松山市のコインランドリーで高齢の女性が刃物で殺害された事件。
事件直前に容疑者がとった不可解な行動。そして、容疑者の父親が取材に応じ、
21歳の男の人物像が見えてきました。
おととい午前10時すぎ松山市河野中須賀のコインランドリーで、
松山市久保の71歳の女性が刃物で背中などを刺され死亡しました。

現場にいた21歳の容疑者の男は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕され、きょう、殺人の疑いで送検されました。

その後の捜査関係者への取材で警察官が駆けつけた際、容疑者の男の服や手には女性のものとみられる血がついていたことが分かっています。

また、現場からは警察が包丁のような刃物を押収していて、取材に応じた、容疑者の男の父親が、「家から包丁1本がなくなっていた」と話しています。

父親によりますと、現場のコインランドリーは、家族も利用しておらず、容疑者の男の性格については家の中でのトラブルはなく、　おとなしい子だったと話していました。

その上で父親は、「何を言っても許されることではない、（遺族には）頭を下げる以外何もできない、（息子には）罪をちゃんと償ってほしい」と話しました。

容疑者と被害者、2人の間に面識はないとみられ、偶然出会った女性がいきなり襲われた可能性もあるとみて、警察は事件のいきさつを詳しく調べています。