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2024年04月26日(金 ) 20:24

自称“ハーフの女性”に投資持ちかけられ…「SNS型ロマンス詐欺」で60代男性に被害【愛媛】

SNSを通じたやりとりで恋愛感情を抱かせ、金を騙し取る「SNS型ロマンス詐欺」。
松山市に住む60代の会社員の男性が、この被害にあったことがわかりました。

警察の発表によりますと、今年1月下旬、男性はSNSを通じて、日本人とのハーフだとする自称33歳の女性と知り合い、メッセージのやりとりや通話を重ねる中で、恋愛感情を持つようになりました。

その後、相手方から「おじが海外の投資をしていて利益を出している」「私も近々日本に戻るので一緒にお金を稼ぎましょう」などと持ち掛けられ、投資に必要だとするアプリを紹介されたということです。

そして先月6日から今月24日にかけて、アプリ内のマネージャーを名乗る人物の指示により、指定された複数の銀行口座に11回にわたりあわせて現金1000万円を振り込みました。

この翌日となる25日、自称ハーフの女性から「おじが投資を辞める」などとメッセージが届き、男性はアプリ表示上の利益を含めた投資金の全額を引き出そうとしたところ、アプリ内のマネージャーから「引き出すには保証金500万円が必要」などとメッセージを受けたため、これを振り込みました。

しかし投資金は引き出せず、不審に思った男性は26日、警察に相談し詐欺の被害にあったことが発覚しました。騙し取られた金額は合計1500万円にのぼるということです。

警察は「SNSを利用したロマンス詐欺が発生しています。恋愛感情や親近感を抱かせるために様々なメッセージを送ってきますが、実際に出会う前に投資など金銭の絡む話になった場合は詐欺を疑い、警察に相談して下さい」としています。