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NEW 2024年12月19日(木 ) 15:07

西予市宇和町 「伝統工芸大賞」の職人がつくる正月用のしめ縄作りピーク【愛媛】

県内有数の米どころ・西予市宇和町で、稲藁を使ったお正月用のしめ縄作りがピークを迎えています。
しめ縄を作っているのは「21世紀えひめの伝統工芸大賞」にも選ばれた、稲藁細工職人の上甲清さん、88歳です。
かつて、稲刈り後の藁を使って地元で盛んに作られていたものの、農家の減少で無くなりつつある「わらぐろ」の文化を守り、地域の名産品にもしようと2002年から作り始めました。
自らデザインしたしめ縄は、早朝から作業に取り掛かり夜遅くまで作り続けても、1日10個ほどしか作ることができないといいます。
上甲さんは両手で藁をより合わせながら、思いを込めてひとつひとつ丁寧に作っていました。
上甲さんは「年の暮れを無事に過ぎて、新しい年を希望に満ちた1年にしてもらいたい」などと話していました。
上甲さんのしめ縄づくりは年末ごろまで続きますが、注文は販売店経由で、今年の受け付けはすでに終了しているということです。