番組審議会

第60回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成13年2月26日(月) 午後3時
2. 課題番組:「ニュースステーション」
          毎週月~金曜日 21時54分~23時09分(75分)放送
3. 記事の概要:
・最近ニュースステーションでは、久米宏さんの服装もきちんとしてきた。朝日新聞的なアクがすこしマイルドになってきた。最近気になるのはビデオ映像が回らなくて「しばらくおまちください」というようなことが少なくないことで、生だから仕方ないのは確かだろうが、弛みがあるといわれても仕方ない。

・以前から久米宏さんの服装について疑問を指摘する意見も多かったが、最近はこぎれいになってきた。渡辺真理さんも落ち着きをましてきた。久米宏さんとのコンビネーションも円滑になってきて、いい雰囲気が出てきた。オープニングの音楽がアジア的なものに変わって、この音楽の好き嫌いは分かれるかもしれませんが、印象がガラっと変わった。ニュースの解説は相変わらず分かりやすくて、視聴者の支持を得ているのではないか。

・伝え方としては、無機的な感じではなく、距離を感じさせない雰囲気で、この辺りが、この番組を長寿化させている。TBS の「ニュース23」では、「幸福論」というコーナーがあり、これは若者にも受けていると聞く。ニュースステーションでも、もっとシビアな話題を取り上げて欲しいものだ。

・久米宏さんの髭については、当初いろいろ批判があったが、最近は慣れてしまったのか、違和感がなくなってきた。ニュースを分かりやすく伝えていて、女性にも好評のようだ。最近、気になったのは女性アナウンサー同士の会話が馴れ馴れしいときがあることだ。
ニュースの伝え方として、ニュースステーションの手法の是非については意見が分かれるところだろう。私は、このような手法も一つの方法としてあってよいと思う。

・えひめ丸の報道は、ちょうど事故が土曜日に起きたので、ニュースステーションで取り上げたのが、週明けの月曜日となり、状況を整理された形で分かりやすく伝えられていた。2月19日には、機密費の内部事情についてのスクープがあり、筆跡鑑定をするなど今後の成り行きが注目される。また、2月21日には、内閣不信決議案の成否の分析を積み木でしていた。これは、数字だけで言われるよりも分かりやすかった。

・ニュースステーションの時間は、丁度お付き合いの時間帯なので、時間的には見ることのできにくい人もいるのではないか。どうしても筑紫哲也さんのニュース23と比較をしてしまうこととなる。久米宏さんの語り口は話し言葉でとっつきやすい。これに対して筑紫哲也さんの話し方は新聞記者出身のせいか、書き言葉という印象がある。ニュースの構成はニュースステーションの方が硬軟の切り替えが巧い。また、調査・検証の部分の解説は分かりやすい。しかし、ゲストへのインタビューなどでは、久米宏さんの得手不得手がはっきりでている。番組全体としては、久米宏さんの個人のカラーが前面に出ている。やや強すぎるかも知れない。CMについては、硬い話題のところではあまり入れず、スポーツなど柔らかい話題のときに多目に入れているようだ。そうだとすれば良いことだ。

・「ニュースステーション」と筑紫哲也さんの「ニュース23」「NHKのニュース」と比べて、その日の出来事や社会の動きを分かりやすく伝えていると思う。ときどき、「危険」なコメントなども飛び出して、身の危険を感じないのかなと、こちらが心配するようなときもある。

・この番組については、やはり久米宏さんの個性による部分が大きいと思う。基本的には久米宏さんは真面目な人だと思う。彼の人柄については好き嫌いが分かれると思うが、彼の言う意見には一応の説得力があり、庶民的な見地に立った筋の通った見解である。
最近の特集のコーナーで印象に残ったのは、有明海のノリの問題で、韓国で起きていた同種の事例も取り上げて検証・分析をしている。ああいう切り口の話題はワイドニュース番組の目玉だと思うが、ニュースステーションの特集コーナーは総じていい線をいっている感じがする。

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