番組審議会

第154回 放送番組審議会議事録

1.開催日時:平成22年6月25日(金)午後3時
2.課題番組:「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」
毎週水曜日 20時00分~20時54分(54分) 2010年5月26日放送分を視聴
3.議事の概要:
・池上彰さんの経歴を見ると94年から「週間こどもニュース」をやっており、口調も子供に語りかけるような、分かり易い口調、語り口で話しをされているのは、こういった子供向けの番組を持っていたことも一つの要因なのかなという感じがします。

・子供になったような気分で見ていました。この時間帯ではなく、他の番組にもあったのではと思います。BSかどこかにも出ていたと思います。良い番組だ、話が楽しい、といった声が出ています。私も差し当たり頂いたDVDを見るより前に2,3回、何かの番組でチャンネルを回すと出てこられたので、分からないことを教えてもらい楽しいといった口調で、家で話していました。今回DVDを見てみると、ニュース用語で日経平均株価、私としてもあまり株のことは分かりませんが、大体1万円から下がると日本の景気が悪くなるのかな、1万円から上がると景気が良くなるのかな、といった感じで、日経平均株価を見ていました。根本的な話を子供に語りかけるように、分かるように、私のような素人、何にも分からない人に分かるような話を次々としていました。次はダウ平均、「何でダウ平均なのか」と思っていると、ダウ・ジョーンズというアメリカの人や、東証株価指数など、大体は分かりましたが、早くも忘れてしまいました。あまり株のことは分かないものですから・・・。ですが日経平均株価だけは分かって良かったと思います。本当に誰にでも分かるような話で良かったと思います。衆議院と参議院の成り立ちの話がありましたが、衆議院は解散ができる、参議院は解散しない、なぜそのようなことが起きるのか?なぜそのようなことが守られているのか?ということを説明され「なるほど」と思いました。高校か中学の社会科で習ったことを思い出しました。今まで深く政治のことを考えていませんでしたが、「なるほどな」と思いました。私が言ったことは子供じみていておかしいかと思いますが・・・。何となくニュース用語を教えていただき良かったと思い見た程度です。

・池上さんが自分で提案した番組です。非常に思う通りにやれたと思います。11年間、彼がやりました。その後も3代、違うキャスターがやっていますがパットしません。池上さんが定年退職し、民放で活躍していることは良いことだと思います。池上さんがやっている頃に、民放の報道番組担当者が一番よく見た番組がこの番組です。子供番組ですが、一番よく見たのが中高年以上の人です。なぜかと言うと、興味深い話題を分かり易く伝える。何をどう伝えるか全部ここに詰まっていた。DVDを見ました。大変手間がかかっています。つまり良い番組は手間をかける。週間子供ニュースは1本1000万円くらいです。今のコストは・・・。ですが、それ以上の価値を生んでいる。お笑い、クイズなどの番組が多いのですが、見た人が満足するものを、どう作るのか?この中にあるような気がします。非常に見て「良かった」と皆が思う。こういうものを企画するのが必要なことだと思いました。どこが悪いとは言いにくいのです。確かに欠点がありません。

・言われているように手間をかけていると思います。以前見た番組では原油の価格の決め方はアメリカに直接行き現地で取材し、北朝鮮と韓国の抗争の問題も現地に行き解説をしている。手間をかけているのが現実だと思います。

・日経平均の内容を説明している時に、単純平均ではない、株を割ったりして・・・と出ました。厳密には分かりませんでした。景気の傾向を示す指数であることは良く分かりましたが、最後になり説明が尻切れとんぼのような感じがしました。参議院のところですが、今でも分かり辛いのですが、比例の仕組み、比例代表と選挙区で選ばれるのはどのようにして選ばれているのか?説明があまりなかったような気がします。比例区で非常に紛らわしいのは、衆議院の比例区と参議院の比例区は違います。衆議院では敗者復活があります。その辺は常々おかしいと思っていますが、その仕組みの説明がありませんでした。分かり易く、学べるニュースにしてはその説明がなかったのはおかしいと思いました。小沢氏について、当時まだ幹事長でしたが、切り札と報道していましたが、私の感じでは小沢礼賛論に近いと思いました。1つの政党の1つの幹事長をこれだけクローズアップし扱うのはあまりにも特別扱いではと思いました。存在感の強い人なのでそうなると思いますが、扱いとしては少し特別扱いすぎる、時間を取りすぎている、結局それが礼賛論に繋がり、善きにつけ悪しにつけ、彼が中心で日本の政治がまわっている印象を与える感じがしました。その後辞任し、今の状態とは異なりますが、そのような感じを受けました。イギリスの例、連立政権の例をあげていましたが、イギリスは完全な政権選択選挙です。日本で言うと衆議院選挙のことです。それを参議院と一緒にするのはおかしいと思います。二院制、なぜ二院制なのかの説明ですが、突込みが少なかったと思います。一方の、多数の暴走をチェックするために、もう一つ議会を作っているということですが、その辺の歴史的な説明、イギリス、フランスで生まれている知恵として、人間の知恵として生まれていますが、歴史的な説明がなかった気がします。テクニックに走っている、テクニック論のような感じを受けました。政治を報道する時は、非常に深い色々な見方があるので、やはりどうしても批判と言いますか、出てくると思います。私は納得のいかないところがありました。「なるほど」と皆が思い、池上さんが言うことが神のご宣託のようになっても困るという気がしました。

・たまたまですが、社内のメールでこの番組の話が出てきていました。eatの場合は16.7%でしたが、その文章によると22.3%という視聴率でした。東京でしょうか?確かに今ニュースに対するニーズ、需要はありますが、それを工夫しないで伝えている、伝えている側があまり理解していないまま伝えています。テレビはそうでもありませんが、新聞は特にあります。そういった意味でも学ぶ点が大きかったと思い見ました。新聞は色々一つの言葉について説明書きを付けたり、分かり易い、子供向けの紙面を作ったり、工夫していますが、テレビはプラス分かり易いだけではなく、優しく、面白く上手に伝えている、工夫があると思いました。難しいニュース等、次々起きますが、ちゃんとした分かり易さ、つまり溝を埋める、理解を助ける作業ができています。もっとこれを良い番組にするには、何かあればいいなと考えていましたが、選挙制度もなかなか難しく、比例区の話で言うと非常にテクニカルな話ですので、優しくというと非常に難しいと思います。他に社会保障、年金、保健、医療、税金など、なかなか難しく霞ヶ関の官僚がそのような法律、制度を複雑にしていると言いますか、普通の人ではなかなか分かりにくいと思います。そういった部分に踏み込み、国民、視聴者の理解を助けるところに踏み込んでも良いのではと思います。他番組で年金の支払いは2ヶ月ほど遅れることをしていました。その年金受給者が亡くなった時、公務員の場合はその2ヶ月タイムラグがありますが、その2か月分は支払われます。民間の人は支払われません。2つの法律があり、公務員だけ特別な扱いがされているという話は特ダネです。分かり易くニュースを解説する時に、そのような特ダネ部分を出してくる。ニュース解説の中で一般の奥様向け番組でやっていますが、そういったところを活かしつつやると、もっと発展すると思います。今申し上げた年金、保健、医療、税金など分かりにくいです。当社の新聞も経済部が主に書いていますが、さっぱり分かりません。関係代名詞でwhich以下が沢山あり、どうかと思います。これは大いに期待すべきで、我々も学ばなくてはなりません。

・非常に見終わって勉強になったという番組でした。日経平均、ダウ平均、文字としては、言葉としては知っていますが、具体的な意味は全く知りませんでした。その中の説明も非常に分かり易く、株式数だけで割ったのではなく、株式数が増えた時に単価がそのまま減らないように分母についてもそれなりに調整をするというようなことを、厳密には本当は難しい計算があると思いますが、一般視聴者が頭の中でイメージしやすい、難しい計算はあるだろうが、きっとこういったことなのだろうという事が分かるような上手な説明。よっぽど上手に説明ができる人でないと、あのような説明はできないと感心して見ました。日経平均のところは用語の説明ですので、客観的な内容、誰が説明しても同じような内容になると思いますが、連立政権のところは、説明の後に、結局少数政党が連立政権を組むことによって自分の意見を政治に反映させようという思惑があるという評価、内心の部分については、池上さんのある意味解説だと思います。何となく毎日ニュースを見ている中でそこまで説明してくれるニュースキャスターはいらっしゃらないので、非常に分かり易く見ました。この番組自体は、非常に沢山ゲストが出ていますが、実はあのゲストは半分でも成り立つ番組ではないかと思います。ゲストの素朴な疑問がポンポンと出てきてそれに対して池上さんがどのような質問でも答えていくという枠組みになっていますが、ゲストはあんなに多くなくてもよいのかなと思いました。

・ゆっくりDVDを見て勉強しました。前半は経済の話、後半は政治、外交の話でした。ウェイトからいくと時間は後半の方が長かったと思います。前半の経済は短かったのですが、あれは色んな理由があるのかと思います。経営学部、昔は商経学部の出身で、ただ自分自身は経済に詳しくなく、日経225、ダウ・ジョーンズの30などよく知りませんでした。番組を見て勉強しました。そうすると簡単に説明するのは難しいです。こういった時に良く見るのが2チャンネルですが、さすがに池上さんのスレッドがたっています。アンチと同情派と両方がいて、どちらもそれぞれですが、その中にあった意見で、経済を説明するのは難しい。私も、あれはダウ・ジョーンズでは30にしていますが、分母があり、分子があります。ダウの場合は分母が今いくらになっているのか公開されています。ダウの場合は30で割る分母が0.132319125(現在)となっています。上の方が30社の合計です。もし、どこかが1ドル変化すると全体のダウの指標が7.56変わるようになっています。常に分子/分母の和がいつも変わらないように設定されています。この辺りのことをきちんと説明しようとすると、私が授業でやっても1時間経っても説明できなく、これをテレビの番組の中にまとめるのは大変だろうと思います。あの辺りでやられているのは上手いかなと思いますが、逆にストレスが溜まる人と、私のように勉強してみようという人の2つに別れるのではないかと思います。勉強してみようかなと思う人は、多分少ない。私もこのような仕事があったので勉強しましたが、そうでないと、なかなかこれは難しいと思います。ネタ的になりますが、今朝もワールドカップがあり、隣で寝ている妻が朝起きだしていくので、どこに行くのだろうと思うと、テレビを見ていました。私はその横で知らない顔をして寝ていましたが、ワールドカップの優勝とゴールドマンサックスのようなところが絶対やらない投資戦略があり、もしスペインが優勝すると通貨ユーロが生き残る、ドイツが優勝するとユーロが崩壊する、ブラジルが優勝したら、アルゼンチンが・・・など色々あり、北朝鮮と韓国が決勝戦で戦うことになると第三次世界大戦に・・・ワールドカップがある程度成功しているようですが、成功するとアフリカのマーケットの相場が上がるだろう。もし日本が優勝すると株価が15,000円になってしまうだろう。そうなると必ず円高が進み民主党は多分うまい手がうてないはずですから、うてる訳がないと思いますので、自民党がやっても難しいと思いますが、崩壊するだろう。そんな話が流れているくらいで、こういう風にプロの人、ブレインがいてまとめてもこれくらい難しい問題、ネットでは色々なことが出ている。その中で視聴者に色々考えてもらうような、色々な捉え方ができるようなやり方でニュース番組を提供するというのは1つの価値はあると思います。ただ全く信じてしまうと間違いです。全く否定するのも間違いです。その辺りが難しいと思います。

・NHKの時に何回か見たことがあり、あまり深く考えない、物事は深く考えませんが、良く分かると思い見ていました。なぜ見るようになったのか?普段テレビは見ませんが、母に私が色々な質問をします。経済のこと、社会情勢のことなど。そうすると「こどもニュースを見なさい」と教えてくれました。母は私に良く分かるように説明してくれます。「お母さんよく知っているね」と言うと「池上彰のこどもニュースを見ているのよ」と。「ボーっとしておらずに、少しは社会のことも分かっておいた方がいいよ」と言われて何回か見ました。あまり続きませんでしたが、何回か見て良く分かる。そして今回の番組。本当に良く分かりますが、ゲストの質問が、私でもしないだろう、私のようなレベルの低い、そういう観点からしないだろうという質問が気になりました。ですが若い人にとってはそれが良いのかなと、そういった軽いノリというのが良いのかなとも思い、分からない部分ですが・・・。この番組の優しい語り口調、ソフトな語り口調で、老人ホームで見せてあげると、すごくお年寄りの方も賢くなり、「なるほど」という部分があるのではと思います。色々なところで、色々な方向の、方面の方が見られたら、深く考えない方たちの集団に対しては良いと思います。いま先生方がおっしゃったように、「これはこういう風な何とかで」という方たちにとっては、どうかなと思いますが。単純に、私レベルの人が見るのには凄く分かり易く、そして個人的にこういうソフトな男性は良いと思います。

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