番組審議会

第201回放送番組審議会議事録

 ・「ふるさとCM大賞」も10回目となると、現場もマンネリ化、あるいは、流れ作業的になるのかな、という感じがありますが、開局20周年、また、10回目というタイミングで創意工夫をされた点が各処に見られました。特に、今回、CM制作に愛媛出身者ではない多くの大学生の方も関わっていたことは、番組制作の中で、問題意識を持ち、学生に敢えて働きかけ、新しい視点で、ふるさとのCMを作ってもらおうというアクションを起こしたのではないかと感じました。これまでとは少し違う構成になり、県外から来た人たちに愛媛の良さを発掘してもらうという側面も見え、本来の「えひめCM大賞」という番組制作の趣旨に、よりそってきたのかなと感じでこの番組を見ました。また、屋外で“グルメ・名産市”を企画し、観客を呼び込む努力をしたことで、会場の観客席に活気があったように思いました。今後も、このような工夫を継続し、全国発信できるようなCMが出来たら素晴らしいと思います。CMも徐々に工夫しながら何度も出品している方と初めての方の作品があり、バラエティに富んだ内容になったのではないかという気がします。

・全部で8つあります。1点目が、eat20周年を最初にサラッとPRし、オープニングでも20周年を強調していましたので、今後も、20周年らしい番組があるのだろうかと思ったことです。20周年だから、何かあるのではないかに期待感を持った方に何もなかったら、寂しいと思いますので、是非、20周年らしい何かをしていただけたらと思います。2点目は、友近さんの紹介で“愛媛の誇る”というナレーションです。芸人は、嫌われてナンボみたいなところもあります。“誇る”には一市民として、少し違和感を持ちました。3点目は、今回、地元ではない方が作品制作に関わる事例が多くなった分、審査員の寸評をかなり注意深く、見た方もいたのではないかと考えられます。電通のCM制作専門の方のコメント・寸評をもう少し多く取り上げると、視聴されていた方、特に来年は参加してみようかなと思う方には参考になったと思います。4点目は、“マイヒーロー”というカテゴリーです。カテゴリーをどなたが決めるのかは分かりませんが、CMを作る側からすると、一般の方には少し難しかったのかなと思います。また、やっぱりな的なものもあり、番組の中では2番目のカテゴリーでしたが、そこでチャンネルを変える方もいたのではないかと感じました。5点目は、番組が、“欽ちゃんの仮装大賞”的でほのぼのしていることは良いのですが、もう10年経って、少し見飽きてしまった感じがあり、90分間見続けているのはしんどかったなと感じました。6点目は、“知事の挨拶の映像”です。全作品が終わってから映像が出ましたけれど、冒頭の挨拶に思われる「一緒に皆さんと見ていきたいです。」は、チグハグな感じがありました。結果的に大洲の鉄砲隊のメンバーの涙や大賞をとった高校生の歓喜の姿は、感動した締めくくりでありました。番組の最後、ジャッキーチェンの映画のような、ハプニング集的なエンドは純粋に楽しめて、番組に少し親近感を持てたのは良かったと思いました。

 ・たむらけんじさんと友近さんが、とても良いと思いました。去年は、たむらけんじさんだけだったのですが、二人の方が、面白かったです。それから、やはり、90分は長く感じ、途中で、60分でいいのではないかと思ったぐらいです。また、去年は、人形を少しずつ動かすような作品が大賞をとったので、あのような作品が今年もあるかと思っていました。漫画はパラパラ漫画みたいな作品がひとつあったので、手作りの人形を使った作品がひとつぐらいあれば、より楽しいと思いました。

・この番組を見るのは二回目になります。“北条鹿島の伝説”と“しこちゅー体操”を除いて、登場する観光地、祭り、グルメは知っているものばかりでしたが、それぞれ作られたCMは地元の人ならではの視点でつくられているので、あらためて、各地の良さに触れる機会が持つことができたと思います。この番組の良さは単なるCM紹介だけでなく、作った人たちがステージに上がり、歌ったり、踊ったり、パフォーマンスをしたりすることで、故郷への熱い想いを語ることにあると思います。主役はCMでなく、あくまで人間というコンセプトで作られているのかなという印象を受けました。司会者のたむらけんじさんが、「ウルッときた。」というふうに語った通り、今治市関前町の中学生三人組が手を繋いで歌う姿には、私も少し目頭が熱くなって、グッとくるようなところがありました。こういう人間臭さは、“欽ちゃんの仮装大賞”やNHKの“のど自慢”に通じるところがあるのではないかと思います。応援者の人柄を引き出すことに、たむらけんじさんと友近さんの二人が大きな役割を果たしていたと思います。応援者に絶妙のツッコミを入れたり、一諸にパフォーマンスをしたりするなど、番組に良いテンポを与えていました。それから、この番組は作品応募で成り立っているため、全ての作品を等しく紹介していますが、番組が平板になるリスクがあります。そこでメリハリを付けるためか、テーマ設定をしていますが、テーマそのものには必然性が感じられず、無理な印象を受けました。テーマを設け、それぞれヤマをつくる為に仕方がないのか。テーマ設定のお考えを伺いたいと思います。恒例の番組として、定着することを願いますが、今後、マンネリ化を防ぐために、さらに、幅広い世代・職業にあたり、出品者を開拓しつづけなければいけないと思います。それから、気になった点です。各市町のゆるキャラが登場しますが、特定のゆるキャラの露出が多かったことです。他の市町のゆるキャラとの公平・不公平の点で、偏りが問題にならないでしょうか。また、“グルメ・名産市”を開くことはとても良いことだと思いますが、番組での扱いはサラッと流しているだけでした。番組の中で”グルメ・名産市“をどういう形で紹介するのか、その位置づけが分からず、ただ挿入されているに過ぎなかった。それなら、来ていただくために、“グルメ・名産市”をそれはそれとして開くが、このような扱いならば、いっそのこと、番組での紹介をやめて、CM大賞の舞台裏や製作者の人柄に触れる時間に割くこともひとつの考え方ではないかと思います。それと、ご指摘がありました“知事の挨拶”です。「これから、楽しんで下さい。」は、『えっ、もう終わったのに…。これから、楽しんで下さいって…。』というような唐突感があります。紹介する部分は他にあると思います。

 ・“グルメ・名産市”の映像が映った時、どのようなものが来ているのか、興味が湧きました、例えば、テロップやHPで今回、来ている名産を紹介するようなケアがあるといいと思います。胃袋を刺激されることは、少しうれしいところがあるので、そういったところが繋がってくるといいなと思いました。もう1点、うれしかったことは、高校生の参加数が増えていたことです。これはディレクターの声掛けが大変だったのではないかとも思いましたが、高校の方から積極的にアプローチがあったとか、何かエピソードがあれば、お聞かせ下さい。これまでも、高校からの参加はあったのですが、CMに指導者の姿が見え隠れすることがたくさんありました。今回は優勝した東予高校にしても、高校生らしいちょっと悪乗りっぽい感じで、面白いなと思いました。指導者が関わっていたら、あのように長いお箸は出さないでしょうし、ピシッとしたモノづくりの学校宣伝になるようなことをするのではないかと思います。高校生の発想力のポテンシャルを感じた番組だったと思います。大学生にも、頑張ってほしいと思いました。

 ・実は、今回も、この番組を見るのを楽しみにしていましたが、第10回というわりには、ヒネリや変化がなく、毎年と同じ感じが見受けられたのが、少し残念だったところです。自治体も10回目になると、新しいものをつくることは大変でしょうし、毎年、アピールしてきたものを外すことも難しいところだと思うので、変化というか、CMを作る人に違った言葉を入れてあげれば、参加者も違った視点から制作した作品が出来てくるのではないかと思います。また、受賞者に学生がたくさん入っていたのは、とてもうれしかったです。最後に、たむらけんじさんが、「住んでいる場所とか故郷を想って、素敵なCMを作る。皆さんが結果を出して、自信を持って、熱いパワーで…」と仰っていたのは番組の締めとして、とても素敵な言葉で、私は深く心に残りました。番組は見ていると、ワクワクとか、地元発見ということはありますのでとても素敵だと思いますので、もう少し何かがあったら良かったと残念なところでした。

・確かに10回目だから、ネタを探すのは大変だろうなと思います。特定のところばかりに賞を与えるわけにはいかないから、地域別、バランスといったところで、ご苦労しているのではないかというような気もいたしました。“27の作品の数”ですが、番組の終盤には、次から次に作品が出てきて、もう少し減らした方が良いのかなと思いました。その影響で、特定のキャラクターが出過ぎだということもあるのかなという気もしました。最後に、制作者に一人も出身者がいないところ、確かに、外から見て良いところを紹介するというのもひとつの方法なのですが、生まれ育った出身者がいるのとどちらが良いのか迷いました。このようなことも、10年もしていると、枯渇してきて大変なのだなと思いました。

 ・20周年記念の10回目ですが、ステージのバックが賑やかで、画面を見た瞬間、これから楽しいことが始まることがよく伝わってきました。学生が多かったことはとても良かったと思います。テレビに出たいという方は多くいらっしゃいます。私は県内くまなく、あちこちに行くのですが、そこでの雑談には、テレビにはどのようにしたら、出られるのだろうかという話があります。必ず出てくるのが、“ある局の番組”で、「あの番組を収録している処に行けば、テレビに出られる。」となります。私はCM大賞の番組の告知をされると、良いのではないかと思います。テレビでCMとして流すのではなくて、日頃から、何かのイベントでCM大賞という番組があることを告知する。色々な処で露出する機会をつくれば、変わるのではないでしょうか。そして、CM大賞でそこに住んでいる方たちにもスポットが当たれば、自分の知り合いが出るからとか、「私もそこに行っていたのよ。」となり、番組を見ていただけると思います。また、観光ガイド的な番組作りに終わらなかったことが一番良かったと思いました。11回目が勝負だと思います。

 ・今回、番組を録画して見たのですが、若干、CMの画質に差があるのは、おそらく、作っているところに差があるのかと思うのですが、普通のHDに比べて、少し画質が低いなと思うものがあり、これは何か不利なような気がしました。今、ユーチューブでも、HDが出来ていてとてもきれいです。学生もユーチューブで出そうとしています。制作技術は向上しています。問題はその中身です。こういうふるさとで、特によそから来た人がその地域のよさを見つけるというのは、大事なことでもあるので、是非、このような番組を拡げていきたい。そのために、もう少し皆に知ってもらうと、技術を持った人間が集まったり、いろいろな素材も集まる要素があるのではないかなと気がしました。画質の差が目についたので、その点だけ、付け加えておきます。

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