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NEW 2025年05月08日(木 ) 17:27

今治の山火事で保水能力が落ちている…二次災害防止へ土のう設置など対策進む【愛媛】

今年3月に今治市で発生した山火事で、市は二次災害を防ごうと、現場に土のうの設置を進めています。

【松本裕太記者】
「地元の建設業者によって土のうが次々と運び込まれています」

8日、今治市朝倉地区の緑ヶ丘団地では梅雨入りを前に、土砂災害などへ備えようと市が土のうを設置しました。

今年3月に発生した山火事で木の焼失により保水能力が落ちているため取られた措置で、市は山沿いの住宅地などで対策を進めています。

【近隣住民】
「助かりますね。(過去に)土砂崩れもあったので強化してもらって、安全に住めるようにしてもらいたい。」

市では、土のうは応急的な対応で、設置していない地区を含め雨が降ったときには見回りを強化するなどして住民の安全につなげたいとしています。

【今治市建設部・矢野圭吾さん】
「損傷区域の保水能力が落ちた水が人家への影響があると思いますので、今後も追跡して人家の調査はしてまいりたいと思います」市では、9日までに土のうの設置を完了したいとしています。