１７日の深夜に発生し愛南町などで震度６弱を観測した地震について県の災害対策本部が１８日午後８時時点の被害状況をまとめました。
人的被害は▽松山市３人▽宇和島市２人▽大洲市１人▽東温市１人の計７人で、いずれも軽傷です。
建物被害は▽宇和島市２棟▽鬼北町１棟の計３棟で、いずれも住宅ではないということです。
ただ、宇和島市内では瓦が落下するなどの比較的軽微な被害が確認されています。
御荘港では港湾施設の一部（エプロン）が４０ｍの長さに渡って３ｃｍ程度沈下しました。
土砂災害は大洲市の１ヵ所です。
宇和島市の山財ダム（県管理）ではクレストゲート操作室の一部に外壁剥離・ガラス割れ・ブレス破断の被害が確認されています。
県歴史文化博物館では展示室のガラスケースが損壊するなどしました。
国道は２ヵ所で道路通行規制が続いていますが一般県道の規制は解除されました。
なお、ＪＲ四国の予讃線・予土線では１８日に一部区間で地震の影響による運転見合わせが発生しましたが、１９日は予讃線（伊予長浜駅経由）・予土線で、始発列車出発前の最終点検で安全が確認でき次第、始発から通常通り列車の運転を再開する予定だということです。