番組審議会

第190回放送番組審議会議事録

開催日時:平成26年2月25日
課題番組:松山市政広報番組「友情よ 永遠なれ 松山フライブルクの四半世紀」

今日の課題番組のタイトルは「友情よ 永遠なれ 松山フライブルクの四半世紀」です。もう25年もたったのかと思います。委員のなかには、関係者等をご存じの方も多いと思います。私自身も、この番組に登場していた星野先生を見て大変懐かしく思いました。また、ゼミ生としてフライブルク大学の学生を引き受けた事があり、卒業後も松山によく来ていて交流が続いています。このようにいろいろな話題となる番組です。私だけではなく委員の皆様も多くの意見があると思います。発展的なご意見をよろしくお願いします。

 私からは6点です。まずひとつ目はミュンスター大聖堂とシュバルツバルトの森が最初に紹介されました。それを受けて後半になって、酸性雨で大聖堂の壁面が傷んだことや森の木が枯れたことで、フライブルクが環境都市と呼ばれるようになっていく流れでした。なぜ最初にこの話題を取り上げたのかが当初は理解できなかったのですが、進んでいくうちにフライブルクの方向転換したきっかけとなった事例だから紹介されたのだと理解できました。また、そのことを通じて松山市の環境問題への取組みが強く打ち出されたことが、良かったと思いました。二つ目は、四半世紀を単なる時間軸ではなく、最初の頃の交流人と今回の交流した人の映像を出して、交流というテーマに深みを出していると感じました。三つ目は、松山市と比較したデータが見たかったです。日本の中で路面電車が走行している街は少ないそうです。松山市民にとって路面電車は自慢のひとつです。フライブルクの路面電車の総距離数が出ていましたが、松山はどの位の距離なのか、各市の比較データが知りたかったです。また、フライブルクの温泉の泉質はどのようなものなのか知りたかったし、知ればより親近感が湧いてきたと思いました。四つ目は、市長が交通、健康、観光、環境の四つのキ―ワードを上げていました。それに基づき映像が組み立てられていたら、二つの都市の共通点や違いがはっきりわかったのではないでしょうか。五点目はアフレコに違和感を覚えました。最後は、松山市は俳句の街なので俳句で締るのですが、フライブルクの人達の俳句はどのようなものか興味を覚えましたし、そのようなものがあればより交流感が強く出て、未来が感じられてよかったのではないでしょうか。この番組は市の広報番組なので四局で入札があったのでしょうか。広報番組ですから、なかなかコメントし辛いです。ましてや、今年は市長選があり番組への市長の顔出しは少なからず影響があるのではないかと思います。番組の全体的なイメージはフライブルクの観光案内的な側面がありますが、それにプラスして二つの都市を比較しながら松山市の市政紹介番組となっています。例えば環境面ではドイツと協力しながら、松山の環境問題に対しての取組みを紹介しています。また、観光、温泉の事例を挙げ、共通したものを活用しながら、それらを政策に反映させているところを見せる番組作りになっていると思いました。大門氏は愛媛FCとの繋がりも深い人で、過去フライブルクへも選手招聘に行っている人物です。そんなことから、絆と言うひとつの言葉で締めくくったのは時流に乗った良い締めでした。

フライブルクの街の紹介の中で、大学が出ています。それを見ていてまず学園都市であろうかと思いました。また、大聖堂もあり歴史的な都市の発展を説明して欲しかったですし、フライブルク大学がどれほど名門であるかを少し詳しく紹介して欲しかったです。ドイツの路面電車ですが、松山市の路面電車と比べての説明が欲しかったです。まず電車の路線マップを見せて紹介して欲しかったし、年間7000万人の利用者があり、日割りの利用者は19万人です。フライブルクの人口が23万人ですから高利用率です。この辺りの補足的な説明が欲しかったです。例えば、松山の伊予鉄道の年間利用率を引合いに出し比較説明して欲しかったです。そもそも何故松山とフライブルクが姉妹都市となったのでしょうか。番組の中で紹介された星野先生の尽力で姉妹都市になったのであれば、もう少し番組の中で彼の功績を力説しても良かったと思いました。松山市長の現地でのコメントは英語での発言でなく、ドイツ語でしゃべって欲しかったです。確かにその通りですね。なぜフライブルクと姉妹都市になったかというと、当時の黒田市長がフライブルクと交流を結ぶきっかけを作ったようです。復興をキーワードにドイツのいろいろな都市に呼びかけ返事が来たのがフライブルクであったと松山市広報から聞きました。松山市は姉妹都市としては大変素晴らしい都市を選択したと思います。落ち着いた学術都市です。しかし、どちらにしても経緯を紹介するならもう少しクローズアップして欲しかったです。

市政番組ですが、松山市のアピール番組なのかフライブルクの観光ガイド番組なのかよく判らない番組であると思いつつ視聴しました。私も過去2度ドイツを訪問していて、とても興味深く見せていただきました。25年前からドイツの環境に対する対応と日本の対応の違いを強く感じていました。トラムひとつ取って見ても、ドイツは25年前から低床電車でした。お互いの都市の観光、交通、温泉、環境面を比べあう番組は良いと思います。俳句ですが、世界中で俳句が浸透するなか、松山城の俳句ポストをプレゼントして俳句の更なる発信に役立ち大変良かったと感じました。懐かしく見せていただいたし、少し考えさせられた番組でした。

 市政広報番組と理解はしていますが、それでも市長の露出が多すぎたのではないかと感じました。野志市長の場合は元アナウンサーでもあるのでしゃべりも上手いし内容も掴みやすい上に、今回は市長の訪問を舞台回しとして使っているのである程度の露出はしかたないと思いますが、もう少し要所に限れば良かったのではないかと思いました。それが第一印象でした。それと吹き替えの所ですが、うまい人もいましたが、若干棒読みになったり感情を入れすぎなのか、つまる印象を持ちました。もう少し流れる感じで聞き取りができれば良いと思いました。路面電車の件で、4路線で広範囲をカバーしているという説明がありましたが、それを言葉のみで流されても視聴者的にはイメージできないので、地図を入れるとか視聴者の理解を助ける工夫があったほうがよかったです。しかし、幅広い分野を単なる交流だけでなく政策があったり人・物があったり、歴史も紐解き多角的に捉えようとしていました。伝えようとする努力は見えた番組でした。

 内容的にはたくさんの情報を得られた番組でしたが、制作意図が誰の視点で作られた番組なのか判りづらかったです。具体的に言うと、市長の視点での喜びの意志表示であったり、ある時はアナウンサーが街の良さを褒め讃えるアナウンサーの視点であったり、またある時は街の人に対して質問もなく回答のみで市民の便利さを説明していました。これらからも判るように視点のばらつきがあり、感情移入がしにくく落ち着いてみる事が難し番組でした。例えば、アナウンサーが松山市民の観点を持って路面電車の違いをのべて視点の統一感をもち制作したほうが見やすかったのではないでしょうか。

 無計画に映像を積み重ねたような番組に見えました。これという明確なデータの表示もなく新鮮な驚きに繋がる情報の提供がなかったです。印象に残ったのは観光ガイド的な所と市長のアピールでした。音楽的なテーマですが、最初の導入の部分でどうして「椿姫」が流れたのでしょうか。「椿姫」の「乾杯の歌」でした。どうして「乾杯の歌」だったのでしょうか。ドイツにもたくさんオペラがあります。ドイツを訪問したのであればドイツの音楽を使って欲しいと思いました。残念です。また、松山市民の目線でフライブルクの人達の生活を映しだして欲しかったです。広報番組は誰が見てどんなことを感じるのかを考慮して制作して欲しいと思いました。それと同行した人達の様子や目的意識も番組の中で紹介して欲しかったです。音楽についてはクラシックを中心に番組を作っていこうと思いました。「椿姫」に関してはイントロ部分の音楽が画面にマッチしていたと思い何度か繰り返し使用し番組を制作していきました。音楽の編集の仕方に疑問を感じました。残念です。折角ドイツを紹介しているのですからドイツの曲を使ってあげて欲しかったです。作曲家はドイツ人を選んでいこうとしましたが、曲のイメージを映像にマッチさせていく上でドイツ以外の曲がたくさん登場しました。

25周年番組なので、現地フライブルクの放送局のスタッフも同行取材したのですか。それは何故かと言うと、フライブルク市側が制作した番組も見てみたいと思ったからです。松山市長の訪問の時はスタッフはいませんでした。現地のCATVスタッフが少しの間、同行しました。また、今度フライブルク市長が松山市においでになるときに、フライブルクのマスコミ陣が同行する予定です。そうですか、両市のマスコミのスタンスの違いを見ることになるのは興味深いですね。

広報番組なので,私には想像できない約束事、制約の多い番組づくりだったと察しています。見終わって、知識を得た実感と、気ぜわしい番組だったという実感が私の中で交錯しています。●いいなと思った点①フライブルクの気品のある美しい街の様子とマナー・エチケットのいい安心できる市であることが伝わってきた。②25年の年月が多くのエピソードを創り出し、フライブルクと松山市の建物と人、人と人の繫がってきた歴史の断層が垣間見えた。③朝市からトラム、交通、環境、健康、観光に繋ぐ流れが、特に良かった。●これはちょっとしんどいなと思った点 ① 全体的にナレーションが多すぎる。ミュンスター大聖堂は映像と音楽を少し落ち着いてその世界に浸りたかったが、ナレーションがバンバン入ってきて、さらにあっという間に次の情報(朝市)に移っていた。特に前半が盛り込み過ぎだと感じた。② 耳から入ってきて(テロップはなし)、視聴者が意味を解読するのに数秒では難しいと思われるナレーション中の言葉が、いくつもあった。例)ようしょうのち→要衝の地、ししょう→市章 じかだんぱん→直談判 りょうし→両市③ 堅すぎる表現が、ところどころ気になった。議会答弁のような格式張ったナレーションでは、聞く方も疲れる。例)△この番組は様々な角度から △総合的に改善する △方向性を同じにしています。△○○において △こうした取り組みにより④日本語の吹き替えの上手/下手の差がありすぎる。       上手→朝市の野菜を売っている女性の吹き替え    下手→温泉の支配人⑤ コメントの途中切りは避けてほしい。星野夫人のお話はステキだったが『・・・途切れずに続けてくれて(この後が切れている)』これらのことが気になりました。●最後に 野志市長は,社交的で、さすがにコメントの親和性が高く、抜群に話が上手いと思いました。(お世辞ではなく)取材の皆様、お疲れさまでした。

広報番組はいろんな意見を持った人が見るので多角的に考えて制作しなくてはなりません。そういう意味では難しいですね。フライブルクの環境問題では、原子力発電をどうするか。この前ポーランドに行った時も同じことを感じました。日本でチェルノブイリと同じことが起こったとみんな言っていました。このような環境問題こそ市の広報番組で語る必要があるのではないかと思います。無視できない問題だと思います。どうしてフライブルクと姉妹都市になったのかを広報番組であればあるほど出してもいいのではないかと思いました。市長の俳句という抽象的な言葉で終わりましたが、環境とか交通とか具体的な答えを用意して提示して欲しかったです。手話の付属的な放送はされましたか。いいえ、ありませんでした。では、通常の市政番組とは異なった放送の形態ですね。松山市にデジタル多チャンネルの活用を提案したらどうでしょうか。この番組はeatから制作提案をして、制作にかかった番組ですか。この番組は松山市から競争入札した広報番組です。また、番組の視点が定まっていないところやアフレコが未熟であるところなどご指摘の通りです。今後またこのような機会に恵まれましたら、今回の貴重なご意見を生かし制作していきます。

 

ページの先頭へ

Get Adobe Reader
PDFマークがついてるコンテンツはAdobe Acrobat Reader4.0以上が必要です
Get Adobe FlashPlayer
このサイトをご覧になるためにはAdobe Flash Player7以上が必要です