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NEW 2024年08月20日(火 ) 17:51

県内初 愛媛県と市町連携の公営住宅が松山市に完成

県内で初めて県と市町が共同で建て替えした、新たな形の公営住宅が松山市に完成しました。
新たな公営住宅が建てられたのは、松山市の北条地区です。
人口減少が進んでいる松山市の北条地区には県営と市営の住宅が合わせて6棟ありましたが、いずれも築50年を超えていて、老朽化のため建て替えが急務になっていました。
そこで県と松山市は、建て替えにかかる総事業費を減らし、完成後の管理費も削減しようと、共同で公営住宅を建て替えて運営する方針を決め、おととしから工事を進めていました。
今回完成した公営住宅は第1期工事分の1号棟で、鉄筋コンクリート造の8階建て、総戸数は62戸となっています。
間取りは単身用の1DKから家族で住める3DKまであり、建て替え前の入居者を優先しながら、9月末から順次入居が可能となります。
愛媛県建築住宅課の職員は「これを一つのモデルケースとして、県営住宅がある地元の市町さんに照会をかけて、もし同じような建て替えのタイミングで機運が高まっていれば、協議検討することとしています」などと話していました。なお県と松山市は2026年度までに、敷地内にもう1棟共同で公営住宅を建てる計画です。