１７日に震度６弱の地震があった愛南町。
由良半島の付け根近くに店を構える「マリンランドひらばえ」は、宿泊も可能な海のレジャー施設です。
地震による店に被害はなく、平碆地区全体でみても目立つ被害は確認されていないということですが、２５日に取材すると、今井博代表取締役から「ゴールデンウィークの予約などに大きな影響が出ている」という声が聞かれました。

【今井博　代表取締役】
「地震以降、お客さんからの問い合わせが全くない、ゼロという状態です」

バナナボートや筏釣り、ダイビングなど様々な海の遊びが楽しめるというこちらの施設では、例年ゴールデンウィーク前には営業に関する問い合わせが多数入るそうですが、それが地震以降一切なくなったといいます。
そして例年であればゴールデンウィーク期間中、１５組ほどのレジャーの予約が入るということですが、今年は地震が起きる前に予約のあった６組のまま増えていないということです。
今井代表取締役は、被災地というイメージが先行して観光を控える動きが出てきているのではないかと懸念しています。

【今井博　代表取締役】
「１７日の地震以降、大きな揺れはありません。海もきれいで魚もたくさん泳いでます。
この自然豊かな愛南町に、ぜひ来ていただけたらと思います」