番組審議会

第171回 放送番組審議会議事録

1.開催日時:平成24年3月26日(月)午後3時
2.課題番組:「eatふるさとCM大賞えひめ'12」
2012年3月月20日(火)15時00分~16時25分(85分)
3.議事の概要:
・CM大賞は、毎回面白く、楽しんで見ております。去年は三間町のかかし役の女性の頬が真っ赤で、おにぎりを食べるところが印象的でした。CMはある程度印象的なものでないといけないと思います。今回のCM大賞本番を見ながら、自分で好きと思うものに丸をつけてみましたところ、ほとんどが入賞していました。心惹かれたのは、愛南町の「ふるさとを繋ぐ、都会から男の子が帰ってきて、子供もいつまでも愛南町を愛してほしい」という内容のもので、入賞するのではないかと思っていると、伊予銀行賞に入りました。もう一つは、内子町立川小学校の生徒が出ていた「地球一周」というもので、どんな内容なのかと思っていると、小学校の5年間で、山から下りて学校に行く距離が地球1周の距離になるという内容でした。思いつきが良かったです。子供たちにとっても「地球一周」という言葉によって、将来にわたって心に残るものになったのではないかと思います。そのCMが一番良いと思っておりましたら、大賞に輝きました。また鬼北町の雉がバタバタ飛ぶシーンがありましたが、あそこまで撮るのか、汚い羽根のホコリがたち、あの中の人は可愛そうと思っていたのですが、最後にほっとしました。本番の時に、雉の雄、雌が出ていて良かったと思いました。去年の三津浜のCMは困ったと思っていましたが、今年は割と洗練されていました。「アイラブ松前町」は、松前町の歴史と組み合わせたCMでしたが、私たちが子供の頃、伊予鉄道に乗ると、「おたたさん」が樽を頭にのせて来ていたのを思い出し、懐かしいと思いました。あのような昔のものと今のものとをコラボさせるのも良いかなと思いました。「ヒカる名男優」の俳優さんは頭がテカテカ光っていましたが、あそこまでやらなくてもよいのにと思いました。西予市の「山よし、海よし、里よし」これは地方のものが取り入れられ非常に良かったです。こういう感じで、私が丸を付けたCMはおおむね入賞していましたが、一つ、東温市のものは入っていませんでした。東温市の7周年、子供の写真と赤ちゃんの時の写真とが一緒になって良かったと思いましたが、入賞せず残念でした。みんな良く考えられていて、よくできていたので、1年に2度くらいやれば、私でも見ると思います。良かったです。

・この番組は7回目になり、番組として非常に定着してきました。ただ、この番組を審議するとなると、番組審査ではなく、みなさんCM作品審査になってしまうのではないかと思います。番組自体の構成、制作の裏などの色々な角度からという見方だと、こういった番組はなかなか批評、批判し辛い。それぞれの23作品を見て、それぞれの作品を批判、評価をするようなコメントになってしまうと思います。また一つ一つのCMは素人が作ったもので、既にCM大賞審査会での審査を受けている訳ですから、これも審査し辛い、コメントし辛い番組です。カテゴリー別で言いますと、まず、ゆるキャラのキャラクターが県内こんなに沢山あるのだと、改めて知らされました。また、「ヒカる名男優」とは、最初は意味が分かりませんでしたが、これは後から考えてカテゴリーを作ったのでしょう。グルメの今治の焼き豚卵飯は、思わぬ展開でプロポーズになりました。これは公開番組ならではのハプニングであり、面白いと思いました。三津浜は、非常に頑張っているという感じが持てました。面白いところでは、三島高校の生徒が試験で来られず、先生が来ていましたが、出た瞬間、私はてっきり生徒だと思いました。それぐらい、先生と生徒の区別が段々つかなくなってきています。「初滑り 勢いあまって ズラ滑り」というのは、それほど面白い川柳ではありませんが、松野町は上位の方に入るのではないかと思っていました。三間米はエキストラを募集すると100人集まる。それだけ地域の決断、強い絆を感じました。シリーズものになっていて、また次回はこれにかかる三間米で、どのような展開になるのかなという楽しみがあり、余韻が残りました。知事が出てこられ、知事賞に西予市が選ばれました。「山よし 海よし 里よし」は西予市に繋げた表現だと思います。知事は全体講評をしておられましたが、果たして全部最初から見ていたのだろうかと思いましたが、どうですか?長く見られたのですか?コメントも必要なので、あのコメントができるということは、見ていないとできないと思いました。大賞の内子町はふるさとを愛している感が全面的に見えるようなCMの作り方をしているように思います。

・30秒のコマーシャルを23本、それだけを純粋に別室で審査すれば順位は変わってきたのかなという気がします。メイキングを見せたり、ステージのショーを見せたり、サイドの情報がその30秒のCMにプラスされ審査の大賞になってしまうということがかなりあると思います。30秒のCMの純粋な審査なのかというと違う。全体の催しの中でその30秒の審査があったという感じがしました。公開でやるというイベントとしての意味を別に持たせたいのであれば、公開イベントとしてのみで別にやればよく、審査そのものは30秒だけを並べて行うという方が、良いものが順位として出てくるだろうと思います。審査員はそれぞれクリエイターですよね。あのクリエイターがどのCMを1位にするか、2位にするか、そこに視聴者の関心があると思います。そのディスカッションでやり合うところを見たいものです。激しくやり合ってもらえれば、それがドラマになり見せ物になります。それが一切できないまま、あれだけ次々にやられると、どれにしようと迷ってしまう。似たような印象を受けてしまう。なかなか判別がつかない。私も見てどれが1位かなと思い、点数を付けていましたが、途中で止めました。純粋にCMだけの審査ということであれば、私が一番良いと思ったのが三間町です。他の要素が入ってきてしまうところに、この企画の弱点があるような気がします。イベントとしての面白さはあると思いますが、ぱっと見ると内輪の楽しみという感じがしました。関係者だけが楽しんでいる。そういうものはあまり視聴率は稼げません。確かに一つ一つは面白いのですが、番組として見せる時に、公開でやり、一つのイベントとして見せ、それを番組にしてしまうのは果たして正解かというと、そうではないような気がします。イベントはイベントとして別に考えればよいです。CMはCMで審査をきちんとしてやった方が、もっともっと純度の高いものができ、「そういう作り方でこうなのだ」と審査員同士のディスカッションから学ぶものがもっとあると思います。これから作る人たちの参考にもなります。

・毎回この番組が番審の課題番組になるので、ずっと見ていますが、7回目ということで、どこまでネタが続くのか。興味を持って見させていただいています。今回23作品ということで、今治などがそうですが、2作品出した市町村がありました。我が町自慢、ご当地グルメなどカテゴリー別にされています。私が見たところでは、内子町の立川小学校は良いなと思いました。ですが、内子は、例えば町並みなど有名なものが沢山ありますが、捉え方が地味で、大賞にはならないのではないか。ただ、私ならこれを大賞にするなと思っていると、大賞に選ばれていました。通学路という、いかにも平凡な題材、地味な題材ですが、切り口としては良い。「地球一周」というのは、新しい捉え方だと感じました。審査員の先生もそういった捉え方をした方がいるのかなと感じました。番組としては、7回目ともなると、マンネリ化をどうするのか対策が必要だと思います。どのようにしてマンネリ化を防ぐか。例えば、今治で造船やタオルなどは百も承知なので、それを何回もやっても二番煎じです。7回にもなると、違う切り口でやらないと驚きがないので、そういった点では、新しい一つのチャレンジだったと思います。その点は高く評価したいと思います。この番組は、愛媛朝日テレビの看板番組として、今後ともずっと続けていかれることと思います。ですので、桂小枝さんが一生懸命に盛り上げていますが、そういう作った盛り上げではなく、本当の盛り上がりがほしい。「ふるさとに、こんなものもあるのだ」というものを期待したい。そういった意味で内子町は良かったと思います。

・私は、この番組を見たのは初めてです。非常に新鮮な番組で、応援したいと思いました。大賞に選ばれたCMは、ふるさとCMというイメージにぴったりです。観客席に来ていた親の喜び、子供たちの喜びを見ると、本当に心から応援したいなと感じました。番組としての盛り上げ方が良かったと感じました。表彰式の作り方、審査員の方の締め方、番組の最後の締めくくり方も、ふるさとCM大賞にふさわしいという感じがしました。特に全員をステージの上に上がらせて、記念撮影風にして図柄を早送りにして締めたところなど、番組を盛り上げようという手作り感、みんなで盛り上げようというイメージが何となく伝わってくる感じがしました。審査だけではなく、地域の説明も盛り込まれていましたが、道路開通のニュースを入れるなど、色々なもので県内のことを伝えたいというメッセージが随所に散らばっていました。細かいところでいうと、紹介前のステージ観客席で、それぞれの人たちの座っている光景を撮っていましたが、しらけた感じの表情が多く、他のものにしても良いのかなと思います。このような番組は続けていかれると思いますが、個人的には応援したい番組です。

・私はこの番組を見たのが3回目になると思います。今回はたまたま夫が一緒に見ました。番組の最初に、ふるさとCM大賞の概要の説明がありました。どのようなCMなのか、大賞は200回CMが流れるなど、初めて見た人でも、どういうものか分かる説明があり、それを見ると、ふるさとCM大賞とは何なのか、誰でも分かるようになっており良かったと思いました。私も、一緒に見ている夫に説明する手間が省けました。毎回思いますが、参加型の番組作りで、地域に根差しているのが良いと思います。道の駅の三間町はさらにエキストラが100人参加していましたが、参加型であれば、どんどん参加者が増えれば増えるほど、出た人は必ず番組を見るので視聴率が上がるというシステムになっていくと思います。去年もそうですが、番組をグループ分けしているので、見る方としては、次のテーマが分かり良いと思います。ゆるキャラやご当地グルメ、家族などのテーマがあり、グループ分けできないものは、全部「我が町自慢パート1、パート2」に突っ込んだのかなと思いましたが、それでもそういう形で工夫してそこに入れたのだと、なるほどと思いながら見ました。また、メイキングが面白いと思いました。ただ、メイキングを作ることができるということは、もともと局から撮影隊を出しているのでしょうか?CMの撮影は、CMを作る人たち自身がするのではないのですか?各市町村の人たちは、自分たちでCMを撮影するのですよね?撮影日を聞いておいて、そこに訪ねて行き、撮っているということなのですね。局の撮影日でメイキングを撮りに行っているとなると、局がCMも作っているのではないかと一瞬疑ってしまいました。そういった形で撮影されているということですね。そのメイキングが面白い。通学路の立川小学校の鐘を鳴らすのに何回もNGが出ていた、干からびた蛇もCMには入っていないけれど、出したかったのだろうなと思う映像があり、面白いと思いました。

・既に色々出てきているので、絞って意見を言いたいと思います。カテゴリーに分けていますが、見る側に対する分かり易さとともに、ある程度落とし穴があると思います。カテゴリーごとで出来不出来があり、それが印象に残りました。「ゆるキャラ」のところは、各市町村のゆるキャラの紹介となっていますが、そこに分類されていない西条市で、またゆるキャラが出てくるところがありました。確かに西条市のCMはゆるキャラを主役にしたものではありませんが、バラつきがあると感じました。「ヒカる男優」のところも、2つでは物足りない。「出てこい次世代クリエイター」のところは、高校生の作品のレベルが低いと思いました。私が審査をさせていただいていた頃は、高校生と一般の方とのレベルの差はあまりなかったのですが、それ以降、高校生の作品のほうは全く成長していません。どうしても決まったパターンになってしまう。これは、高校自体でやれることが限られているからだと思います。これを他の一般の作品と一緒に審査の中に組み込んでしまうのは厳しいと思います。「次世代クリエイター」という括りで一般のCM大賞とは枠外で審査し、将来のCM作りの卵たちといった感じの取り上げ方をしてあげた方が良いと思います。全体のレベルがこれくらい上がってくると、この中に高校生の作品をそのまま入れてしまうのは厳しくなってきている気がしました。番組の作り方にはスピード感があると思います。普通の一般のCMに入る時も「次は~町のCMです」という字幕が入って、番組本編と普通のCMの区別がつきやすくなっており、良くなっていると思います。公開収録について意見がありましたが、公開収録は面白いと思います。今や公開収録は「のど自慢」「なんでも鑑定団」「おかあさんと一緒」くらいで、運営の難しさ、撮影の難しさはあると思いますが、その地方の匂いがし、逆に少なくなればなるほど希少価値を感じます。スタジオで少数の観客をガヤのように入れた、まとまったような拍手よりは、向こう10年は公開収録でいくなどすれば、どんどん希少価値が出てきて良いと思います。「何でも鑑定団」がすごく良い、うまいと思うのは、公開収録の盛り上げ方です。松尾伴内さんや、もう一人の方は、観客の引き出し方、いじり方がとても上手です。ふるさとCM大賞も公開収録を続けてほしいと思いますが、盛り上げ方が課題かと思います。

・テーマ曲はおなじみになり、あの曲を聞くと、この季節がやってきたなと感じます。愛媛県民に、馴染み、定着してきた番組だなと思いながら拝見しました。毎回思ってしまうのですが、公開収録であるがゆえに仕方がないことではあるのですが、盛り上げようとして盛り上がり切らず、こそばゆいような雰囲気が漂ったときが、チャンネルを変えられてしまうタイミングになってしまうかもしれません。そういう盛り上がらなかった部分は上手に編集して繋いでいただいたら、見ている側もむずがゆさはなくなるのかなと思いました。小枝さんも一生懸命に進行されていますし、大澤アナウンサーに子供がおにぎりをもってきてくれた部分も、今回はとってつけられたといった感じではなく、ローカル感もたっぷりあり、すごく良いと思いました。今回の審査員の方は、ほとんどがプロの方で、山川氏以外は、県外から来られている方です。数年前は、、もっと地元の審査員が多かったのですが、その頃のことを思うと、審査をして賞を与える基準、選び方がどうなのか、何を目的としているのか。審査員を全部プロ級の方にしてしまうと、先ほど言われた高校生の作品のレベルのこともあるし、ローカル色への配慮という部分と辻褄があっているのか気になります。受賞作は全国8県で放送されるということですが、放送する時に、伊予弁がちゃんと県外の方に伝わるのか。そういう点を見ていただく分には、全国レベルのプロの方に見ていただくのも良いとは思いますが、愛媛の方言が分かる、地元愛のある審査員をもう少し、4:2くらいの割合で組み込んでも良いと思います。食べ物で倒れるCMや、雉で「お父さん」といったものは、今まで見なかった気がします。あのようなブラックユーモアも良いと思います。ほんわか、ほのぼのムードだけではなく、そういったもののチョイスが良いと思いました。立川小学校の方は、お母さんたちが泣いていましたが、やはりテーマとして、色々な愛が入っていたと思います。「町が好き」と郷土自慢で言っていましたが、それだけではなく、子供たちの学校への愛、地域の人の子供への愛、親から子への愛ももちろんあり、そういったものがとても練りこまれているので、大賞が取れたと思います。今まで見た中でも、非常に良いテーマがたっぷり含まれたものだなと、何年も見てきた中で思いました。言われていたように、6つに分けるカテゴリーによって、テンポ感もあり、メイキングの分量もとても良い感じでしたので、1時間半が割と快調に見ることができました。ますます頑張って良いのも作ってください。

・立川小学校はとてもとても山奥という感じのところです。色々県内の小学校をまわりました。新宮村もそうで、そこに行った時に子供たちに「山は暮れるのが早いから早く帰らないと」というと、「先生、僕らの方が知っている」と言われたことがあります。「どれくらいかかるの?」と聞くと、「1時間くらいかかる」と。そのような地域がまだ愛媛県には沢山あります。そういう所が、地球一周にキャッチを置き、それが大賞を取ったことは、何よりも山の子供たち、過疎地帯の子供たちの励みになると思います。個人的にもとても嬉しかったです。あのような所の子供はとても純粋です。岬の高校の学生がデートしたことがないと言っていました。デートしたことがないイコールお小遣いをもらったことがないという子供たちが多いです。例えば、みかん農家であれば、みかん作りにとても大変な親、おばあちゃんの姿を見ているので、「お小遣いちょうだい」と言えない。そういう風なところに、今回、光があたり、大賞を取ったことは何よりも、あの子たちが生きていく人生において、光り輝くものだと思います。毎回思うのですが、会場の集客が少ないのが残念だなと思います。呼び込みできる方法が何かあれば良いのですが...。見に行くと楽しい雰囲気になるとは思います。最初の頃は、地域によって温度差があり、なかなか参加を呼び掛けるのが大変だということをおっしゃっていた時期がありました。そういうことが垣間見られなく、エキストラで100人集まるといった、そういった番組に発展していき、成長していかれたのはすごいと思います。司会者の服装も変わりましたね。今回の服装はとても良かったです。

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