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2024年04月18日(木 ) 18:52

愛南町で震度6弱の地震 一夜明け被害の状況が明らかに

17日深夜、愛媛県と高知県で最大震度6弱の揺れを観測した地震。
一夜明け、被害が次々と明らかになってきました。
17日午後11時14分ごろ、豊後水道を震源とするマグニチュード6・6の地震が発生し、愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測するなどしました。
気象庁によりますと、県内で震度6弱以上を観測したのは現在の震度階級が導入された1996年以降で初めてで、宇和島市、大洲市、松山市、東温市であわせて7人がけがをしています。
伊方原発では、2016年の再稼働以降で最も強い33ガルの揺れを観測し、加熱器のタンクの不調で出力が2%ほど低下したものの運転や送電に影響はないということです。
一夜明け、地震の被害が次々と明らかになりました。
宇和島市の中心部にある宇和島市総合体育館では、天井部分が崩落。
このほか、南予の各地で水道管が破裂するなどし、大洲市内で少なくとも11戸が断水していましたが、現在は解消されています。
宇和島市の番城小学校は、トイレが使えなくなる被害を受け臨時休校となったほか、一部の県立高校でも臨時休校などの措置がとられました。
また大洲市肱川町の国道197号では、地震による落石で通行止めが続いているほか、宇和島市天神町の国道320号で、看板などの安全が確認できないとして、歩道が通行止めとなっています。
JRでは、予讃線と予土線の一部区間で17日の終日運転を見合わせています。