青森県で８日夜発生した最大震度６強の地震。
愛媛に影響はないのでしょうか。
専門家に聞きました。

【愛媛大学・二神透准教授】
「８日夜の地震があった辺りは、太平洋プレートがあって、千島海溝がある付近が想定震源域になっています。

ですから、プレート内のひずみによる地震だと思われます。

まったくプレートが違いますので、南海トラフへの影響はほぼないと思われます。

今回の地震が南海トラフの地震を誘発するというような情報が流れれば、それは根拠のない話だと思いますので、ぜひ気を付けてもらいたいなと思います」

今回初めて発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」については、去年の南海トラフ臨時情報と同じ意味合いを持つと言います。

【愛媛大学・二神透准教授】
「普段の備えから、さらに高めてくださいという情報だと思います。水・食べ物・トイレ等各自で備えておくということと、それから夜地震が発生しましたけれども、夜間の避難、明るい懐中電灯とか、非常持ち出し袋やその中身をさらにチェックして、防寒器具等をそろえて備えてくださいという情報だと思います」

震源から遠く離れた愛媛でも、注意は必要です。

【二神透准教授】
「例えば、東日本大震災のような大きな地震が今後、今回の想定震源域で起こるようなことがあれば、愛媛でも津波の影響が出てくるんだと思います。

規模にもよりますけれども、津波注意報あるいは津波警報が宇和海沿岸に出るかもしれないと思います」