宇和島市が建て替えを計画している市立伊達博物館について、反対する市民団体が県に請願書と署名を提出しました。

計画を見直すよう市への指導などを求めています。

老朽化が進む伊達博物館の建て替え計画を巡っては現時点での整備費が５０億円を超え、入札不調が続いていることから、さらに費用が膨らむ懸念があります。

市民団体は、これ以上整備費が増えると「宇和島市が財政破綻する可能性がある」などとし、市への指導や助言などを求める請願書と６４６０人分の署名を１２日、県の担当者に手渡しました。

この中では建て替えよりも４月の地震からの復旧支援などに予算を使うべきなどと主張しています。

請願書などを受け取った市町振興課は内容を精査し、対応を検討していきたいと説明しています。