ＳＮＳで実行役を集め犯罪を行う、いわゆる「トクリュウ」。
県警は対応の強化に乗り出しています。
２０日に開かれた県警の対策会議では、渡部寿夫刑事部長が、県民の不安感を払拭するためにも、関係部門が緊密に連携して「トクリュウ」の実態解明や実行犯などの検挙に結びつけるよう訓示しました。
県警によりますと、県内では今年９月末までの半年間で、「トクリュウ」が関わったとみられる事件で９人が検挙されているということです。
会議では、いわゆる「闇バイト」募集の手口の実態などを確認し、県警では住宅周辺での警戒活動などを強化する方針です。
県警本部の仲田亮生活安全部長は「闇バイトに応募してしまった場合には、ご家族を含めて安全対策を講じますので、犯罪に関わる前に、警察に相談をお願いしたいと思います」などと呼びかけています。