１２日未明、大雨により松山市中心部で土砂崩れが発生し土砂が住宅に流入しました。
現場は松山城が立つ勝山の北側で、午前４時前、「緑町付近で土砂崩れが起きている」などと消防に複数の連絡がありました。
消防によりますと幅５０ｍ、高さ１００ｍほどが崩落したとみられ、住宅１軒に土砂が流入しました。この家に住む３人が行方不明となっているということで、消防などによる捜索が続けられていますが、流入した土砂の量が多いことや土砂に含まれた水分の量が多いことから作業が難航しているとみられます。

【近くに住む住民】
「すごいことになっているっていう感じで。あまりこの辺土砂災害が起こらない地域だったので、自分の住み慣れた土地で起こっているというのは正直びっくりしたとしか言いようがない」

松山では１０日から断続的に雨が降り続いていて、１２日午前３時までの２４時間降水量は１５０ｍｍを超えました。
これは平年の７月の１ヵ月に降る雨のおよそ７割にあたるということです。

松山市は、清水地区の１万３２２６世帯、２万２０６２人に対して警戒レベル５の「緊急安全確保」を出して、命を守る行動をとるよう呼びかけています。