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NEW 2025年04月24日(木 ) 19:33

酒酔い運転でけがさせた元松山市再任用職員に有罪判決【愛媛】

今年1月、酒に酔った状態で乗用車を運転し、事故を起こした罪に問われていた松山市の元職員の男に松山地裁は24日、懲役10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
判決文などによりますと当時、松山市健康づくり推進課に勤めていた元再任用職員の男(61)は1月18日午後2時45分ごろ、酒に酔った状態で松山市古川北のスーパーの駐車場で乗用車を運転し、車をとめようとして軽乗用車と衝突。
その結果、軽乗用車の30代の男性に全治約2週間のけがをさせたとして、酒酔い運転と過失運転致傷の罪に問われていました。
24日の判決公判で松山地裁の渡邉一昭裁判官は元職員が犯行前夜に多量の飲酒をしていたにもかかわらず「これくらいなら大丈夫だろう」と安易に考えたとし、危険性の高い犯行で元職員の責任は重いとしました。
一方、元職員が被害の弁償をしていることやアルコール依存症の治療を行っていることなどから懲役10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
(検察側の求刑は懲役10カ月)