番組審議会

第76回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成14年9月25日(水) 午後3時
2. 課題番組:「決定!これが日本のベスト100」
          毎週日曜日 18時56分~19時56分(60分)放送
  自由討論:「放送(番組)全般について」
3. 記事の概要:
<課題番組:「決定!これが日本のベスト100」>

・「昭和とともに(日本の)歌謡曲は終わった」、「歌が痩せた」と思いを痛切に感じる。

・ラーメンの場合はベスト100という数字が量的に多すぎて、かえってシラけてしまった。

・カラオケベスト100については、順位、曲タイトル、年度、番組テーマ、難易度、歌詞、上手に歌うためのポイントが同時に表示されていて画面がごちゃごちゃしているし、15秒~30秒でメロディーと歌手の顔が次々と切り替わって慌ただしい、情報満載であることは認めるが、見ていて疲れ、ストレスがたまった。

・スタジオの磯野、爆笑問題、中山エミリなどのトークが、大きなカラオケボックスの中で騒いでいる雰囲気で騒々しかった。

・この番組を見て、「こんな番組が本当にあるのか」という気持ちになった。見たところ、出演者ばかりが面白がって楽しんでいるように見える。

・正直なところ、この番組を見るのは時間の無駄と言わざるを得ない。テレビ番組にお金を投じている人に申し訳ないのではないか。

・この番組を見て時間の無駄だと言われても仕方ない。「元気が出るカラオケ」についていえば、元気が出るというより、見終わってどっと疲れるように思う。あまりにも退屈だった。

・番組がどういう視聴者に向けて作られているのかがよく解らない。推測するところ若者がターゲットだと思われるが、今の若者とはいえ、この番組は見て面白いのか、大いに疑問。

・同じ様な番組がたくさんあり、新しさが感じられない。画面を見なくても困らない番組。

・「特撮&アニメヒーロー」を、子供と一緒に見てみたが、古いアニメも新しいアニメも両方出てくるので、それなりに楽しかった。題材次第では、そういう見方の出来る番組だ。

・情報量がむやみに多く、画面のあちこちに関心が移り、めまぐるしい思いをした。歌について多少知識がある人にとっても、いささか情報が多すぎるのではないか。

・ベスト100を毎週違うテーマでレギュラー編成の一時間番組として制作するのは、無理がある。もしこういうランキング番組を作るのなら、ベスト100ではなく、もっと絞った件数にしたほうがよい。

・時間の無駄というのは同感だが、害はないようなので、そう堅いことをいわず、これでもいいのかとも思う。

・この番組では良い意味での「朝日グループらしさ」のようなものがない。

・やたらと数が多いのは、いろいろな人に見てもらおうという動機によるのかも知れないが、ちょっと卑しい感じもする。

・ランキングという捉え方は今流行っており、方法としての面白さはあるのかも知れない。ただ、ランキングの数字の根拠が分からないので疑問も感じる。

・ランキングの決定には、プロデューサーの個人的見解も大いに入っているもので、遊びの一種ととらえるべきなのかも知れず、そういう意味ではランキングの順位にそれほど拘らなくてよいのかも知れない。

<自由討論:「放送(番組)全般について」>
・「援助交際」という用語については、メディアの反省と責任において「過去の使用を謝罪し、その不使用を宣言の上、小、中、高校生女子に惹起している事態を社会問題として抑止、改善すべく社会運動を呼びかけること」とされたい。年少女子売春であるところのものをメディアは、「援交」「エンコー」と呼んで本質をすり替え隠蔽し、国も買春側のみを処罰して、売る側の行動を顧みない現状となっている

・最近は下品なCMが増えている。下品なCMは「下品」ということで印象に残るので、そういう意味で普通のCMより効果的という策略かも知れないが、限度があり、ひいては企業イメージそのものに影響してくるのではないか。

・CMに関して、最近は商品イメージや企業イメージにそぐわないものが増えているように思われる。何を訴えたいのか解らないCMもある。

・CMのせいで一家揃って見られない、気まずくなる、一家の団欒を害してしまうほどCMは影響力がある。CMそのものの制作にあたってそういうことも考えておいて欲しいし、CMの入れ方には慎重であって欲しい。

・NHK教育テレビジョンで「大希林」という題名の番組があり、いま廃れつつある言葉について、それを使って10分の短いドラマを見せる番組があった。たいへん面白く、子供の教育という観点もさることながら、日本語を見直すのにまたとない番組だと思った。こういう番組はどんどん作って欲しいものだと思う。

・最近はどの局も23時台に力を入れているようで、ニュースの時間だった23時台が変化を見せはじめている。NHKもドラマを投入してきており、競争が激しくなっていて注目される。

・最近は法律を扱った番組が増えている。これはこれでいろいろ参考になって面白いが、慰藉料の具体的な金額など、結論だけを鵜呑みにしてしまう人が出てくる危険があるように思われ、その辺りをよく考えて番組を作って欲しい。

・テレビの力、魅力というのは何かというと、「生」の力、迫力である。この力、魅力をどう使っていくか、どう発揮するか、これがテレビの価値を高めるか否かを決めていくことになる。番組制作に携わる方には、是非この点を常に念頭においていただきたい。

・CMについては、ローカルのCMとナショナルスポンサーのCMとのレベルの違いを痛感する。

・番組については、一言で言えば最近のテレビ番組はつまらない。

・最近は出演者だけが楽しんでいるタイプの番組が多い。また、どれもこれもよく似ていてつまらない。かつて持っていたような魅力がない。

・食べるもののCMというのは、特に慎重に作っていただきたい。成分、効能などを謳ったものも多いが、必ずしも適切に表現されていない。事が人の健康に関わることなので、もっともっと配慮があって然るべきだ。

・これはCMについても番組本編についても言えることだが、今という時代は価値観が個別化されているので、万人に受けの良いものというものを観念することはできないのではないか。間口を広げすぎてあれもこれも、誰も彼もという作り方では見てもらえない。視聴者としてお年寄りならお年寄り、子供なら子供というように対象をはっきりさせて番組を作っていくという方法しかないのではないか。

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