番組審議会

第164回 放送番組審議会議事録

1.開催日時:平成23年6月24日(金)午後3時
2.課題番組:①「えひめのミカタ」
毎週月曜日18:55~19:00(5分)、毎週水曜日20:50~21:00(6分)
②諮問事項「放送番組の種別の基準について」

3.議事の概要:
①「えひめのミカタ」
・企画意図をお聞きし、「だいたい伝わっているな」と思ったのが感想です。5分、6分番組となると、インパクトがないと頭の中に残らないというのが、見ていての感想です。テーマ曲がポンとくる、印象に残りやすいと思いました。CMの間の番宣で曲が流れてくると、今度は誰だろうと思い、すぐに反応できるようになってきました。応接室、観光施設などで収録されているようですが、宇和島市長の木屋旅館、東温市長の坊ちゃん劇場など、その建物に対する思いもよく伝わってくるので、テーマに合わせた場所選びはとても大切です。応接室だと思うと、ふんぞり返り、上の方のような印象になってしまうので、夢などを語る上では、場所選びはすごく考えられた方がよいと思いました。字幕が白字で出てきますが、先ほども言ったように短い番組なので、記憶に残る為には、視覚から入ることはとても大事だと思います。音だけではなく、入れる文字の選択もよく考えてされた方が、ポイントだけ流されているとは思いますが、よく考えてテロップは流された方が良いと思いました。人柄を伝えたいという話でしたが、普段は、選挙の時、会見ものなど、報道の映像でしか市長を見ることがないので、そのような方が何を考えて携わっていらっしゃるのかが良く伝わりました。昔、八幡浜に住んでいた時に、どのチャンネルも松山主体、どのCMも松山ばかりで、八幡浜のCMはないのかなと思ったりすることもあったので、地方に目を向けて、そのような情報を入れてくださるのはとても大事なことですので、地域も大事にしてください。今まで11人。西条はいつあるのですか?見ていると2回でていらっしゃる方もいるのに、まだなのかと思いました。月曜、水曜で同じ時間帯は取りにくかったのですか?片方は見られる時間帯だが、もう片方は忘れてしまう時間帯です。HPもあるのでよいのですが、できれは同じ時間帯の方が見る側からすれば見やすいと思いました。

・このような内容だとHPまでアクセスして聞いてみようと思う人は少ないと思います。繋ぎ枠と言いますか、5分くらいの中で取り上げると、通りすがりの人、意識して見ようと思ってチャンネルを合わせたのではないが、ふと見てしまう人が獲得できるので、良いアイデアだと思いました。ある程度HPだと見ようと思ってアクセスしていくので、そういった形ではない、このような投げかけ方があると思いました。市長、知事以外にも、このようなやり方ができると思いました。愛媛県知事と松山市長くらいしかお顔を拝見し、名前と合わせることがないので、全部取り上げるのは良いと思いました。ただテーマについて、市長が思いつかれたことを言っています。生活密着型のテーマに絞り込み、それについて関わる政策、トピックを語っていくのであれば良いのですが、ある方は経済的な事、ある方は生活に関して、ある方は町づくりの大きなビジョンについて、スケールが全部違うので、ずっと見て考えていく、読み取っていくという作業には至らないという感じがしました。市長たちが好きな事をおっしゃる場と受け止めればそれでよいのですが、聞きたい人、聞きたくない人、見たい人、見たくない人が全部通り過ぎていく画面の中の一つなので、もう少しちゃんとしたテーマがあり、そのテーマについてご意見を言っていただく形で、共通項があれば良いと思いました。「将来は?」とありますが、だいたいが同じような事ばかりだなと思いました。同じような答えが出てくるので、あまり質問としては面白くないと思いました。

・19時と21時の時間は、なかなか見ることができずDVDを見させていただきました。各市長が出られ自分の思いを語る、見せ場、遺産などを見せておられますが、企画としてはすばらしい企画だと思いました。私はずっと若い時には各市町村を仕事上歩き、色々見てきました。その頃の市長、色々な方とお会いし、いろんな思いを語っていただき、自分の仕事と結び付けて覚えていましたが、この年になると、それがないです。「あそこはどのようになっているのか?」と思っていましたが、このような番組が出てくると、懐かしく繋がっていきます。若い人は車でどこへでも行きますが、ある程度の年代の人はバスにでも頼り、旅行するより他、手段はないので、このような番組を沢山作っていただき、もっと愛媛県の中を知っていただく機会を作っていただくと、シルバー世代の人は喜ぶと思います。主人も年を取り、車を取り上げ動くことができません。私も高速道路は走らないので、そのようになってくると、どこへも行かなくなります。「花が見たい、写真を撮りに行こう」と言いますが、連れて行くこともできず、せめてテレビの画面で見ることができる機会を作っていただくと、皆、年配の人は喜ぶと思いながら見ていました。この企画は良かったと思っています。

・引っかかるところがありました。首長は、4年に1回、選挙の洗礼を受ける立場にある人です。首長を紹介するということは、悪いことではありませんが、政治家という立場にあり、批判を受けることもあり得ます。そういうことに対する紙一重のところがある気がします。「ふるさと応援TV」は一つ間違えると「現職応援TV」。自動的に現職有利というムードに加担し、選挙民の目を曇らせる恐れもあるので、是々非々の立場をぜひ残しておいてもらいたい。悪いことではありませんが、何か問題が発生した時に、本当に批判的な報道はできるのか?日本全国レベルでいうと、総理大臣はとことん批判されます。菅総理のみならず、歴代総理、なる人なる人、とことん批判されます。あそこまで批判されるのかなと思います。逆に地方は途端に「よいしょ」です。そういう傾向がある気がしてなりません。両方とも極端だと思いました。特に地方の首長を選ぶというのは、本当に身近な民主主義の基本なので、一つ間違えると選挙民の目を曇らせる。良いイメージだけどんどん刷り込んでしまう危険性があります。草の根民主主義を健全に育てる意味でも、あまり「よいしょ」にならないようにしてほしい。

・さきほどの委員の意見は、正しいことをおっしゃいました。私は少し違っていて、確かに現職有利ということになりかねませんが、一方で震災後余計にそうですが、地方の時代、首都圏、東京だけではなく、いろんな地域のいろんな行政の責任者、首長がちゃんと地域をコメントする、そういうことは大事だと思います。特に知事や市長は、東国原氏ではありませんが、地域の広告塔もできなければいけませんし、コメンテーターもできなければいけません。そういった意味で、この番組は、企画書にも書かれている「なかなか笑ってくださらない人」をどんどん鍛えるという意味では面白い番組だと思います。「ON&OFF」もそうでしたが、短すぎると思います。あんまり短すぎて、細切れ感があります。もう少しあと5分でもあれば良いのですが・・・。実際の中身は2分くらいでしょうか?「ON&OFF」が2分30秒くらいですが、あと1分くらいほしいような気がしました。本人しか出てきません。知事は慣れた方なので、スタッフがポスターを渡すときに映っていましたが、あとは本人しか映っていません。新居浜市長をよく存じ上げていますが、ドアップで汗がにじみ、表情は変わらず、こんなのは耐えられないと思いました。すごく野球の好きな方、気さくな方で、新居浜の市営球場の試合で会った時は、「どこかで見たことのある人だな」と、普通の格好をして見ているような人です。そういった意味で番組では、生真面目な面ばかりが出ています。本人の顔だけずっと角度を変えて映すのではなく、やはりもう1人、インタビュアーがいて、そのやりとりがその人の個性を出すのではと思いました。時間がもう少しほしいということと、インタビュアーとのやり取りの中で自然体の上に、色々な事が首長として言えるという番組だと良いと思いました。委員の意見に本筋で反論はできませんが、あまりにも中央ばかりの物の見方が多いので、そうではなく、4,5万の決して大きくない町でも色々豊かな生活があり、特徴があるということを、この番組で言っていただければと思います。

・この番組で一番印象に残っているのはタイトルです。「えひめのミカタ」は語呂が良く、「ミカタ」は色々な側面から物を見るという「見方」と、愛媛のサポーターであるという「味方」の両方がある。あと、愛媛は「ミカン」なのでそれの1文字を変えたのかなと。なかなかタイトルが上手だと思いました。内容自体は1分45秒で非常にあっという間に終わります。わざわざ自分の住んでいる県下の他の市長の顔など、興味を持ってネット等で検索する人は普通はいないと思います。テレビで流されていれば見る。割りと市長も若い人が多いなど、なんとなく見るという意味では面白いと思いました。短いのでインターネットでも放送されていますが、HPで見るにも非常に便利な長さだと思います。長々あっても、途中で見なくなるので、そういう意味で、内容と長さはあっていると思います。

・深刻にこの番組のことを考えていなかったので、選挙運動と言われるとそうかなと、今初めて気が付きました。自分の故郷の市長は誰なのか、どんな方なのかと興味を示すお年寄りは多いと思います。お年寄りはネットはまず見ない。どうやって良いのか分からないので。このように短時間で放送されると、お年寄りは見ることができる。また選挙離れはもちろんあり、市長、町長がどんな方なのか、あまり関心がない若い人たちが多い。小学生は結構関心はあります。市長と触れ合うことが多いです。ですが中学生、高校生になるとあまり触れあうことがなく、画面を通して「あの方なのだ」と顔だけでも覚えるというのは良い方法だと思います。短いという点について、両方の言い分があると思いますが、これはこれで、すごく良いなと思います。「ON&OFF」とこの「えひめのミカタ」、同じ方ですか?違う方がされているのですか?1つだけ気になったのは応接室も良いのですが、自然は愛媛県はどこもよく似ています。ですから、物産館でもよいので、そこでのインタビュー、何気なく後ろに映っている作物、民芸品に少し目がいったりもしますので、外にどんどん出られて撮影されるとまた良いのかなと感じました。良い番組だと思います。

・どちらかと言えば、政見放送とどこが違うのか?見方によっては特定の現在の市長を応援しているという風に見え、いわゆる民主主義という観点からどうなのかなと漠然と感じていました。企画意図は書かれているように、市長の普段では見えない人柄とありますが、本来はそういった部分があった上での選挙があり、この人を選ぼうという風に選ばれたのかなと思っていますが、選ばれた後で人柄をよく見せるようにするのは、非常にメリットがありすぎる気がしてしまう。ですが、見ていて悪人という人は見受けられない。政治的に、全国的レベルで言うとすごい人がいますが、そういったすごい人はあまり「えひめのミカタ」にはいないのかなと驚きました。私も若い頃から各市町村の連合会があり、商工会連合会、愛媛県内全部の連合会を回った経験があります。愛媛の色々な風土は、細長い、瀬戸内海に沿って、海があり山があり、非常に色々な要素があり良いところだと思います。それがこの番組だけではなかなか出せないと思いました。さきほど「愛媛のミカン」という素晴らしい発言がありましたが、そういう「えひめのミカタ」という「ふるさと応援TV」は、私自身は正直、企画の意図がよくわかりませんでした。短い番組ですので、ちらっと見る人は本当にタイミングが合わないと見ない。ちらっと見ただけでは、どなたが市長をやっているのか、それだけで終わってしまい、内容が見えない。内容を見るためには、市長の表情が大切だと思います。新居浜市長を、私も市長になる前から存じていますが、その方は、外見からはわからない真面目なところもある人で、そういったところは、なかなかこれだけでは見えない、難しいと思いました。

・東日本大震災で、人口4、3万の首長がインタビューで、ジーンとするコメントを出していました。先ほど言われたように、中央のみではなく、地方発信の、偽らざる現実がより伝わってくると感じたことがあります。愛媛県はまだ平和なので仕方ありませんが、「のほほん」としていることは伝わったという気がします。故郷を紹介すること自体は市長に出てもらわなくても色々な紹介の仕方がありますので、それはそれでやっていただいても結構、どんどんしていただきたいのですが、確かに首長は代表者なので、報道して良いとは思いますが、あんまり「よいしょ」にならないようにはしてほしいだけです。

②諮問事項「放送番組の種別の基準について」

■放送法第3条の4第3項及び同条第7項に基づき、下記の事項を諮問する。
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□上記の諮問通り答申された。

(委員から出た意見)
・非常に分類が直観的と言いますか、「ニュースBOX WIDE」は「報道」でしょうが、「娯楽、教養、教育(教育はそうでもないかもしれませんが)」非常に境目が難しいのではないでしょうか?

・高校野球は「教育」になりますよね?高校野球を「娯楽」と言ってしまうと、スポーツ自体を「娯楽」と言うことに対しては、抵抗があります。プロスポーツ、例えばプロレスなどは「娯楽」です。大相撲もそうでしょう。ですが、高校野球、春の高校バレーなどは「教育」だと思います。

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