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2024年06月12日(水 ) 18:01

物価高影響は三津浜花火大会にも…【愛媛】

松山の夏の風物詩・三津浜花火大会の開催に向けた募金が12日から始まりました。

物価高が影響を及ぼす中、今年はどうなりそうか取材しました。

毎年20万人以上が訪れる松山の夏の一大イベント「三津浜花火大会」今年は8月3日に予定されています。

例年1万発の花火を打ち上げ、大会規模は県内最大級を誇りますが、近年の物価高で困った状況が起きています。

【松山港まつり振興会 山内一典事務局長】「去年ぐらいから花火代、警備費、その他諸々の開催に必要な備品関係のレンタル料、そこらへんもかなり上がってきております」

運営費用はおととしまで3000万円台でしたが、物価高の影響で、去年は4000万円を突破。花火の数を例年より1000発少ない9000発に減らすなどして費用を抑えたといいます。

今年も経費を巡る状況は変わらず、4000万円台となる見込みです。

ただ今回は道後温泉本館改築130周年の記念大会ということで、主催団体の1つである松山市が負担金を例年より200万円あまり多く捻出することで、規模は例年並みに戻りそうだということです。

【山内一典事務局長】
「今年は道後温泉本館の改築記念ということで1万発になったんですが、来年以降はどうなるかわからない」

こうした中、12日から市役所本館など松山市内3カ所に募金箱が設置されました。

募金は7年前から毎年実施されていますが、例年4万円程度しか集まっていないということで、花火大会を主催する松山港まつり振興会では多くの支援を呼びかけるとともに、今後はクラウドファンディングなども検討したいとしています。