４日、久万高原町内の給食センターで調理され、幼稚園や小中学校に提供された学校給食の一部に虫が混入していたことがわかりました。混入による健康被害は確認されていません。
町教育委員会によりますと、町内の柳谷小学校で４日正午ごろ、給食として提供された「なめこのみそ汁」を教職員が試食していたところ、虫が入っているのを見つけたということです。
給食は町内の美川学校給食センターが作っていて、町内の幼稚園３園や小中学校５校に１０９食分が提供されていましたが、混入が発覚したため、小中学校については生徒らが食べる前に回収されました。
一方、幼稚園では給食が終わった後だったということですが、今のところ健康被害は確認されていないということです。
混入していた虫は全長約１ミリ以下のアブラムシとみられ、混入経路について町教委は「断定はできないが、みそ汁の中に入っていた白菜に虫がついていた可能性がある」としています。
また町教委では混入の原因として、食材の洗浄や目視による確認の不足をあげ、「適正な調理作業を行い、細心の注意を払って異物混入の防止に努める」としています。