番組審議会

第209回放送番組審議会

(1)課題番組についての審議の概要

・この6人のためにいろいろな企画をしていたが、60分は少し厳しかった。ただ、その中でも興居島の俳句を利用したものなど、近くて知らない情報もあったのは、多少、良かった。人気芸人のインパルスを起用したのだが、番組の中でその良さを出し切れていなかったと思う。エンディングもたいしたことがなかった。

・番組の展開はかつて人気を集めた某系列局の集団お見合い番組に似ていると思ったが、俳句を利用した島の歌碑など、愛媛と大分の観光スポットやグルメを紹介する情報番組という側面もあったところは、それとは一味違い、愛媛や大分に住む人にとって、お得感のある番組になっていた。その反面、恋愛も情報もと欲張るあまり、焦点がややぼけてしまっていると感じた。その番組に比べると『大恋愛』はいささか物足りなく、メイン司会のインパルスのインパクトの弱さを感じざるを得なかった。また、今回、出演していたのはどういった若者で、何故、出演したのかなという、モヤモヤしたものを感じた。番組の進行にアクセントを付けるためだとは思うが、道後温泉で女性ひとりが加わったのも、やや唐突感を感じた。番組の味付けなのか、サン=テクジュベリや、ロマン・ロランの格言が出て来たが、かえって、番組から浮いているように感じた。

・他局の集団お見合い番組から始まり、時代と共に進化してきた番組の応用版というのが、今回の番組だったと思う。お塩とか、とり天のお菓子ととり天とか、船とかのCMと番組の中のものが、全部リンクされていたのは、なかなか良く出来ていた。あんまり何か印象に残るとか、深く感動するということはないとは思うが、この番組がついていれば、最後、どうなるのだろうと、ついつい何となくは見てしまう番組かなと思った。

・島へ行ったり、猿を観に行ったりするところから違和感を覚え始め、「第4回目ということで、スポットもネタ切れなのか。もうちょっっと違う場所があるのでは。」と思いながら見ていた。猿に餌をあげる場面のところでは、画面の下のところに、"これは特別に許可を得ています"と出ていたが、一般の方が普通に行っても出来ないことを番組だからやっているとしていたのは残念だった。性格が出てくることがあるのかもしれないが、本当にみんなが体験できること、平等に出来ることを放送してほしい。番組には素敵な音楽が流れていたので曲名のテロップを入れていたら良かったと思う。

・大分の"大"と愛媛の"愛"が係っているタイトルはおもしろく、バラエティっぽいオープニングも楽しそうな雰囲気で、番組に期待感が持てた。出演者の男性3人はそれぞれ自営業とかモデルとかで属性が違っていたのが良かったが、冒頭の女性2人の属性が似ていたのは少し残念だった。名所であったり、デートスポットのような場所の名称と電話番号の情報のテロップの出ている時間は、他県の人にも分かるように少し長くしても良かったと思う。外国人の留学生が日本一だという大分の情報は素直にいい情報と感じた。愛媛の方は興居島など、島を中心に取り上げて非常に観光的なものを意識しながら情報提供をしていて、地元の私たちも知らないスポットもあり、良い情報を提供していたと思う。ただ、この番組の視聴者は、一体、誰を想定しているのかと考えた時、若い方はちょっと行かないようなスポットの紹介があったり、かといって、旅慣れた方、シニア層の方には、ちょっとライトな感じがして、どのような対象に向けての情報発信なのか、最後の最後まで分からなかった。最後のメイキング映像は純粋におもしろく楽しかった。

・放送時間帯などから、20代から30代前半の人にターゲットを絞ったチャレンジの番組だと受け止めた。今の若者の恋愛観に合わせた形で、番組をつくることが狙いだったと思う。このような企画であれば、大分と愛媛を繋ぐというこのシリーズではなく、25分ぐらいの長さの4回連続番組で、「さあ、この恋の行方は?」として、ところどころに若い人たちに知ってほしいスポットを盛り込んでいくような別の番組として立ち上げてもおもしろいと思った。良かったところは、65分という長さの中で、大分と愛媛のシーン、それぞれのつくり方に違いが見えず、番組を制作したワーキングチームに一体感を感じられたことと、インサートされていた名言が中弛みしそうな番組を良いアクセントになってまとめていたこと。この番組はこのシリーズのなかでは、少し違和感を生じるような形になったが、こういうチャレンジはおもしろいと思う。

・男性と女性が3対2で始まったが、道後温泉のところでひとり女性が加わり3対3になった時、男性のひとりがとてもうれしそうな表情をしたところを撮っていたのは良かった。このような番組では、表情とか、感情とかを捉える場面は少ないと思うので、うまく撮影をしていたと思う。また、北高架商店街のラーメン屋のおばさんがインパルスの板倉さんにあのようなコメントを出すところをうまく捉えていたと思う。非常にうまい番組をつくられたと高く評価したい。途中からはどうなるのかと、果たして最後、うまくカップルが出来るのかと、ちょっとワクワクした。

・愛媛県の佐田岬、八幡浜から、宮崎県と大分県に嫁いでいった女性がとても多くいる。ここから大分県に嫁いで行った女性が、今、幸せに暮らしている画があると、またひとつ楽しかった。それがあれば、大分県の男の子とお付き合いをしている愛媛県の女の子の背中を押してくれることあるかもしれないとも思った。先程もあったが、デートで猿を見には行かないとは思う。観光資源をもっと大きく伝える役割的なものもプラスしたら良かった。アナウンサーふたりは上から見ているようでゆとりがあるその態度が番組を冷たくさせていると感じた。出演者と同じラインにいるようにするべきだと思う。男女3名ずつというのは視聴者の興味を惹きにくいと思うので、男女10名ずつ位にした方が良かった。10名いれば、応援したい人を見つけたり、カップルになれなくてもそれほど傷つくこともないと思うし、出演者を募集する時には、手を挙げる人もいるかもしれない。着眼点はとても良い企画だと思うのでもう一回練り直していけば、いい番組になる可能性があると思う。

・よくテレビに出ているような方や、俳優ではないのだけどそれに近いような方と一般の方もいる人選にはなんとなく違和感を覚えた。素直に大分と愛媛との若い男女の恋愛ということを考えてもうひとつ発展させるのだったら、人選のところはひとつのポイントだと思う。
 

(2)「愛媛朝日テレビ 放送番組基準の変更について」諮問ならびに答申

・「民放連 放送基準第149条の条文が変更(平成28年3月1日施行)」されることに伴い、同基準を準用する「愛媛朝日テレビ 放送番組基準の変更」について、放送法第6条第3項に基づき、番組審議会に諮問し、「変更は妥当である」旨の答申を受けた。

 

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