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NEW 2024年08月12日(月 ) 16:33

松山・城山の土砂災害 発生から1カ月 現場では土のうの設置工事完了【愛媛】

松山城の城山の斜面が崩れ、3人が亡くなった土砂災害から12日で1カ月です。
二次災害を防ぐ工事や原因究明は少しずつ進み、観光客も戻ってきていますが、完全復旧にはまだ時間がかかりそうです。
小規模な土砂の崩落や落石などを防ぐため県が斜面の下側で先月末から進めてきた、土のうの設置工事は10日に完了しました。
設置された土のうは高さ1メートル、重さおよそ2トンで490個、当初の予定よりも2日ほど早く終わりました。
ただ、対策は道半ばです。
斜面に雨水が浸み込むのを防ぐため松山市が進めている、保護シートの設置工事は残っていて、早くても8月26日まではかかる予定。いまも周辺の20世帯・33人に避難指示が出されたままです。
さらに県によると、斜面の中腹や上側も含めた本格的な工事も必要で、一通りの対応が完了するには1年半から2年ほどかかる見込みです。