳ですね。はっきり言ってそれもどうかという意見もネットでは流れていました。ツィッタほかソーシャルネットワークで流れている情報を選び流していることについて「2ちゃんねる」ではかなり過激なことが書かれていました。先程視聴率を聞かせてもらいましたが、池上彰番組が一番高かったようです。愛媛地区ではBSで視聴できたのですね。おそらくBSまでの視聴率をいれるとテレビ全体はかなり視聴されていたと思います。池上彰の番組内容は野村委員が言われたように、個人の経歴等をかなり突っ込んでだしているので視聴者からみると期待に答えた感じになったのではないでしょうか。その点では「選挙ステーション2013」は何となく普通で残念でした。今の選挙報道は事前調査で多くの事が判ってしまうので、かなり難しい報道テーマになってしまったと感じました。今回の参議院選挙の内幕はどの程度まで掴んでいますか。もちろん取材では掴んでいます。選挙ですから、候補者を均等に扱うのは当然なので、そこは報道できません。しかし、開票が始まりその中で取材したものを出すとか、その後で出す方法もあると思います。なかなかやり方が難しいと思います。例えば、情報番組とかドキュメンタリー番組の中で扱うやり方が模索できます。今、選挙も終わり愛媛新聞が各党の内幕めいたものを記事にしています。あのようなものを選挙後にテレビでできればと思っています。選挙は民主主義の一票の大切な権利を行使する重要な場所です。その時の判断の材料としてマスコミは情報を提供する義務があると思います。興味本位や面白半分でやっているのではないから、真面目にやっていただかなくてはなりませんが、だからといって知らしむべからず、というようなことも如何なものかと思います。だから報道として知らせられる範囲では知らせるべきだと思います。 はい、そうですね。しかし、やり方が難しいですね。難しいことがたくさんあるでしょうね。テレビの前でコメントをしていただくこと自体難しいこともあります。だけど透明性とか言われる時代ですからどんどんオープンにしていくべきでしょうね。

牛山委員からご指摘のあった点ですが、午後8時9分に井原候補が会場に現れ、8時15分に万歳をしました。その6分間をどういうふうにeatが扱ったかということですね。間もなく万歳のところで速やかに万歳が始まらなかった。2分間司会の人の挨拶を流しました。   その時、音が良く聞き取れなかったというご指摘もあったし、その辺りの処理は我々の一番の見せどころです。しかし、当選者本人が現れて万歳するまで当然間が空くので、そこをどのようにつなぐかがローカル局として、見せどころですが、eatの反省点として巧くいかなかったようです。反省しています。2分を埋めることは大変難しいのです。これが想定できていましたら準備もできるのですが。その辺を巧くつなぐところが見せどころですが、eatは巧くいきませんでした。ご指摘のとおり良い形ではなかったです。いろいろと貴重なご意見ありがとうございました。結果の判っているあまり関心の無い選挙を、どう見せるかが我々の手腕が問われるところです。今後、公平性を保ちつつやっていきます。社内の反省をしまして、今後の選挙報道の糧と致します。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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