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NEW 2025年12月09日(火 ) 16:20

宇和島の小学校に「大谷グローブ」が15個 なぜ!?【愛媛】

2023年、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手から全国の小学校に配られたいわゆる「大谷グローブ」。

あれから2年、宇和島市の小学校を訪ねてみると…。

『野球しようぜ』というメッセージとともに、メジャーリーガー大谷翔平選手が全国2万の小学校に合わせておよそ6万個を配った「大谷グローブ」。

県内の小学校でも1校当たり3個が、2023年の12月ごろから順次配られました。

あれから2年。
今、どのように使われているのでしょうか?
宇和島市の吉田小学校では、子どもたちが休み時間にキャッチボールをして楽しんでいます。

しかし、よく見ると・・・
なんだか多いような?

【児童】
Q.大谷グローブ何個ぐらいある
「めっちゃある。10個以上」

こちらには、なんと15個も!
でも、いったいなぜ?

【吉田小学校・坂本校長】
「(町内の)吉田、奥南、喜佐方、立間、玉津の5つの小学校が統合して、新しい学校でスタートしたばかりなので」

吉田地区では、過疎化や少子化などから5つの小学校が統廃合し、今年4月、新しい「吉田小学校」が誕生しました。

5つの小学校にそれぞれ3つずつあったグローブは、吉田小学校に集められました。

【坂本校長】
「数があるので、キャッチボールをするにしても誘い合わせて、新しい友達も連れてきて練習するような感じで。うちの学校には玉津ホープスの軟式野球チームに所属している子たちもたくさんいますので、その子たちとキャッチボールを通して野球の楽しさを知るっていう子どもたちも、結構いるんじゃないかなと」

吉田小学校の子どもたちがメンバーの9割近くを占める少年野球チーム「玉津ホープス」は、今年初めて学童軟式野球の全国大会に出場。

こうした児童たちの姿や「大谷グローブ」を通じて、野球に興味をもってもらいたいと坂本校長は話します。

【坂本校長】
「平成30年7月豪雨の際に、希望(ホープス)を持ってがんばっていきましょうという形で発足して、指導者の方も玉津で柑橘農家をされてる方がやっておりますので、そういう意思を引き継いで野球に親しんでくれる子どもたちが増えてくれる、大谷グローブをきっかけとして、子どもたちの自主性と興味を大事にしていこうと」

【玉津ホープスに所属する児童】
Q.将来の夢は?
「プロ野球選手になりたいです」

「将来の夢はサッカー選手。でも野球選手も好き」

Q.好きな野球選手は
「(大谷選手と同じチームの)山本由伸選手」

大谷グローブの今を調べたら、伸び伸びと野球を楽しむ子どもたちの姿がありました。