愛媛のニュース

2024年05月09日(木 ) 20:32

「ここの魚は日本一!」今治の魚を売り込む商談会【愛媛】

今治沖の激しい潮流の中で育つ魚を大手回転寿司チェーンに売り込む商談会が9日にありました。

県漁協宮窪支所が販路拡大を目指して初めて開き、「くら寿司」のバイヤーを実際に船に乗せて潮流の案内や漁の披露を行いました。

来島海峡は潮の流れの速さから日本三大急潮のひとつに数えられ、ここで育つ魚は地元漁師の自慢です。中でも天然マダイは身が引き締まり旨味が凝縮されていて、時速10kt(※ノット =時速約18km)といわれる潮流の速さにちなんで「10kt真鯛」としてブランド化されています。

バイヤーが見守る中、漁師たちが仕掛けていた網を上げると、中には「10kt真鯛」がたくさん!ほかにも、大きなイシダイなどが獲れていました。

【くら寿司 購買部天然魚担当バイヤー 大濱喬王さん】
「漁師さんがこだわりをもってしっかり漁業をされているなというのを間近で見られたので非常にいい日になりました」

【宮窪支所 關洋二運営委員長】
「ここの魚は日本一おいしいと私は感じとるけん、いろんな魚を今から使ってもらいたいです」

現在くら寿司では各地の旬の地魚をメニュー化する「くらの逸品」の一つとして、「10kt真鯛」を数量限定で提供しています。(販売は愛媛・広島・岡山にある計21店舗)

くら寿司では「今後も宮窪支所と協力しながらマダイ以外の地魚のメニュー化にも取り組みたい。また、こうした活動が漁業者の所得向上につながれば」としています。