番組審議会

第205回放送番組審議会議事録

・当初は、情報の速度かなという気がしていました。特に自然災害に関しては、やはり40年以内に50%から80%の方が来るだろうと言われている地域ですので、普段からの啓発はテレビとして地域のために出来ることだろうと思いますし、何か起きた時には、即、周りがどうなっているのかについて速報を流し続ける。或いは、松山に限らず愛媛の端々の状況を伝えることが、有事の時、地域のためにテレビが出来ることだと思います。平時の時は、テレビが地域の良さを発掘し、それを皆さんに周知していくということが地域活性化に繋がっていくと思います。この地域活性化には二種類あります。積極的に魅力ある企業を取り上げていくことには、若者を県外に流失させないという意味があります。もうひとつ、『なるちか!』のように、その地区に住んでいないと分からないような情報を拾い上げていくことで、県内で人が回遊しだすので、これもテレビが地域のために出来ることではないと思っています。

・災害や事件、事故などの時、『地域のためにテレビができること』が一番大きいと思います。こうした事態では、状況をとにかく迅速、それから客観的に伝えることが重要で、そこは地域のテレビ局を大いに信頼し、安心していると思います。『地域のためにテレビができること』の“地域”を少し細分化して、『地域の子供たちのためにテレビができること』という切り口で提案させていただきます。地域の遊びや祭りなど、地域のことをよく知らない子供が増えています。地域で残しておきたい伝統芸能や行事などを情報番組で取り上げる時には、子供たちを巻き込み、子供たちがそういうことを知る機会を上手に作ってほしいと思います。また、今閉じた環境、おうちの中でゲームをする子供たちが多くなっていますので、やはり世の中、おうちの外に引っ張り出して欲しいと思います。そのためには、スポーツ関係の番組、冒険や体験型のコーナーなどがあるといいと思います。子供たちや一般人の巻き込み方は“探偵ナイトスクープ”が素晴らしいと思っています。テレビの存在がすべての地域の課題や個人の問題を解決できるわけではありませんが、“探偵ナイトスクープ”には問題を解決出来てなくても、どこかほっこりしたりや何か救いになる部分があります。あの手法は地域のテレビが出来るのではないかと思います。もうひとつ、四人に一人が高齢者になる時代なので、外出できない高齢者のための番組づくりがあってもいいと思いました。悲しい言い方に聞こえるかもしれませんが、地域で生活をして地域で亡くなっていきたいと思っている人にとっては、最期まで地域のことと関わっていたいと思う気持ちは大きいと思います。だから、外に出られなくてもその地域のことを知る機会があったらいいと思います。最後にまとめになるのかはわかりませんが、インターネット、スマホ、携帯電話の登場によって色々な情報が飛び交うようになり、それらは重要な役割を果たすツールとなっていますが、この前の台風や東北の地震のようなことがあってテレビの大切さが逆に高まったのではないかと感じます。ですので、あらためてテレビと人の繋がりを見つめ直して、地域にはどういう人たちが住んでいて、その人たちのニーズが何かを探っていく、テレビの公共性が高まっているからこそ、そういうことに目を向けていただきたいと思います。

・全体としては、報道、バラエティ、教養、CM、いろいろなジャンルや部門ごとにこういったことを論じる必要があると思います。報道では、公正公平な立場を貫いていただきたい。偏った視点で報道はして欲しくないと思います。憲法改正の問題や原発の問題について、憲法改正は反対だ、原発反対だという切り口がほとんどですが、原発で恩恵を受けている人もいるので、その二面性、両方に公平でバランスのとれた報道していただきたい。憲法改正にしても、八割がたは護憲派、反対の意見が重視されている気がいたしますが、経営者の会議などでは、改憲派が非常に多く、そういう講演会も多くあります。そこを取材すべきだということではないのですが、そういった意見を持っている地元の経営者もたくさんいることも頭に入れて報道をするべきだと思います。災害などの問題は風化させない。どうしても地震や火山災害などの記憶は、2年、3年すると風化をしてしまい、地元の人たちの危機意識がだんだん低下していくのは事実です。定期的にそういった問題を掘り起こして、視聴者に危機意識を持たせるような報道や、番組も必要だと思います。この前、或る政治家の「マスコミを懲らしめる。」という発言がありました。こういったことは言語道断ですが、そういうことを考えている政治家がいるのは事実です。大きな幹として報道の公正公平さを保つという考え方を外れてはいけないという気がします。バラエティ関係は、やはり地元が元気になる番組づくりをしていただければありがたいと思います。教養については、視聴者のためになる興味をそそるような、やはり子供から大人までためになるような番組づくりを期待しています。CMは、面白さがある一方で反発を招く感じもするCMもあるようです。自由な表現という意味で、節度を持ってつくっていただきたいと思います。最後になりますが、最近、名前や間違いについての訂正、お詫びが多く、安易に行われているところは気になっています。「行政とは適正な距離を保つ。」これは選挙が近づくと、一番心配するところです。今の首長あたりを常に追いかけて番組をつくりあげてしまうと、選挙活動ではないのですが、宣伝効果が首長にとっていい方向に表れて、対立候補には不利に繋がっていくような感じがいたします。行政に対しては公正な立場で、一線を引いた番組づくりをするべきだと思います。

 ・『地域のためにテレビができること』と考えた時に、“テレビ局と地域がどう密着しているのか”をまず考えてみました。最近は、普通に番組をみながら、“ⓓボタン”でお天気、台風情報、災害情報などを常に動いている状態で知ることが出来るようになって、地域のことがよく分かるようになったと思っています。今月半ばに地震があった時は、私は愛媛県にいなかったのですが、その時は一番最初に、スマホのヤフーニュースが入ってきました。そこでテレビを点けたところ、深夜ということもあって字幕は流れていましたが、詳しい情報は分かりませんでした。ご年配の方など、スマホを使ってない方もいらっしゃるので、そういう方はテレビが一番なるかと思いますが、最近は一番の情報がテレビではなくて、スマホとかネット関係だということを考えさせられました。2017年の愛媛国体に合わせてなのか、夕方に週に1回くらいは、すごく頑張っている子供たち、スポーツをしている子供やいろいろなことをしている子供を応援している番組を目にします。そういった面はよく密着していると思います。災害に戻るのですが、先日、ツアーで石鎚山に行こうと思っていたのですけど、前日に県から石鎚山が危険だという情報が出ているということで中止になりました。そういう情報もテレビに出ていたら、ありがたいと思いました。私は、今の時期、eatの高校野球番組などをとても面白いと思って見ていますが、“この局だったら、コレ”という番組があればすごくうれしいと思います。もう一点。先日、eatの夕方の番組で、気象台に200人くらいの小学生を集めて見学会をしたとレポーターの方が紹介していましたが、最後にどなたかの「こういったイベントは、今日だけなのですよね。」というコメントがありました。イベントの情報があまり知られていないこともあると思われますので、そういうイベントの情報をテレビでもっと教えていただけたらいいと思いました。

・地域のテレビ局だからできることは、例えば、キー局から流れてくるニュースを分かりやすく解説する。地方局のアナウンサーは顔がみえるので、親しみを持って見ることが出来ます。ですから、分かりやすい解説を地方局のアナウンサーがするのは、すごくいい方向に展開するのではないかと思います。細やかな配慮をそこで前に出すいいチャンスではないかと思います。今、過疎化ということがよく言われておりますけども、地域のテレビ局がいろいろな情報を流すことでいい意味での影響を与え、Iターン、Uターンの人たちに参考になっているものがあると思います。ここにも地域のテレビ局だからできるという部分もたくさんあるのではないかと思います。自社制作番組は旅番組や食べ物番組が多いのですが、先程、言ったように何か次の展開になるような番組づくりをなさったら、また変わってくるのかなとも思っています。誰がテレビをみるのか、この間、ふと感じたことがあります。或る新聞を読んでおりましたら、数年前まではあまり子供対象の記事はありませんでしたが、今では子供の役に立つ内容の記事がたくさん溢れていて、後は、健康や何か他のことについて、と出ておりました。子供を対象とするものは動きと絵があることがまず大事です。だから、新聞のような紙面ではなく、これこそがテレビ局がされることだと思います。また、インターネットが出来ないご年配の方はとても多くいます。インターネットから情報を得ることはなかなか難しいことなので、新しい情報を分かりやすく伝えてあげるといいのではないかという気もいたします。スポンサーが喜ぶ番組がいい番組かというと、“?”が付く部分もあります。でもそれをないがしろにすると、スポンサーが集まらないし、そのバランスも難しいところなのでしょうというのは、ひとりの視聴者として申し上げることです。でも、少しだけスポンサーのプラスにならないような内容のもの、視聴者が純粋に喜ぶような番組も作ってくださるといいかなと思います。私の周りのことから言わせていただくと、テレビをみているのは、子供ではなくてお年寄りの方が結構多い、それと病人の方。病院に行くと、必ずと言ってもいいほど、テレビが点いています。ラジオを聴いている方はほとんどいらっしゃいません。厳しい病気もたくさんあります。ですから、病人の方の励みになるような温かい心を持った番組制作があればいいと思います。

・まずは、正確な情報を流すこと。特に選挙の開票結果などでは一分一秒を争うために当落の誤報を流してはいけません。地域の自然災害の情報に関しては正確な情報を迅速に提供すること。地域の歴史文化人物に関しては地方局が発掘と顕彰に努めること。地域おこしに関しても地方局が率先してその芽を掘り起すべきです。地方行政(具体的には県とか市)とは適当な距離を保つこと。営業のためと称して行政とべったりとなりすぎないように注意すべきです。テレビの宣伝効果は大きいので相手に利用されないようにしなければいけません。

・「地域のためにテレビができること~信頼される局であるために~」は難しいテーマです。インターネットにより情報発信を巡る環境は厳しくなっていますが、愛媛朝日テレビの放送番組を1年数カ月、拝見させていただいての所見を挙げさせていただきます。
●地域ニュースの報道と速報・・・地域の重要なニュースを伝える役割は言うまでもありませんが、大ニュースはテロップでも速報できるのがテレビの強みだと思います。台風、豪雨、大雪の被害状況、交通への影響を積極的にテロップなどを活用して流せば、情報入手源として頼りにされるのではないでしょうか。あやふやなネット情報に比べ、テレビ報道は正確さで信頼感が勝るのでテレビの災害報道は優位性があると思います。
●食・観光地・祭りの情報番組・・・情報番組は地域の魅力を発見し、見つめ直す機会を与えてくれます。地域の活性化にもつながります。新番組「なるちか!」がより改善を重ね、地域を活性化してくれるよう期待します。
●文化・歴史を掘り起こすルポ・・・漱石、子規などゆかりの文学、村上水軍など地域の歴史を掘り起こすルポは、ふるさとの歩みについて理解を深めてくれます
●地域スポーツの振興・・・高校野球を愛する愛媛県民。愛媛朝日テレビは1回戦から夏の大会を中継。夕方のニュースでもたっぷり取り上げ、高校野球の普及発展に大いに貢献しています。地域スポーツの報道は地域スポーツの底上げにつながります。
●イベント・・・ふるさとCM大賞、5時間リレーマラソンなどの市民参加イベントは地域活性化につながっています。

 ・地域もいろいろありますけど、特に愛媛という視点から考えて、ひとつは防災、人的なものもあるかも知れないのだけれども今叫ばれている自然災害、これは本当に自然のことなので、一体いつ起こるのか、予測が出来ません。この前、災害の報道で各局が地域のことをいろいろ放送していましたが、みなさんがどこのチャンネルを見るかというと、NHKという声が多かったような気がします。そこで、例えば、災害報道の中で、eatが独自に愛媛で何か出しているものでもあるのでしょうか。実際、自然災害が発生した時の防災として、eatが特に出来ることはあるのかどうかです。それなりの特色を持ったものがいるのではないかと思います。それともうひとつ、『地域のために…』ということで、委員の方からいろいろな意見が出ましたが、生活情報はもちろんなのですけれど、それ以外に、例えば政治の問題で、愛媛県には原発がありますが、賛成の人ももちろんいます、全国のすべての県に原発があるわけではなく、原発がある県のテレビ局としてどうなのだろうかと思いました。

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