「ＪＡにしうわ」の早生温州ミカンが５日朝、東京の大田市場で初競りにかけられ、１キロあたりでは過去最高値で取り引きされました。
ただ、今年は異変も。
初競りでは、
ミカンが次々と競り落とされていきます。
ところが。
今年は、あの風景がありません。
ＪＡにしうわ産の初競りで毎年登場している桐箱入りの最高級ミカン。
１００万円を超える値段で落札され注目を集めます。
しかし今シーズンは、着色の遅れで出荷を断念、少し寂しい風景に。
また今年の初セリへの販売量は、裏年傾向や収穫時期の雨などの影響で、去年の１割未満に。
それでも「日の丸」や「真穴」ブランドの最高級品は５キロ１０万円で落札！この日の取引の平均価格は１ｋｇあたり３９２円で過去最高値となり、好調な滑り出しとなりました。
ＪＡ全農えひめの吉見一弥会長は「やはり『あの愛媛はミカンやね』というところをしっかりアピールして、また皆さん方においしいミカンを食べていただきたいなと思っています」などと話していました。