１７日夜に震度６弱の揺れに襲われた愛南町で、崩れた石垣の修復が２０日から始まりました。
作業が行われているのは「石垣の里」として知られる外泊地区で、地震により約１０ヵ所ほどの石垣が崩れていました。
修復初日となった２０日は住民とボランティアの計１５人ほどが力をあわせて、江戸時代から続くとされる伝統的な景色を元に戻すべく作業を進めました。
午後２時ごろには小雨も降りましたが集まった人たちは声をかけあい、石を一つひとつ手作業で積み直していました。
「外泊いしがき守ろう会」の吉田清一会長は「作業が進んで嬉しいです。修復完了までは１ヵ月かからないくらいかと思います」と話していました。
ウェザーニューズによりますと県内は２１日にかけて雨が降り、２０日の夜のはじめごろと２１日の午後に雨脚が強まる時間帯がありそうだということです。
南予では地震で地盤の緩んでいるところがあり、少しの雨でも土砂災害のリスクが高まるとして気象庁は南予で２１日にかけて大雨警報を発表される可能性が中程度あるとしています。
警報が発表された場合、土砂災害警戒区域に住む人や、そうしたエリアで復旧作業などにあたる人などは、危険な場所に近づかないようお願いします。