まだまだ残暑厳しい中でも、食卓には少しずつ「秋の気配」が。
秋の味覚「サンマ」、今年は豊漁と言われますが、果たして値段は？松山市内で調査してきました。
近年は、漁獲量の減少で価格が高騰していましたが、主要な水揚げ基地である北海道の花咲港では、８月１カ月間の水揚げ量が去年の同じ時期の４倍以上を記録するなど豊漁に！産地の北海道では、初物が１匹８０円で売られることもありました。
そうなると気になるのは、愛媛でのお値段！松山市内の産直市、瀬戸内海響市場エフ・マルシェの西部さんは「去年に比べてお買い求めしやすい値段で提供できると思います」と話します。店によると、出始めの現在は１匹１００ｇほどの小ぶりなサンマが中心だといいますが、２００円前後で販売されています。
産地からの輸送コストなどもかかるため、北海道よりはどうしても値段が上がりますが、去年の出始めよりは安くなっているということです。
お客さんの反応は、というと「今年これくらいだったら買おうかなと思いました」とのこと。ちなみに西部さんによると、今年のサンマは「小ぶりなわりに身は肥えているかなという感じで、脂の方も去年よりもいいかなという感じ」だそうです。今後について、漁業情報サービスセンターでは「向こう１か月半ほどは去年の同じ時期を上回る漁獲が見込まれるものの、その後は伸び悩み、漁期全体を見ると去年並みの低水準に落ち着く」と見ています。
ひょっとすると、お値段的には今が「旬」なのかもしれません。
西部さんは「もう少し涼しくなれば魚自体も脂が脂がのってきますし、もう１・２カ月待ってもらったら…今もいいんですけど（笑）」とのことでした。