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NEW 2025年08月14日(木 ) 11:14

最後の生息確認から50年…新居浜で「県獣」二ホンカワウソを知る特別展【愛媛】

愛媛県の県獣で県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている、二ホンカワウソについて学べる特別展が新居浜市の県総合科学博物館で開かれています。

この特別展は、愛媛県の県獣に指定されている二ホンカワウソが、県内で最後に生息が確認されて今年で50年になるのに合わせて開かれました。

二ホンカワウソは乱獲などの影響で最近では生息が確認されておらず、環境省は「絶滅種」とする一方、県では現在でも時々、目撃情報があるとして、県のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されています。

会場には県内外で見つかった貴重な43体の標本が展示されています。
またニホンカワウソが言い伝えや地名、俳句などに登場し、昔から身近な生き物だったことを紹介するほか、乱獲の原因ともなったなめらかな毛皮に直接触れられるコーナーもあり、その生態や人間とのかかわりなどについて学ぶことができます。

【来場者】
「カワウソを見られて楽しかった」
Q、まだ生息していると思いますか?
「いると思います」

この「史上最大の二ホンカワウソ展」は、
新居浜市の県総合科学博物館で9月23日まで開かれています。