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NEW 2025年12月17日(水 ) 20:53

「これから家族と一緒に話し合っていこうと思う」 宇和島市の中学校で体験型防災講座【愛媛】

「えひめ防災週間」に合わせ、17日、西日本豪雨で被災した宇和島市の中学校では、体験型の防災講座が開かれました。
1つ7・5キロの重りを両足につけて歩くのは、宇和島市吉田中学校の生徒。
この重りにより、水深50センチで歩くのと同じような体験ができます。
体験は県南予地方局と宇和島NPOセンターが開いた防災講座の一環です。
講座には吉田中学校の全校生徒のほか保護者や地域住民など合わせて約170人が参加しました。
こちらは災害が起きたときの行動を事前に確認する「地震・津波タイムライン」を作成するコーナー。
津波の浸水域が書かれたマップを使って、自宅に到達する可能性のある津波の高さや時間を確認し、避難にかかる時間などを書き込んでいました。
【タイムライン作成した生徒】
「津波は怖いと思ったし、これから家族と一緒に(避難について)話し合っていこうと思いました」
県南予地方局では、災害への備えを進めるため、こうした講座を継続して行っていきたいとしています。
【吉田中の生徒】
「(西日本豪雨の際に)地域の人に助けられたので、しっかり周りに恩を返せるように積極的に動いていけるようになれたらいいなと」