番組審議会

第163回 放送番組審議会議事録

1.開催日時:平成23年5月25日(水)午後3時30分
2.課題番組:①「News BOX WIDE」
毎週月曜~木曜 18:17~18:55、毎週金曜 16:53~19:00  放送
②「第80回放送番組審議会委員代表者会議の議題について」

3.議事の概要:
①「News BOX WIDE」
・親子で楽しんでやっているのを撮影しているので、このような番組が沢山でてきたら良いと思いました。子供のなりたい職業が段々変わってきていると思いました。動物園でマイクを向けて子供にインタビューしていましたが、前は「パン屋さんになりたい、お菓子屋さんになりたい」でしたが、今回は「女優になりたい、ダンサーになりたい」と。「サッカー選手になりたい」は分かりますが、最後は「国会議員になりたい」と。そういったことも私にしてみれば寂しいと思いました。1年に2,3回子供たちに「将来どのような仕事をしたいのか」を聞いてみると良いと思います。高学歴でないといけないという親がいて、子供の職業について差別とまでは言い難いのですが、学校に行かなければいけない、塾に行かなければいけないという親が沢山いるので、もう少し子供をリラックスさせ、将来に対して仕事が選べるような家庭教育ができれば良いなと思っています。知らなかったことを知らせていただく、「天気予報の旗」が出ていましたが、昔の情報も出していただくと私たちも勉強できると思いました。親子が楽しさをお互いに噛みしめ、連休を過ごしていたような、ほのぼのとした場面が沢山あり良かったです。大きな凧の凧揚げですが、計算ができていなかったと思います。引っ張る力と大きさと風の計算が・・・。失敗すると思いながら見ていましたが、やはり失敗し落ちました。勉強のためにはよかったと思います。私も1度見に行ったことがありますが、凧揚げはとても楽しく、見に行った時は、このように大きな凧はありませんでしたが・・・。ヘリコプターで上空から道後温泉、松山城など観察し、見えないところが見え良かったです。一つ残念なことは、しまなみ海道のバラの花があまり見られませんでした。まだ咲いていなかったのでしょうか?しまなみのバラ園はきれいで、お花をそえていただくと良かったと思います。

・eatのアナウンサーは非常に優秀だと思います。明るく素晴らしい。番組そのものも立体的にヘリコプターを使い「見せる」というところは認めたいと思いますが、いくつか気になった点があります。一つはアナウンサー男女ともに黒色の衣装です。こどもの日の明るい雰囲気なので、照れずに、鯉のぼり、ドラえもん、アンパンマンのシャツを着てみたり、徹底的にしないと「こどもの日」という感じは出ない。もう一つは「ニュースBOX」はナマなので、ナマ性をやるためにはVTRインサートは非常に難しい。12時前後の道後温泉の上空を見てみようと、VTRを出す。常にナマの現場に引き寄せていかないとどこがVTRなのか見ている方は勘違いしてしまいます。「今こんなことをやっているわけがない」と思い返し、これはVTRインサートだと分かります。ナマ性を出すには、今の道後温泉はどうなのか?今の動物園はどうなのか?今を見せないと効果的ではありません。特に道後温泉の場合はスタジオを道後温泉に持っていき、オープンスタジオでやるなど、あるいは動物園の前でやるなど「先ほどまでは大変な賑わいだったけど、今はこのように閑散としている」として昼間の動物園を出すとその差が出る。立体的で良いと言いましたが、見終わってみてうわべだけを見てしまう、そういう気がしました。先ほどプレゼンテーターがいるとおっしゃいましたが、事前取材をしておかないと、例えば松山城を描いても、修復中は客がおらず、修復後は増えた。道後温泉でも普段とは違い、人がいっぱいで長蛇の列を作り入る、だいぶ待たないといけない。そういったマイナス情報も出す必要があります。皆が知らないことを知らせるという意味で。知らないことを知らせることでテレビは意味があるわけです。事前取材をしておけば、ヘリコプターからの中継であっても、「今は外側はこうだけど、中はこうだ」ということも言えます。エミフル松前の車が沢山止まっているのは分かりますが、中では最近は、質素の反動でブランドものをどんどん買いだすという話があります。ヘリコプターでやっていても、事前取材をしていれば、新しい情報を伝えることはできる。隔靴掻痒なところがあったのは、凧揚げでも計算できていないと誰か一人が尋ねてみて「これはダメだぞ」「計算できていない」ということをはっきり言うと良いです。毎年あがらない。見ている者も共感できるようなものが必要なのではないだろうか。長時間の総力取材でやっており、無い物ねだりのような気がしますが、見たいものを見せる、あるいは見せたいものを見せる、その折り合いをつけていかないと視聴率はあがらないと思います。

・県内連休最終日の様子ということで伝えていますが、県内と言いながらほとんど松山周辺だけの様子です。その日の取材でその日の放送でなかなか限界があるのでしょうが、愛媛の放送局なので連休の在り様、道後温泉で3時間待ちという報道をしていましたが、それは人出が多いということを言いたかったのでしょうが、何かディズニーランドを模したような、中央思考を感じました。せっかく愛媛県のテレビ局なので、ひなびた所も1か所くらい報道しても良かったのではないかと思います。過疎地がありますが、そこの「こどもの日」の様子も、そういった切り口で、一か所くらいは紹介しても良かったと思います。中央の真似、田舎でも「こどもの日」には人出があり、道後温泉3時間待ち、エミフルは5000台の車が集まったなど、大都会の真似、そのような現象も松山でもあるということを、言いたい気持ちも分かりますが、それ以外に光と影、裏と表と言いますか、5月5日と分かっているので、愛媛の過疎地の子供はどのようにして「こどもの日」を送っているのかという切り口もあってよかったのかと思いました。石手川ダムの水が減るとすぐに映し、水不足の報道をしています。水の勉強をしてよく分かりました。石手川ダムが松山市の水供給の半分と言いますが実際には40%くらいですが地下水もあります。石手川ダムが少し減ると「ないない」といういつものパターン。西条からもらわないといけないという世論操作風を感じざるを得ません。これから水不足の報道に関してはもう少し掘り下げてやるべきではないか。水道は90%を供給している訳で、そのうちの半分ですから、どうしてもビジュアルでダムの水が減るのは分かりやすいのは分かりますが、その辺のことが気になりました。その逆に少し雨が降ると100%になるということなので、あれがすべてだと問題になりますが、実は松山にはもう少し余力があります。あの中で伝えてくれとは言いませんが、その辺のことも考えた報道の仕方があってもよいと思います。

・この説明書きにある総力取材は、見ていて非常に感心いたしました。地方放送局の今の陣容でいくと、アナウンサーはアナウンサーだけ、記者は記者だけということではなく、乗り入れと言いますか、兼務といった形でやっていると聞きました。みなさんオールラウンダーでますます何でもできる人になっている感じがし、似たような会社にいる人間からすると、なかなか羨ましい話です。普通は、現場と中というのは、放送局で言いますと取材と編成の違いだと思いますが、お互いどうしても対立する、理解できないところでぶつかり合いがありますが、外から見る中、中から見る外、自分の中で相対ができているので、みなさん上手にこなしているのだろうと思い拝見しました。委員から色々批判がありましたが、今ある陣容の中でそれだけのことはなかなかできないでしょうから、そこのところを考えると、今回はヘリコプターというお金のかかるツールを使い、色々なディスカッションをしてあのような番組になったと思うので、それはそれで価値のあることだと思います。確かに少し首都圏、近畿圏、人が沢山いるところの「こどもの日」の縮小型と言うと失礼ですが、それを狙っているところがあり、それだと予定調和になるので、プラスして、「こどもの日はどうしようか?」人と違うような行動をしようとしている家族に密着し、改めて故郷愛媛の良さを、この「こどもの日」を通して・・・といったようなことを見つけ、それを少しやると多角的、違う一面もまた提供できたのではないかと思います。その日起きたことを、その日のうちに編集するということは相当大変な事だと思うので、ナマに近い、ナマまがいなものと混在させながら良い雰囲気を伝えるというのは、我々も学ばないといけないことだと思いました。

・「今日のハコ」で5月5日こどもの日、連休最後の日の砥部動物園、道後などを地上からと空中からと撮影しニュースになっており、1つのテーマについて複数の場面、複数の視点からの映像だったので、1つのテーマでかなり長い時間やっていましたが、飽きずにスピード感も感じながら見ることができました。実際はほとんどそのような場所に行かないので、ニュースで高速の入り口が混んでいたので行かなくて良かったと。その日の自分がいなかったとしても、リアルに体験できたので興味深く見ました。地方放送局について書いてある漫画があります。それにはニュースをどのように作るのか、その日に撮ってきたニュースをこのように取材し編集しテロップをつけテレビに流す、というのを読んだことがありますが、それから考えると、その日にあれだけ沢山の場面と場所を撮り、その日の夕方にあれだけのニュースを流すのは、かなり労力がいり毎日毎日できることではないということを感じました。ただ、ほとんど「こどもの日」関係のテーマで、こどものパン屋の話などがあり、ニュースがほとんどありませんでした。休日なので、ニュースはないと思いますが、交通事故のニュースが1件あったのを覚えていますが・・・。いわゆるニュース番組であれば、もう少しニュースを入れないと、視聴者としては安定的なニュース番組である、ニュースを見ようと思って見る人が、ニュースを受け取れないのかなと思いました。

・以前の番審の議題に上がった時に、気象予報士のことをもう少し大事に、凝って使えば良いのにといった話をしていたと思いますが、最近はきっちりブログもされており、頑張っていらっしゃるというのが表れていて良かったなと思いました。お天気メールで質問のコーナーがありますが、修学旅行などの行先のお天気のメールに答える、その人の為にだけですが、見ていて良いなと思いました。ネットで調べれば分からないことはないですが、気象予報士の方に専門的に言っていただけるということで見ている側としては、自分たちだけのためにやってくれたという充実感はあると思います。続けられたら良いと思いました。砥部動物園に車で行く、去年他局のアナウンサーが4時間かかったというのを聞いていて、今年はそれほど・・・その局ももう一回走り「今年はそうでもなかったです」とやっていましたが、同じような事に挑戦されたのだなと思いながら見ました。去年との比較はありだと思うので、今年ヘリコプターから撮られた映像と、来年もまたそれを比較して使われるのも良いと思いました。リニューアルのポイントにある18時17分、裏局すべてニュースとありますが、主人の仕事柄いつもニュースを梯子で見ていました。「ここはこれをトップに持ってきている」。その局のカラーによって全然違っているので、プロデューサーの人によって持ってき方、明らかに後追いもあり、それを見るのも楽しかったのですが、リニューアルのポイントで「今日のハコ」を持ってこられたのなら貫いていただきたいと思いました。今日何があったのか真っ先に知りたいので、特集をやっていると思うと、ものによっては「後で見よう」という感じでチャンネルを変えてしまったりするので、テーマの選び方としては、こちらが共感できる、今なぜこれをテーマに選ばれたのか?ということが伝わるような編集の仕方をしていただきたいと思います。「なぜ今頃こんなことをしているの?」といったものが、ここ何日間か見ていてありました。テーマは覚えておらず、印象に残っていないのですが・・・。取材を一生懸命にされ、事前取材の時期と放送するタイミングはとても大事なので、あまり寝かせすぎてもいけない、タイムリーに持ってくるのは選び方が難しいと思います。着地点は「絶対ここにこう」といった形はないと思います。「このようにしめないといけない、こう決めてしまわないといけない」ではなく、テーマ、問題提起で「こうまとまりましたが、皆さんはどうですか?」といった終わり方もありかと思います。テーマ選びは慎重にされたらと思いました。「今日のハコ」に一度大澤アナウンサーがナレーターをされていましたが、テーマが出てきた時に、大澤アナウンサーの声が来ると思い、やっぱり来たという安心感がありましたので、続けてナレーションもいれてほしいです。コーナーの順番的にどうなのかと思っていましたが、企画説明書を見ると、これなら貫いて、この筋でやってもらいたいと思いました。ニュースの時間をずらしていることによって、「今日の取材、うちの学校に来ていたが、ここのニュース見たけど見逃した、eatなら6時半からのニュースでやるかもしれない」と見る側からすれば、ずれていることによって見るタイミングが得られるので、これもありかなと思いました。金曜日に出られているやのひろみさんですが、ラジオを聴きながら仕事をしているので、あの方のしゃべり口はすごく好きですが、南海放送のキャラクターが濃いかなと思いました。最初は「うん?」と思う部分がありました。紙一重だと思います。好きな人と嫌いな人と。親しみがあり、敬語もきちんと使えているので大好きな話し手さんです。「笑顔みつけた」のコーナーも体当たりでされており、色々な人との出会いを、彼女ならではの切り口でできるのは良いなと思うので、eatのカラーが付くように頑張って続けてあげてください。

・「こどもの日」はそれなりに、その日だなというので良いなと思いました。夕方は時間がありこの番組を見させていただいていますが、一つすごく気になったのは、男性アナウンサーが話している間に、女性アナウンサーが一点をじっと見つめている。その目線が気になりました。男性アナウンサーが一生懸命に話していらっしゃる。女性アナウンサーがじっと見ている温度差、一緒に「そうですね」という必要はないかもしれませんが、違ったものを見つめ、次私は何を話さないといけないのかと頭の中で整理されているのかもしれませんが、その違和感がとてもありました。気象予報士のコーナーはとても分かりやすく、お年寄りにとっても、あの柔らかな語り口調で良いと思います。「今日のハコ」はとても長く感じる時もありました。良いと思う時もありましたが、どちらかと言えば、これではなく、もっと別のものを探し出されてされるのが良いのではと感じた部分がありました。金曜日のやのひろみさんですが、彼女は素晴らしいと思いますが、南海放送のカラーが強く、「どこの局?」と思い見直すとeatで、そうかと思いました。方向性をきっちり見据えられ進めていかれたらよいと思いました。迷いが全体に感じられました。「今日のハコ」にこんなに時間をかけるより、ニュースフラッシュを長くとれば良いのにと感じました。全体的にはまとまっており、見やすいニュース番組でした。他局にも変えて見てみましたが、じっくり1か月近く見させていただきました。

・どこの局でやっていても、ニュースを見る時間帯に家に帰っていなく、大抵の男性はそうだと思います。奥様方が見ているのが多いと思います。妻に「見ておいてくれ」と言いますが、どこのチャンネルを見たのか覚えていないと。見てはいますがよく分からない。キャラクターの強いやのひろみさんなどがいると、その人に引っ張られ、そのイメージを持ってしまうのかなと思いました。ニュースをうまく解説しようと思うと、キャラクターを通してのニュースの表現になってしまい、深い面ではウィキリークスなどが特に広まってからは、深いリークなものはマスメディアのジャーナリズムではなく、別のところにあるという雰囲気があります。特に県民目線で身近で分かりやすくという視点からいくと、ウィキリークスとは違うのですが、県民目線で愛媛の水の問題ではありませんが、これも深く知っている人は、色々なことが分かっています。なかなかニュースというものは難しいなと思いながらも、メディアもどんどん変わってきているので、ぜひタイトルにあるように、身近で分かりやすく県民目線でお願いしたいと思います。


②「第80回放送番組審議会委員代表者会議の議題について」

・災害放送について、今回の災害は津波、原発含め、想定外であった。報道関係、マスコミも想定外であった。今になって見ると、NHKが圧倒的な時間数と継続性を持って、民放を圧倒してしまったという印象があります。民放個々の番組は非常に良いのが出ていますが、相対的に見て、NHKの量と継続性に敵わない。民放全体の問題として討議するには一つテーマとして良いだろうと思いました。想定外のことを討議するのはどうかと思いますが、民放が力を合わせてやることができれば、NHKの量、資金などに打ち勝つことができるという気がしています。民放の個々に光る番組、アイデアがある番組がありますが、全体的に圧倒されてしまった。民放がお互いに力を出し合い一つのことができないのか?それぞれ独自性があるからこそジャーナリズムですが、そういうものを超えて何か知恵を出し合えないだろうかという提案です。

・放送局は電波という他には持ちえないものを持っており、今度の東日本大震災の特に岩手あたりのみなさんは、ラジオでやっと事実を知ったといったところがあります。それを教訓にし、50年という単位で考えると日本列島のどこでも今回の規模ほどかどうかは分かりませんが、相当大きな地震がくることが予想されています。そこを見つめながら救命、避難協力についてメディアができること、何ができるのか?伝えるだけではなく、救命や避難のためのツールとして放送局が自分たちのデジタルコンテンツをどのように手段として使えるのか、そのことの議論を始める。大きな課題だと思います。むしろ新聞よりテレビ局の方がはるかに役に立つのではないかと思います。八木委員がおっしゃった、NHKと民放全体という、私もそう思いましたが、なかなか難しく、それよりも、例えばサテライトスタジオがある、取材の拠点が色々なところにあるので、そういうことも使いつつ、デジタルコンテンツ、電波をそれにどう生かすか。愛媛で言うと宇和島が避難訓練をもう一度やり直す、避難の物差しを全部変えるという話が出ていますが、そういう自治体の避難訓練にテレビ局が参加する、コミットする、そういうことができれば大きいのではないかと思います。

・想定外という意味では、民放で違和感があったのはコマーシャルです。初めてだったと思いますが、今後、大災害はめったに起こることではないでしょうが、そういった時にコマーシャルの扱い方についても議論していただいたらどうか?非常に違和感がありました。

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