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NEW 2024年08月02日(金 ) 18:10

土砂崩れ3週間 マンションで水道復旧【愛媛】

松山城の城山で土砂崩れが発生してから3週間。断水が続いていた現場近くのマンションではようやく水道が復旧しました。

土砂崩れが起こった近くのマンションでは貯水タンクが壊れたため、住民は敷地内に停められた給水車から水を汲む必要があり、住民はこれまで1日に何度も往復していました。

その後、新たな貯水タンクが設置され、水質検査でも問題がなかったため、2日午前からそれぞれの部屋に順次、水を通しています。

生活面で不自由はなくなったものの、崩れた斜面は目の前にあります。

【マンションの住民】
「まだ上に1500立方mから2000立方mぐらい土砂が残ってるいうから(大雨などの時には)マンションに向かって来るのではないか」

住民の不安解消に松山市はどう向き合うのか…。

市によりますと、野志克仁市長は1日、国土交通省を訪れ、土砂撤去に国の補助制度を適用させることや復旧作業の技術支援などを求める緊急要望書を斉藤鉄夫大臣に手渡したということです。

その際、斉藤大臣は「土砂の撤去など必要な協力や支援を行う」などと前向きな姿勢を示したとのことです。

ただ、市が行う土砂撤去の具体的なスケジュールはまだ決まっていないということです。