番組審議会

第91回 放送番組審議会議事録

1. 開催日時:平成16年3月25日(木) 午後3時
2. 課題番組:「奇跡の扉 TVのチカラ」
          毎週月曜日 20時00分~20時54分(54分)放送
3. 記事の概要:
<番組全体について>

・如何わしい感じは否めないが、こういうテレビ番組の存在を全く認めるべきではないというほどのものでもない。こういう話題の好きな人、面白いと思う人が個人で楽しんで見る分には構わないし、こういう番組を含め、いろいろな番組が存在していることこそ、社会が「健全」であるということの顕れではないか。

・世の中には、単なる偶然にしては片付けられないような不思議なことがあり、何か今の科学では説明できないものの存在が存在するかもしれないと感じるときもある。また、そういう能力を持っていると思われるような人が実際に居るということを具体的な実例として示している。

・結果として「超能力者」の指摘したことが、事件の解決の何らかの糸口となるのであれば、それはそれでも良いのではないか。

<番組の手法について>
・「超能力」と客観的な事実も交えながら、テレビの持っている他に類を見ない強力な媒体力を使うという発想は新しく、見ている人を飽きさせない。

<キャスターについて>
・高橋英樹さんと東ちづるさんが進行役を務めているが、二人のキャラクターは番組の性質に適しているのか、大いに疑問である。

<「超能力」の扱い方・「やらせ」の危険性>
・「超能力」なる一種の技能が過大評価されないようにすること。判明した結果を後から遡って「超能力」の成果とするような「こじつけ」、「やらせ」はないか。どこからが「超能力」者の「手柄」と言えるのか否か。といったことを常に客観的な眼で見ることを、制作者と視聴者が忘れず、注意する必要がある。

<子供への配慮の必要性>
・大人には、「有るような無いような」という受け止め方が出来るが、批判する能力の無い子供が見たらどうなるのか、大人の適切なフォローが必要な番組だ。

<3月8日放送分のうち、埼玉県の会社員失踪事件について>
・夫が失踪したという奥さんの話題では、自分の夫がこれといった理由も思いあたらないのに行方がわからなくなったという状況に直面し、超能力者から「原因は奥さんに」といったことまで指摘を受けながら、あんなに冷静にして居られるというのは、不自然である。

・原因が奥さんの側にある」ような話をそのまま続けていって、プライベートなことに及んでしまった場合に、どうやって決着をつけるのか、どうやって責任を取るのか危惧される。

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