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NEW 2024年10月20日(日 ) 11:33

チョウ巡り腹を立て…県職員が飲酒運転【愛媛】

県総合科学博物館の係長級の50代男性職員が仕事中に酒を飲んで車を運転し、事故を起こしました。
19日夜に開かれた県の謝罪会見によりますと、男性職員は18日午後7時ごろ、伊予灘サービスエリアの駐車場で、公務で使っていた自分の車を停めようとして近くの乗用車と接触事故を起こしました。
その後、警察官が調べたところ、男性職員の呼気から基準値の5倍以上にあたる1lあたり0.8mgのアルコールが検出され、酒気帯び運転の疑いで警察が任意で捜査しているということです。
事故によるけが人などはありませんでした。
男性職員は30年以上昆虫を研究していて、おとといは公務で伊方町を訪れアサギマダラというチョウを採集しました。
この時、近くの住民から「貴重なチョウなので採らないでほしい」と言われましたもののそのまま持ち帰っていてこの住民から職場に苦情が入り、職場からの注意を受けて男性職員はチョウを元の場所に返したということです。
その後、男性職員は帰宅途中に八幡浜市保内町のコンビニで500mlのハイボール缶2本を購入し、駐車場や運転中に飲んだということで、県の聞き取りに対し「チョウを戻すようにとの注意に腹を立てて飲んだ」と話しています。
県職員を巡っては、11日に南予地方局の20代男性職員がバスの中で女性のスカートの中を盗撮したとされる事案が発生したばかりで、県は全職員を対象とした臨時の研修会を行い、不祥事の再発防止に努めるとしています。