番組審議会

第65回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成13年7月25日(水) 午後3時
2. 課題番組:「探偵!ナイトスクープ」
          毎週金曜日 23時14分~24時09分(55分)放送
3. 記事の概要:
・「しょうもないネタを探して」担当の探偵が真面目に取り組んでいくというおもしろさで成功している。老若男女を問わず、誰もが落ち着いて楽しめる、無邪気に楽しめる番組である。番組の性格上、深刻に考え込んだり、どぎつい印象を与えない、気持ちを軽やかにさせる、清涼剤のような感じがする。

・調査依頼者の依頼事項は「何でもあり」というところが良く、依頼人の年齢、性別、職業などもバラエティーに富んでいる。週末にちょっと笑って、時には考えて、ストレス解消効果もある。

・探偵局長が上岡龍太郎さんから西田敏行さんに替わってから、コメントや話のまとめ方がすこし、堅くなった。

・当今はやりの「お笑い」のように、毒々しく笑わせるのではなく、また嫌味がなく、ちょっとユーモアのあるほのぼのとした話題をよく選んでいる。

・依頼人の出してきたテーマを探索していくために、大学教授等にも出演してもらって説得力を持たせたり、費用をかけて飛行機で移動するなどテレビならではの情報収集力、行動力を駆使している。

・依頼されたテーマを追求していく過程で、担当の探偵がいろいろな出来事に遭遇したり、人物に出会ったりする様子など、見ている人を飽きさせない。

・視聴者が番組内の依頼者に感情移入していったり、逆に淡々と冷静に流した後で、問題が解決したり、依頼が成功したりした依頼人と探偵の喜びが、画面からじわっと伝わってくるところが良い。

・「大阪人の、大阪人による、大阪人のための」番組で、コストをかけず、視聴者からの依頼や日ごろの疑問など、大阪のタレントが面白おかしく、それでいて真面目に解決していくプロセスは見ている人をほのぼのとさせてくれて、松山でいう「よもだ(ふざけていることを指す方言で、必ずしも常に悪い含意がない。)」精神にあふれているところがといったところが、この番組を長く続けさせている。

・番組の中では、秘書の岡部まりさんが絶妙の役どころを演じていて、声のトーンが良く、しゃべり方も耳に馴染み、また、リアクションにも安心感を感じる。

・また、この番組が東京の視聴者にはどのように映っているのかも興味がある。最近は、吉本興業も東京へ進出し、大阪の笑いも、かなり関東地区の方にも受け入れられてきているのではないかと思われるが、関東地区での実態にも興味を感じる。

・純粋で素朴な笑いは人を本当に幸せにしてくれる。がんばって続けていって欲しい。

・初めて見たときは、「こりゃなんじゃ」と思っていたが、見ているうちに、だんだん面白くなってきた。どのテーマも嫌味がない。話題がバラエティに富んでいて、誰が見ても面白い。また、知らなかったことを、何か「これでもか、これでもか」というようなやり方ではなくて、何かあるがままにすんなり素直に教えてくれるような番組だ。

・上岡龍太郎さんのつっこみの鋭さ、毒々しさが面白かったが、西田敏行さんだとちょっと物足りない感じがする。

・テーマの馬鹿馬鹿しさというか、アホくささというか、調べ方もわざわざ遠回りしてみたりしている。探偵もそのアホくさい調査を、真面目に一生懸命やっているというその姿、番組の構成が魅力だ。また、出てくる依頼者のキャラクターも大いに番組を盛り上げている。

・テーマと探偵の組み合わせが絶妙だと思います。

・しばらく見つづけたり、しばらく離れたりという波のような感覚があるが、しばらく離れていると、また見たくなるというところが長寿たる所以であろう。

・この番組の面白さを支えているのは、依頼人のキャラクターで、真面目で、素朴で、善人にしか見えない普通の人のはずの依頼人が面白い。どうやったら、ああいう人を集められるのか。依頼人の手紙一本では見抜けないだろうし、その辺のからくりは興味深々である。時々ハズレみたいなのもありますが、それでもスタジオのフォローでちゃんと成り立っていく。

・新野新さんとかキダタローさんとか、地方では有名だけど、全国には知られていないタレントを大事にして育てている番組だ。立原さんは一番古株で、初めはなんとなく人情ものばかりだったが、最近はすごく幅が広がってきているし、松村邦弘さんを起用したのは、初めは失敗だと思っていましたが、意外にうまくこなしている。他の人は全員大阪弁のところに、彼の東京弁が新鮮なのかなと思った。

・総じて、面白く、ほのぼのとしたものがあり、また次を見て見たいと感じさせられた。

・松村邦洋さんは、彼の他の番組では出ていない彼の良さが良く出ていた。彼の独特の温かみが活かされていて良い。他の番組では、いつも、大食い競争とか我慢比べみたいなことばかりやらされているが、彼の本当の良さが出てきている。

・これはかなりの人が見ている人気番組だということで驚いた。どの話も全く罪のない話ばかりだが、こういう話はやはりある程度作為をしないと成り立たないのではないか。作った話だとしても罪のない話ではあるから別段どうこうということはないが、番組の中でも何か作為をほのめかすような発言がないわけではなかった。まあ、話題のすべてが、あんなに上手く展開できる。会いたい人に会えるわけはないから、そうであっても不思議ではないし、いずれにせよ罪の無い話である。

・この審議会でこの番組をとりあげるのは二度めだが、「探偵」というのも手を変え、品を変えするといくらでも話題が出てくるのだなと感じた。以前に見たときは、もう随分前だが、そのころは「人探し」「尋ね人」みたいな話が多かった。最近は話題もがらっとかわっていて、それなりに面白い。これは、やはり企画される方がいろいろ苦心なさっているのだと思う。この番組を支えているのは、常に疑問を持つということ、我々は生活していく上で、実はたくさんの疑問に出会うのだが、それらはほとんど見過ごしている。ところが、この番組はそういう原点みたいなところに、真面目に取り組んでいる。これが幅広い支持を受けている理由だと思う。

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