愛媛のニュース

2022年08月10日(水 ) 14:37

昆虫で養殖マダイを育てる実証試験【愛媛】

愛媛が全国トップの生産量を誇る養殖マダイに、昆虫を与えて育てる世界初の実証試験が始まりました。

実証試験は、愛媛大学が太陽石油の支援を受け、先月から宇和島市で始めました。
大学などによりますと、養殖マダイのエサにはカタクチイワシなどから作られる魚粉が全体の50%ほど含まれていますが、魚粉の価格が高騰し、養殖業者の経営を圧迫しています。
こうした中、注目されたのがミールワームと呼ばれる昆虫の幼虫で、実証試験ではミールワームを含んだエサをマダイに与え、従来のエサで育てたマダイとの違いを比較するとしています。
エサには全体の10%ほどのミールワームが含まれていて、昆虫の含有率の高いエサを使って実証試験を行うのは世界で初めてだということです。
愛媛大学大学院農学研究科・三浦猛教授は「ただ単に生産して売るということではなくて環境に対してどんな意義があるのかというのをプラスして世の中に出していきたい。これが世の中に定着するような形になるための研究をしていきたい」などと話しています。
大学では今年11月にマダイの成長の状況や肉質への影響などを解析し、来年3月の出荷を目指しています。