番組審議会

第187回放送番組審議会議事録

開催日時:平成25年10月25日午後3時30分

課題番組:eat×OAB共同制作番組「大恋愛Ⅱ~こんなところにエヒメ県 あんなところにオオイタ県~」 

 ・前回ここで議論しました「次世代テレビ時代、地上波テレビの生き残り策」を主要議題に昨日系列24社番組審議会委員代表者会議が開かれ、4K、8Kのテレビと双方向テレビの話がありました。ここでも議論されましたが委員代表者会議でもなかなか結論はでませんでした。結果地方ローカル局のコンテンツを新技術のなかでどのように生かすかが、課題として浮彫りになりました。技術的なことは将来的に不確定なこともありますが、進歩は目覚ましく、政府も進めている次世代通信もかなりのスピードで進歩しているという話がありました。ここでの意見も全国番審の場でお話ししました。やはり従来テレビの情報とインターネット情報を同一画面で混在させるのは問題があると言うことも話したところ、沖縄の局から同じような意見がありました。最終的な結論は特にございませんでしたが、地方局としてローカル局も良いコンテンツを作ることが一番ですが、ただキー局の番組編成のなかでどのように生かしていくか難しい問題は残ると言う指摘もありました。では、課題番組についてのご意見を承りたいと思います。ちょうど飛行機の中の機内誌で別府を開発した「油屋熊八」の特集がありました。熊八は「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」のキャッチコピーを作り富士山に広告を最初に立てました。そんなこんなで、熊八は今注目されています。この人は、愛媛県宇和島の出身です。松山大学も今年で創立90周年です。創立にかかわり資金を出した「新田長次郎」も熊八より6~7歳年長で、江戸時代の終わりの方の人です。江戸から明治激動の時代にかけて愛媛出身でたいへん大きな仕事をした人達がいたと思いつつ関心を持ち番組を見ました。

・今回は第二弾ですね。一回目は「食」を切り口として制作していましたが、今回は「人物」を切り口として、特に愛媛出身で大分で活躍をしている人、また逆に大分出身で愛媛で活躍している人を深く掘り下げながら制作しています。よく探し出していると思いました。非常に良くできていて見終わった後おもしろかったです。また、中身も濃く、完成度も高く、構成力、編成力など第一弾に比べレベルアップしています。出演者も関西ののりで滑舌良く、1時間番組を感じさせないのりの良さで番組を構成していました。熊八さんは、全日空の機内誌でも読んだ通り、いま別府の町興しが熱くなされていると感じます。      また、この番組が道後の町興しのお世話をしている人達に参考になるのではないかと思いました。愛媛の紹介の中で「みよしの」「労研饅頭」が紹介されました。松山の人達は良く知っていますが、大分で放送した時は、あの程度の紹介では何の紹介かよく判らないと思いました。「みよしの」の歴史や「労研饅頭」の発生の紹介もされていなくて残念でした。大分の人に判るように構成してほしかったです。逆に別府の「白菊」とか「大分タワー」の紹介で、それらが愛媛県出身者が作っていたのは始めて知りました。温泉入浴シーンの取り込みもたいへん面白かったし、八幡浜高校商業研究部の活動は地元でもほとんど知られていないので、今後是非掘り下げて紹介する第三弾を楽しみにしています。

・20代から40代前半ぐらいをターゲットにした番組ですね。番組の出だしからこのことが貫かれています。また、番組をみて「油屋熊八」のことは多くの人の心に残っていると思います。あと、八幡浜高校の事が印象に残りました。このように心の中に飛び込んでくるものがある番組は好印象です。60分全部は憶えていませんが、何かが残っていると再視聴しようという気持ちになります。豊後水道のフグのCMは番組にとてもマッチしてよかったです。できたら、大分だけでなく他府県ともこのような番組ができればいいですね。気になった点は、各局アナウンサーの衣装です。長袖とショートパンツのバランスが悪くミニスカートにすればもっとキュートに映ったと思います。ショートパンツ着用時の座り姿の映し方の工夫があってもよかったですね。局アナをあんな形で使うのであれば、タレントに気を遣うように、衣装、髪型などに一層気を遣ってあげてほしかったです。

・この番組を見て知らない情報が随所にでてきたので、興味をひかれてどんどん見ていく感じになりました。多分、視聴者の方々も興味を持って見られたのではないかと感じました。キャスティングも巧く、タレントと坂口アナとの話の進め方もテンポが良く好印象でした。愛媛と大分の画面の切り替わり方がテンポ良く、構成を練りこんだ番組展開の印象が残りました。しかし、締めの展開の藤岡さんの「愛こそすべて」のメッセージの必要性が感じられず残念でした。でも、楽しめた番組でした。

・知らない事がたくさんあり興味をもち視聴できました。「油屋熊八」は始めて知りました。でも、別府では有名な人のようです。別府を有名にしたと言う大きなテーマと、愛媛で活躍する大分出身のシェフの話など、いろいろ織り交ぜた構成がコラージュのようで面白かったです。この番組は最初はスポンサー企画番組なのか、はたまた社長企画なのか、どのようなきっかけでこの番組がスタートしたのかに思いをはせながら視聴しました。私の中での大分と愛媛の繋がりは、竹細工です。別府の竹細工が道後の湯かごに使われていたのでそれの紹介があると思っていましたが、無かったですね。タレントさん達はすごく面白く上手でした。また、藤岡さんが愛媛と大分はまだまだ大恋愛ができると言っていたことが、第三弾、第四弾への布石だと思いました。しかし、女子アナの入浴のシーンは必要だったのかなと思いましたし、番組的に不自然なのではないでしょうか。

・私も楽しく拝見しました。情報系の番組をバラエティ仕立てで、なおかつ複数のレポーターでやることは大変難しいことです。つまり、情報も生かさなければならないし、レポーターも生かさなければなりません。出演者も役者とお笑い系の芸人を混ぜるとおのおのの立場が難しくなってきます。他の方もおっしゃっていましたが、タレントさんの締めではきちんと締らなかった場面もありました。ああいう所は、きちんと事前に練ってタレントに任せず制作してほしかったです。「油屋熊八」のことは、別府の人達はよく知っているので、別府の人達が知らずに驚くような情報を見つけてあげるべきですね。例えば、愛媛の人はなぜ別府に行ったのかとか、九州に行ったのかとか、何か新発見に繋がる新しい視点の情報系番組にしてほしかったです。また、女子アナが生かされていなかったですね。全体的に楽しく見せていただきましたが、もう少し掘り下げたら驚くような情報が存在したのではないでしょうか。見終わって楽しさだけが残るのではなく、もう少し新しい発見が残るようにして欲しかったし、「しこみ」と「ぶっつけ」の番組構成差を演出して欲しかったです。番組は単純な作りの方が楽ですが、あれだけ複雑ですとよほど構成を上手にしなければ不自然さが残った印象の番組になってしまいます。

・少し辛口でしたが、もっともです。「油屋熊八」はどうして自分の出身地から離れ、あのような事をやったのでしょうか。松山大学創立の功労者、「新田長次郎」も松山にもっと貢献すべきでした。「油屋熊八」も「新田長次郎」も一度海外に出て何かを掴み日本に帰って、郷里ではないその周辺で貢献しています。このあたりを番組としてもう少し情報を掘り起していれば、新時代の若者達にも何かのサジェスチョンができたのではないかと思いました。私もそう思いました。「油屋熊八」はアメリカから競争の原理を輸入したと思います。「経営の哲学」をもってきたのが成功ですね。当時アメリカに行くことはかなり困難なことです。勇気もあり先見の明もあったと思いますので、若い人達にそのことをテレビで伝えると、若い人達と本当の大恋愛ができるのではないかと思います。

・愛媛と大分との交流は掘り下げて言うと南予と大分との交流ですね。八幡浜、宇和島、大洲も含まれる地理的に海を隔てて向かい合っている条件です。その辺りの掘り下げが欲しかったです。愛媛から大分に行き成功した人の話ですが、逆に他県から愛媛に来て成功した事業もたくさんあります。その辺りの掘り下げもあっても良かったと思いました。意外と自分の生まれたところでは、商売は成功しにくいということがありますが、なぜそうなんだろうかというところも掘り下げて欲しかったです。今回はeatの制作でしたので全体的に大分の紹介内容が厚く、愛媛側は薄かったように感じました。全体のバランスから言うと、大分側の取材は充実していて、愛媛側は乏しかった印象が残りました。愛媛側からみたら大変面白い番組でしたが、大分側からみたらどうかなのかと少し感じました。最後に「油屋熊八」の銅像のポーズが変わっていてあの説明が欲しかったです。

・昨年と同じような雰囲気の番組に感じました。似たパターンで始まった印象でした。しかし、見ていくと新しいナレーターであったり、タレントもすごくテンポのよい進め方であったり、すっかり魅了されて1時間しっかり視聴しました。「食」に関しても「文化」に関しても全く存じ上げない話題でしたので興味深く感じました。また、時期を同じくして全日空の機内誌に取り上げられ更に興味深くなりました。八幡浜高校の取材は前もって学校側には伝えていましたか。はい学校には伝えていましたが、生徒達には伝えていません。たいへん良い雰囲気が感じられ好感が持てましたし、CMと番組の差が余り感じられずスムーズに視聴できました。

・私の身体の調子も悪かったのですが、カメラワークが早い展開で最初は疲れました。キャスティングは濃い目ですね。入浴シーンはもっと上品に入って欲しかったし、もう少し演出して欲しかったです。八幡浜と大分は昔から凄く繋がりは多く、大分から奥さまを迎えている人は多いです。因みに宇和島に行くと、高知、宮崎から来た人は多いです。「大恋愛」のテーマから、ご夫婦どちらかが大分出身、愛媛出身の人達がたくさん出演しても面白かったのではないでしょうか。八幡浜高校はいろんなことにチャレンジしている高校なので、紹介してあげたことは生徒を勇気づけたと思います。全体的に楽しい番組でした。この番組を見て愛媛県の人は知らない情報をたくさん得られて、損得ではないのですが、得をしました。概ね楽しく見られたというご意見でした。ロケ地は大分中心でしたが、大分で取材した内容が愛媛の話として構成上のバランスをとりました。これを担当したのは入社4年目のディレクターですが、ぎりぎりまで「ネタ」を探し、八幡浜高校の「ネタ」に行きあたり、それが皆様の印象に残っているということが良かったと思います。「大恋愛」は続けて制作するのですか。この番組そもそもの始まりは、大分朝日の上野社長と私が友人であり、対岸でもある局同士で何かできないかと言うことから始まりました。実は番組企画・制作が始めにありスポンサーは後で協賛いただきました。だんだん中身も濃くなっていますので続いていくのであろうと思います。もう少しお互いの地元の人達が新しい情報に感心していただけるように番組が深まっていけば良いと思います。最初から大上段に構えた固い番組を作っても、民放ですのでなかなか見ていただけません。少しづつ進化していけばよいと思います。ご期待下さい。「大恋愛」はなかなかに難しいとは思いますが、期待しています。私は南予出身者で学生時代は大分、別府によく行きました。繋がりの多い地域なので今後も続くのであれば多くの「ネタ」を探し良い番組を作り、こちらでご意見をいただければと思っています。ありがとうございました。

 

昨日の系列24社放送番組審議会委員代表者会議は、先程墨岡委員長から報告のあった通りです。同時にプログレス賞の発表もありました。内容は別紙資料の通りでした。eatは二宮副委員長に審査をお願いして進めてまいりました。二宮副委員長どうもありがとうございました。

■個々の放送番組の種別、種別ごとの放送時間の報告
 
2013
年4月15日(月)~4月22日(日)、5月20日(月)~5月26日(日)、6月17日(月)~6月23日(日)、7月15日(月)~7月21日(日)、8月19日(月)~8月25日(日)、9月16日(月)~9月22日(日)の放送番組の種別、種別ごとの放送時間を報告。
 
詳細はhttp://eat.jp/company/kjn_shubetsu.html
 

 

 

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