愛媛のニュース

2024年07月13日(土 ) 18:20

松山市の土砂崩れ 現場で3人発見・死亡確認【愛媛】

12日に発生した松山市中心部の土砂崩れで、13日午後に現場から3人が発見され、全員の死亡が確認されました。
12日午前4時前、松山市緑町で、松山城北側の土砂が幅50m、高さ100mほどにわたって崩落し、住宅1軒が飲み込まれ、その後、90代の夫、80代の妻、40代の息子のあわせて3人と連絡がとれなくなっていました。
松山市などによりますと、現場から見つかったのは男性2人と女性1人で、死亡が確認されたのは行方不明となっていた3人だったということです。
松山市は引き続き、周辺の1万3226世帯、2万2062人に警戒レベル5の「緊急安全確保」を出していて、命を守る行動をとるよう呼びかけています。
一方、中村知事は13日に現場の視察に訪れ、県としての方針について「松山市からいろいろな要望が来ると思いますが、当面は県営住宅の提供とか、場合によっては支援物資の提供とか、速やかに県の立場で対応できるよう準備していきたいと思います」などと話しました。
今回土砂崩れが起きた周辺のエリアは、土砂災害警戒区域や特別警戒区域に指定されています。
ブルーシートがかけられている場所の近くの斜面は約1年前の大雨で被災し、その修復工事が7月1日から行われていました。
中村知事は「工事と土砂崩れとの関連について、しっかりとした分析が必要だと思う」などと話していました。