新居浜市の山間部で１１日、高校生たちが災害防止を目的にした側溝の掃除などのボランティアを行いました。
新居浜市の立川地区は、２００４年の台風２１号で土砂災害が発生し、その後、地元から要請を受けた新居浜工業高校が復興を手助けしました。
それ以降、出水期を前に毎年、災害の防止を目指して、側溝の掃除などのボランティア活動を続けています。
今年も１１日に１年生１６２人が立川地区を訪れ、かつて土砂崩れのあった周辺の市道２キロほどの区間を、クラスごとに分かれておよそ２時間作業しました。
生徒たちは道路沿いの側溝にたまった落ち葉や泥などをスコップで取り除いたり、道路脇に生えた雑草を切ってきれいにしました。
参加した生徒は「一人でも多くの命が助かるには、自分たちがボランティアを通して行動して、みんなが笑顔で暮らせている姿が見られたらいいなと思う」などと話していました。